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link hamlife.jp hamlife.jp (2025/11/3 18:35:32)

feed <総務省の最新データベース>無線局等情報検索(11月3日時点)、アマチュア局は1週間で191局(約27局/日)減少して「336,031局」 (2025/11/3 12:25:08)

免許情報について、コールサインなどから検索できる総務省のデータベース「無線局等情報検索」によると、2025年11月3日時点で、アマチュア局は「336,031局」の免許情報が登録されていた。前回紹介した2025年10月27日の登録数「336,222局」から、1週間で191局ほど減少している。なお、アマチュア局に関しては、いわゆる「アマチュア無線の制度改革」により、電波法施行規則等の一部を改正する省令や関係告示などで2023年9月25日から施行されたルールに則り、免許状に記載される周波数等(電波の型式、周波数及び空中線電力)は、アマチュア無線技士の資格別に対応した「一括表示記号」が導入されている( 2023年3月22日記事 )。

 

 

 

 総務省が提供する「無線局等情報検索」では、アマチュア局以外に、パーソナル無線、簡易無線、放送局など、さまざまな無線局の免許データが検索できる。2019年1月7日から同サービスのWebデザインを含めて仕様変更が行われ、ほぼリアルタイムで無線局データが確認できるようになった。

 

 その後、2020年3月16日夜の更新を最後に4月15日まで、1か月間にわたるメンテナンス作業が行われた。電波法施行規則の一部改正に合わせて“免許状記載事項等が不公表となっている公共業務用無線局等(警察、消防ほか)”の一部データを反映するための改修だったようだ( 2020年4月15日記事 )。

 

 さらに、2024年12月28日から2025年1月6日まで、年末年始に行われたサイトリニューアル(システム停止)で、メニューなどのデザインが大きく変わった。

 

 今回、2025年11月3日時点で、同じコールサインでも「移動しない局」「移動する局」など、それぞれ無線局免許が分かれている場合を含め、アマチュア局として「336,031局」の免許状情報が登録されていた。前回、2025年10月27日時点のアマチュア局の登録数は「336,222局」だったので、1週間で登録数が191局ほど減少した。

 

 

サイトリニューアルによりメニューページのデザインが大きくかわった総務省のデータベース「無線局等情報検索」

「種類で探す」→「アマチュア局」をクリックすると、ご覧のメニューが表示され、日本国内のアマチュア局について、コールサインなどから許可されている電波の型式、周波数、空中線電力といった免許情報が検索できる

2023年9月25日から施行されたルールに則り、免許状に記載される周波数等(電波の型式、周波数及び空中線電力)は、アマチュア無線技士の資格別に対応した「一括表示記号」が導入され、例えば一般社団法人 日本アマチュア無線の中央局「JA1RL」で検索すると、「移動しない局」の「電波の型式、周波数及び空中線電力」は一括表示記号の「1AF」に(左)、移動する局の「電波の型式、周波数及び空中線電力」は「1AM」となった(赤枠はhamlife.jpが記入)

以前の表記を見ると、「移動しない局」(左)と「移動する局」(右)の2つの免許状情報それぞれ、周波数帯ごとに許可されている空中戦電力(出力)が表記されていた

 

 

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【速報】<画像公開>無線局の「電子免許状」きょう10月1日からスタート!

 

<官報号外で公布、4月15日から施行>電波法施行規則を一部改正、公共業務用無線局等(警察や消防などの一部)の“公表制度の見直し”を反映

 

<hamlife.jpスタッフの雑記>「令和」の無線局免許状を総合通信局で受け取ってきた

 

 

 

●関連リンク:
・総務省電波利用ホームページ 無線局等情報検索
・総務省 周波数等の一括表示記号
・アマチュア局34万局割れ(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・全局の、周波数等の一括表示記号(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・総務省 許認可等の有効期間の延長等が認められる場合があります
・総務省 特定非常災害特別措置法の概要(PDF形式)

 

 

 

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feed <「全国一斉緊急地震速報訓練(Jアラート)」と「大阪880万人訓練」に合わせて>Team7043、11月5日(水)10時からアマチュア無線で全国規模の通信訓練を実施 (2025/11/3 12:05:33)

法律で認められているアマチュア無線の目的外通信の1つ“非常通信”のための訓練という位置づけで、全国アマチュア無線非常通信ボランティア団体「Team7043」では、2025年11月5日(水)10時から2時間の予定で実施される「全国一斉緊急地震速報訓練(Jアラート)」と、同日時に行われる「令和7年度(第14回)大阪880万人訓練」に合わせて全国規模のアマチュア無線による通信訓練を7MHz帯と430MHz帯で実施する。訓練はロールコール形式で、交信はキー局と「RS+QTH(JCC/JCG)+OP名+(GL任意)」のリポート交換。QSLカードはJARL経由(1Way)で発行する。

 

 

気象庁が実施する「全国一斉緊急地震速報訓練(Jアラート)」リーフレット

大阪府が中心となり実施する「令和7年度大阪880万人訓練」リーフレット

 

 

「11月5日」は「津波防災の日」「世界津波の日」としてさまざまな防災に関するイベントが行われているが、今年はそれに合わせて、気象庁が発信する地震速報に限定した年2回の「全国一斉緊急地震速報訓練」と、大阪府が中心となり、府民の防災意識を高め災害時における身を守る行動や災害時の備えについての確認などを目的に、毎年実施されている「大阪880万人訓練」が実施される。

 

 

 Team7043による非常通信訓の概要は以下のとおり。

 

 

 

●10時サイレンを聞いて確認後から周波数を確保しての運用となります。

 

★呼びかけ方法: CQ訓練、CQ訓練と言ってCQを出します。
①10:05J—11:30J 7.123MHz+- Key JF3YYE(Op JH3DMQ)
※多数から呼びかけの場合はエリア指定します。
※QRP運用局&赤十字無線奉仕団&防災系の通信団体局を優先
②13:00J—13:30J 439.34MHz FM JR3WA
③13:30J—14:00J 439.11MHz FM JR3VK
④13:00J—14:00J D-Star コールサイン指定 JF3YYE もしくは平野430
※ただし、Key局は単独のために上記周波数で交信の際は呼ばれても交信できません。ご容赦願います。
※QSLについては、JARL会員局 1WAY 紙QSL
※JARL非会員局については、JH3DMQ宛にメールにて交信情報を書いて送ってくだされば、内容を照合して確認がとれば画像、もしくはPDFファイルを添付は可能。
※SWLレポートを送ってくださった局は、交信ログ公開時に公開も可能。Key JF3YYEが誰と交信したか?何時ごろ?周波数&モードは?などを書いてメールにてお知らせください。
※メールアドレス:jh3dmqアットマークjarl.com (アットマークを@に変更)
件名「2025/11/05 通信訓練交信」、もしくは「SWLレポート」。

 

 

 

「Jアラート(全国瞬時警報システム)」の伝達の流れ(イメージ)

11月5日(水)に実施される全国一斉緊急地震速報訓練で配信予定の「緊急地震速報による強い揺れの地域と震源要素」

毎年11月5日は「津波防災の日」「世界津波の日」

 

 

 

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<ボランティアという位置づけだが、免許人が状況に応じて柔軟に>総務省、「アマチュア局による非常通信の考え方」を公表

 

 

 

 

●関連リンク:
・11月5日の通信訓練情報(Team7043)
・総務省 令和7年11月5日(水)に緊急地震速報の訓練を行います-訓練参加機関をお知らせします(PDF形式)
・緊急地震速報の訓練(気象庁)
・令和7年11月5日(水)に配信する訓練用の緊急地震速報による強い揺れの地域と震源要素(PDF形式)
・令和7年度大阪880万人訓練について(大阪府)
・津波防災特設サイト(内閣府)
・Team7043

 

 

 

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feed <ハムハムイングリッシュ>ハムのラジオ、第670回放送をポッドキャストで公開 (2025/11/3 9:00:59)

「毎週、アマチュア無線を肴に、おかしく楽しく、そして深く、時には涙を、 時には役立つ話題をお送りしたいと思います。多彩なゲストをお迎えし、楽しく語って行きたいと思います。乞うご期待!」というハムのラジオ。2013年1月6日からインターネットでコンテンツの公開を行い、同年10月から2018年12月末までは茨城県水戸市の「FMぱるるん」で放送。2019年1月からは再びインターネット配信に戻っていたが、同年6月から毎週日曜日21時に千葉県成田市の「ラジオ成田」で地上波放送が再開、2020年4月からは再放送も始まった(現在は毎週水曜日の24時から再放送中)。また2023年10月からは兵庫県丹波市の「805たんば」でも放送開始し現在は毎週月曜日の12時から1日遅れでオンエアしている。

 

 

 2025年11月2日(第670回)の放送の特集は、リスナーに英語に親しんでもらう企画「ハムハムイングリッシュ」の11月号。今回はARRL Contest Update と ARRL Letterからピックアップした3つの話題を英語で紹介している。

 

 公開されたポッドキャスト音声は約46分。聴取は下記関連リンクから。Web上のほかiTunesかSticherのリンクからも聴くことができる。

 

 

 

●関連リンク: ハムのラジオ第670回の配信です

 

 

 

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feed <2,900名のアマチュア無線家が参加!>10月26日に名古屋市で開催「第57回東海ハムの祭典」を80枚以上の写真でリポート (2025/11/3 7:30:33)

2025年10月26日(日)、名古屋市昭和区の岡谷鋼機名古屋公会堂(名古屋市公会堂)で「第57回東海ハムの祭典」(主催:東海ハムの祭典実行委員会、共催:JARL東海地方本部、JARL静岡・岐阜・愛知・三重県支部、JARL愛知県支部大会併催)が開催され、小雨模様の天気の中、主催者発表で昨年よりも100名多い2,900名が参加した。その模様をhamlife.jpスタッフが撮影した80枚以上の写真で紹介していこう。
(取材協力:東海ハムの祭典実行委員会)

 

 

開会セレモニーのテープカット

大ホールで行われた式典の模様

 

 

「東海ハムの祭典」は毎年秋に開かれている2エリア最大のアマチュア無線イベントで、その歴史は東京の「ハムフェア(アマチュア無線フェスティバル)」よりも古く、今年で57回目の開催となった。会場は第1回から利用している名古屋市公会堂で、1階から4階まですべてのホール、集会室などを使用する規模の大きなイベントだ。

 

会場の岡谷鋼機名古屋公会堂(名古屋市公会堂)

あいにくの天気だったが、朝早くから次々に参加者が集まってきた

 

 今年の名古屋市は前夜遅くから雨に見舞われ、当日も小雨が降るあいにくの空模様となったが、昨年よりも100人多い2,900名が参加し盛り上がりを見せた。

 

開場直後の入口付近

4階小ホールの賑わい

 

 東海ハムの祭典実行委員会は閉会後、公式サイトに「第57回東海ハムの祭典は、天候はイマイチでしたが無事終了いたしました。参加者数は2,900名(実行委員会発表)でした。多くの皆さまにご来場いただき、ありがとうございました。当日の様子は後日ダイジェスト動画でごらんいただく予定です。ネットワーク不安定等により、オンライン配信の多くの部分で支障が発生しました。ご期待に応えられない部分があった点をおわびいたします」「次回、第58回東海ハムの祭典は、2026年9月27日(日)に、岡谷鋼機名古屋公会堂で開催されます。会場で再びお会いしましょう」と謝辞を掲載した。

 

1階 総合案内担当の皆さん

1階 JARLデスク担当の皆さん

1階 抽選券提出コーナーの皆さん

 

 では、hamlife.jpが取材・撮影した写真で同イベントの模様を紹介していこう。

 

 

◆講演・ミニコンサートなど

 

「届け!若人の声サミット」の模様

総務省東海総合通信局の講演「無線局免許状の電子化について」

アイコムの講演「大人気HF機がさらに進化 新製品IC-7300MK2のご紹介」

日本クラウンアーティスト 渡部まいこ(JJ0SDQ)のミニコンサート

歌手 Masaco(JH1CBX)のミニコンサート

シャンソン歌手 青木小夜子(JJ3WWS)のミニコンサート

 

 

◆式典と表彰式ほか

 

木村時政 東海ハムの祭典実行委員長、JARL副会長、東海地方本部長(JA2HDE)の挨拶

森田耕司JARL会長(JA5SUD)の挨拶

種村一郎JARD会長(JG2GFX)の挨拶

式典の来賓席

式典の主催関係者席

第65回東海QSOコンテスト表彰式(東海総合通信局長受賞者)。中央は今年7月1日に総務省東海総合通信局長として着任した磯 寿生氏

第65回東海QSOコンテスト表彰式(中日新聞社賞受賞者)

第65回東海QSOコンテスト表彰式(東海地方本部長賞受賞者)

第65回東海QSOコンテスト表彰式(東海地方本部長賞受賞者 続き)

お楽しみ抽選会の模様

1階ホール席で抽選を見守る来場者

 

 

 この記事は3ページ構成です。 主要企画と展示、メーカーブースなどは 次ページ で紹介!

 

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feed アマチュア無線機を改造して不法CB無線の電波を出すなど、悪質な電波法違反行為に関心が集まる--10月26日(日)~11月1日(土)まで先週の記事アクセスランキングTop10 (2025/11/2 9:30:35)

先週のアクセスランキング1位は「<アマチュア無線機を改造して法定の除外事由がない電波を発射>関東総合通信局、第四級アマチュア無線技士(57歳)に対して35日間の行政処分」。hamlife.jpが取材したところ、今回処分を受けた無線従事者は、アマチュア局の免許が切れた状態のアマチュア無線機を改造して、不法市民ラジオ(不法CB無線)の電波を発射していた悪質な行為だったことが判明した。このほか、4位や9位にも電波法違反関連の記事がランクインするなど、電波法違反に関する記事に関心が集った。

 

 

全国で電波法違反行為が見つかり、各地の総合通信局から摘発や行政処分の報道発表が行われている

 

●【電波法80条報告書ひな形付き】総合通信局へ“違法運用”を通報するための「報告書」の書き方から提出先まで

 

 

 

 

 続く2位は、株式会社JVCケンウッドから、400MHz帯の特定小電力トランシーバーに対応した中継器「UBZ-R51」が登場したという新製品ニュース。本製品はLAN接続に対応し、最大6台をLANケーブルで接続して広範囲の中継が可能となる。同社は「LAN接続対応によりトランシーバーの通信距離を拡張、多層階ビルや大型施設における中継が可能」と案内している。さらに、中継器だけでなく、平置きにして基地局としての運用もできる。ディスプレイには視認性が高いフルドット液晶画面の採用や、LAN接続時にパソコン画面で一括入力による設定が可能なども特徴だ。価格はオープンだが市場推定価格(税込)6万円前後。

 

 

特定小電力トランシーバー用中継器「UBZ-R51」

 

 

 

 3位は、総務省総合通信基盤局が定期的に実施している、電波法に定める“発射する電波が著しく微弱の基準内にある”として、ネット通販などで安価に市販されているトランシーバーやドローン、ワイヤレスマイクなどの無線設備を購入して、実際の電波の強さを測定した「令和7年度無線設備試買テスト中間報告(第1次)」の情報。今回の発表では、測定した58機種(1機種につき2台ずつ)で、「著しく微弱な無線局」の基準を超えた電波を発射することがわかった。電波法令の手続きなくそのまま使用すると、電波法違反による拘禁刑(1年以下の拘禁刑又は100万円以下の罰金)の対象となる。

 

 

総務省総合通信基盤局が「令和7年度無線設備試買テスト中間結果報告(第7次)」を公表。ネット通販などを通じて安価で手に入る、トランシーバーやラジコン、ドローンなど、XX機種の無線設備で、そのまま使用すると電波法違反となるので注意が必要だ

 

 

 

 5位は、2025年10月24日(金)に発売された「ラジオライフ」2025年12月号の新刊情報。昨今の出版業界を取り巻く厳しい状況から、このほど隔月刊誌としての再出発(リニューアル)を決断。今号をもって、1981年から44年間続いてきた同誌の月刊発行が最後となり、今後は 偶数月に刊行されることになった。昨今の読者ニーズの多様化と、コンテンツ品質のさらなる向上のためだとしている。ラジオライフ編集部は公式Xアカウントで「今後も生き残っていくために、総合的に判断した結果です」と説明している。なお、今号の第3特集では「BC160J-WED完全ガイド」、別冊付録「ラジオライフ All Time Best」が付いて価格は1,100円(税込み)。

 

 

月刊発行の最終号となった「ラジオライフ」2025年12月号表紙

 

 

 

 

 6位は、米国・トランプ大統領の来日にともない、10月26日(日)から30日(木)までの5日間にわたり、総務省関東総合通信局が「重要無線通信妨害対策実施本部」を設置し、重要無線通信に対する混信や電波妨害の発生に備えて、24時間体制で電波監視にあたるという話題。今回の“電波監視”は、アマチュア無線などを含めた不法無線局対策ではなく、警察や消防、航空管制、携帯電話など、国家的行事また要人の訪日時における文字通り“重要無線通信に対する”もので、とくに対象者がトランプ大統領だけに、警察が最高レベルの警戒態勢をとるなか、電波によるテロ行為などを未然に防ぐための監視が24時間行われたと推測できる。

 

 

(イメージです)

 

 

※タイトルをクリックすると該当記事にジャンプします。

 

 

1)<アマチュア無線機を改造して法定の除外事由がない電波を発射>関東総合通信局、第四級アマチュア無線技士(57歳)に対して35日間の行政処分

 

2)<LAN接続に対応、平置きで基地局としての運用も可能>JVCケンウッド、特定小電力中継器「UBZ-R51」を新発売

 

3)<58機種が基準を満たさず、そのまま使用すると電波法違反>総務省、著しく微弱な電波の許容値測定「令和7年度無線設備試買テスト中間報告(第1次)」を公表

 

4)<免許を受けていないアマチュア無線機を使って不法無線局を開設>東北総合通信局、3アマや4アマの資格を持つ無線従事者2人(72歳と48歳)に対して42日間の行政処分

 

5)<寂しさがつのる…これが月刊発行の最終号>三才ブックスが「ラジオライフ」2025年12月号を刊行

 

6)<米国トランプ大統領が来日、24時間体制で電波監視を強化>関東総合通信局、10月26日(日)から30日(木)まで「重要無線通信妨害対策実施本部」を設置

 

7)<ネット全盛の時代に存在意義を伝えられるのか>産経ニュース、「アマチュア無線100周年へ 体験運用で敷居低く、趣味から社会貢献まで活用の場広がる」と題した記事を掲載

 

8)<総務省告示に準拠>JARL、「アマチュアバンドプラン」を改正し(2025年7月17日施行)PDF版を公開

 

9)<函館方面函館中央警察署と共同で取り締まり>北海道総合通信局、免許を受けずにアマチュア無線機を設置して不法に無線局を開設した電波法違反の疑いで男(55歳)を摘発

 

10)【ハムフェア2025】<「参加者向け」と「参加されなかった方向け」に分けて実施>実行委員会がハムフェア2025アンケートの集計結果(回答数は373)を公表

 

 

 

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feed 1エリア(関東管内)で10月に入って5回目の更新--2025年11月1日時点における国内アマチュア無線局のコールサイン発給状況 (2025/11/1 9:30:34)

日本における、2025年11月1日時点の「アマチュア無線局のコールサイン発給状況」をまとめた。1エリア(関東管内)の関東総合通信局から、10月に入って5回目の更新発表があった。

 

 

 

 各総合通信局および沖縄総合通信事務所が公表している、コールサインの発給状況は下表の通り。

 

 

 

 

 ところでアマチュア局のプリフィックスの割当ての順番に触れておこう。まず1エリア(関東管内)を例に取ってみると、最初はJA1 → JH1 → JR1 → JE1 → JF1 → JG1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JS1と一度目の発給が行われた。

 

 その後JE1からプリフィックスのアルファベット順での空きコールサインの再割り当てが行われ、JE1 → JF1 → JG1 → JH1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JR1 → JS1と進んだ。

 

 さらにその後、数字の7で始まる7K1 → 7L1 → 7M1 → 7N1 → 7K2 → 7L2 → 7M2 → 7N2 → 7K3 → 7L3 → 7M3 → 7N3 → 7K4 → 7L4 → 7M4 → 7N4の発給が行われ、その後にJA1 → JE1 → JF1 → JG1 → JH1 →JI1 → JJ1 → JK1→JL1と2度目の再割り当てが進行している。

 

 また2エリア(東海管内)と3エリア(近畿管内)も、関東の1回目の再割り当てと同様に「JS2(JS3)終了後に、JE2(JE3)からプリフィックスのアルファベット順」で再割り当てが進行している。

 

 しかし6エリア(九州管内)は、JQ6までの発給が終了後(JS6は沖縄に割り当て)、JA6から、プリフィックスのアルファベット順での再割り当てが行われている。

 

 このあたりの経緯と詳細は、日本におけるコールサイン研究の第一人者、JJ1WTL・本林氏のWebサイトが詳しい。

 

 

 

 

↓この記事もチェック!

 

<0エリア(信越管内)で「JJ0」のプリフィックスの割り当てが終了>令和7(2025)年1月24日発給分(免許の年月日)で「JK0AAA」から「JK0AAC」までの3局を確認

 

【追記:三巡目の「JL1AAA」発給】<「令和6(2024)年3月21日付」の発給から>1エリア(関東管内)、「JK」のプリフィックスが終了し「JL1AAY(三巡目)」からの割り当て開始が判明

 

<総務省のデータベース「無線局等情報検索」で判明>7エリア(東北管内)、令和3(2021)年1月28日付で「JQ7AAA」を発給

 

<令和3(2021)年1月20日発給分から>6エリア(九州管内)、「JE6」のプリフィックスが終了し「JF6AAA(二巡目)」からの割り当て開始

 

 

 

●関連リンク:
・総務省電波利用ホームページ 無線局等情報検索
・JL1の再々割り当てに突入(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)

 

 

 

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feed <今年も開催!新製品「IC-7300MK2」展示と技術講演ほか>アイコム、11月29日(土)に東京都墨田区で「アイコムフェア in 東京両国」を開催 (2025/11/1 7:30:29)

アイコム株式会社は2025年11月29日(土)に東京都墨田区(JR両国駅前)の両国ステーションロハスビル3階会議室で、今年の「アイコムフェア in 東京両国」を開催する。8月の「ハムフェア2025」会場で発表され、まもなく発売がスタートするHF/50MHz帯コンパクト機「IC-7300MK2」の展示と技術講演や、広帯域受信機「IC-R15」に関する技術講演などが行われる。さらにFMぱるるんがIC-905を使ったATV交信のデモンストレーションとラジオ番組の公開収録を行うほか、第一電波工業とコメットが各種アンテナの展示とプレゼンテーションを行う予定だ。入場無料で事前申し込みは不要。来場しアンケートを記入した先着200名にオリジナルグッズのプレゼントがある。

 

 

 

 

 アイコムは昨年、JR総武線「両国」駅近くの貸会議室(両国ステーション ロハスビル)で「アイコムフェア in 東京両国」を初開催し好評を得た。そのため今年も11月29日(土)に同じ会場でイベントを開くことになった。

 

 同社は2013年と2015年、さらに2022~2024年の計5回、11月下旬から12月頃に奈良市の「アイコムならやま研究所」で大規模な自社イベントを行ってきたが、今年は開催が告知されていない。この東京・両国のイベントが新製品「IC-7300MK2」の最新情報などに触れる貴重な機会になるかもしれない。秋葉原からJR総武緩行線で2駅という交通至便な場所なので足を運んではいかがだろうか。

 

会場の「両国ステーションロハスビル」

昨年の「アイコムフェアin東京両国」会場内風景

 

 

 以下、アイコムが10月31日に発表した内容から抜粋で紹介する。

 


 

「アイコムフェア in 東京両国」開催概要

 

 2025年11月29日(土)、両国ステーションロハスビルで「アイコムフェア in 東京両国」を開催します。

 

 新製品IC-7300MK2をはじめ、IC-7760やIC-905XG、IC-705、IC-9700など、話題の無線機を実働展示。ID-52PLUSやID-50など、人気ハンディも実際に手に取ってお確かめいただけます。そのほか、ビジネスで活躍するIP無線機やWi-Fiトランシーバーなど、多彩な無線機をご紹介します。

 

 また、D-STARのサポートコーナーも設けています。新機能の活用や目前に迫るD-STAR QSO PARTY 2025の準備にもお役立てください。さらに、技術講演「IC-7300MK2の魅力」「IC-R15でエアーバンドを楽しもう」を実施します。ぜひ、ご参加ください。

 

◆日時: 2025年11月29日(土)10:00~16:00

 

◆場所: 両国ステーションロハスビル 3F会議室
 (東京都墨田区横網1-2-28)
  https://www.instabase.jp/space/9321185836

 

◆アクセス:
 JR総武緩行線「両国」駅(※秋葉原駅より2駅)下車、西口より徒歩1分

 

◆主催: アイコム株式会社

 

◆共催: 第一電波工業株式会社、コメット株式会社、FMぱるるん、MUSENモール

 

◆入場: 無料、事前申し込み不要

 

◆展示/サポート:
・アマチュア無線機器の実働展示
・IC-7300MK2 CWデコード機能体験コーナー
・IP無線機 / Wi-Fiトランシーバー展示
・各種アンテナ&周辺機器展示
・D-STARサポート
・JARL転送QSLカード受付(コールサイン規定順に整理されている物のみ受付)
・MUSENモール オリジナルグッズ&掘り出し品販売
・FMぱるるん 展示+公開収録
・アンケート記入でオリジナルグッズプレゼント(先着200名様)

 

技術講演:
・IC-7300MK2の魅力
・IC-R15でエアーバンドを楽しもう
・大阪・関西万博で実力発揮。ICOMリモート技術紹介

 

◆タイムスケジュール (予定):
・10:00 開場
・10:30 講演「IC-7300MK2の魅力」1回目(約30分)
・11:30 講演「IC-R15でエアーバンドを楽しもう」(約30分)
・12:00 共催4社特別プレゼンテーション(約50分)
・13:00 講演「IC-7300MK2の魅力」2回目(約30分)
・14:00 講演「大阪・関西万博で実力発揮。ICOMリモート技術紹介」(約15分)
・16:00 クローズ

 


 

 

 なお関係者によると「FMぱるるん」は、会場でIC-905を使ったATV送受信のデモンストレーションを行うほか、ラジオ番組の公開収録を計画している。

 

昨年のFMぱるるんの展示

 

 

 詳細は下記関連リンク参照。

 

 

 

●関連リンク: アイコムフェア in 東京両国を開催します(アイコム)

 

 

 

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feed <58機種が基準を満たさず、そのまま使用すると電波法違反>総務省、著しく微弱な電波の許容値測定「令和7年度無線設備試買テスト中間報告(第1次)」を公表 (2025/10/31 18:00:36)

総務省総合通信基盤局は、電波法に定める“発射する電波が著しく微弱の基準内にある”として、ネット通販などで安価に市販されているトランシーバーやドローン、ワイヤレスマイクなどの無線設備を購入して、実際の電波の強さを測定した結果を定期的に実施している。この度、「令和7年度無線設備試買テスト中間報告(第1次)」が2025年10月31日に公表された。測定した58機種(1機種につき2台ずつ)で、「著しく微弱な無線局」の基準を超えた電波を発射することがわかった。電波法令の手続きなくそのまま使用すると、電波法違反による拘禁刑(1年以下の拘禁刑又は100万円以下の罰金)の対象となる。

 

 

総務省総合通信基盤局が「令和7年度無線設備試買テスト中間結果報告(第7次)」を公表。ネット通販などを通じて安価で手に入る、トランシーバーやラジコン、ドローンなど、58機種の無線設備で、そのまま使用すると電波法違反となるので注意が必要だ

 

 

 電波法で定める無線局の免許が不要となる「発射する電波が著しく微弱な無線局」の許容値は、ほかの無線通信に有害な混信を与えないよう、雑音電波と物理的に同等、またはそれ以下となるような値として設定している。

 

 著しく微弱の基準内であれば無線局の免許は必要ないが、許容値を超えている場合は無線局の免許が必要となる。とは言え、いわゆる「新スプリアス規格に対応していない無線設備」の中には、ネット通販などで格安で購入できるトランシーバーなども少なくない。

 

 総務省では、免許を必要としない微弱の基準内にあるとして販売されている無線設備を定期的に購入して、電波の強さの測定を行う「無線設備試買テスト」を実施しているが、今回、基準の許容値を超えることが明らかな無線設備に関する情報として「令和7年度無線設備試買テスト中間報告(第1次)」を公表した。

 

 当然のことだが、購入してそのまま使えば電波法違反となってしまうため、注意が必要となる。

 

 

購入した無線設備について「令和7年度無線設備試買テスト中間報告(第1次)の結果」としてまとめられたグラフから、基準値を大きく超えていることがわかる

安価で売られているおもちゃのトランシーバー。実際に電波を発射すると、電波法の基準を著しく満たしていないことが判明した(総務省報道資料から一部抜粋

 

 

 なお「電波法第3章に規定する技術基準に適合しない無線設備」も公表しているが(記事下の「関連リンク」参照)、これは電波の周波数の偏差及び幅、高調波の強度といった「電波の質」が電波法の基準に合致していないものを指し、いわゆる「新スプリアス規格に対応していない無線設備」もこれに該当する。

 

 

市場から購入した無線設備を1機種につき2台ずつ測定した結果、令和7年度は現時点(第1次)で58機種が基準を満たしておらす「著しく微弱」の許容値を超えることがわかった。記事下の「関連リンク」からPDFファイルを開き、整理番号をクリックすると該当の無線設備画像が表示される(総務省報道資料から一部抜粋)

 

 

●関連リンク:
・総務省 令和7年度無線設備試買テスト中間報告(第1次)の公表
・総務省 令和7年度無線設備試買テスト中間報告(第1次)概要(PDF形式)
・総務省 電波法に基づく免許等が必要な無線設備(令和7年度第1次掲載分/PDF形式)
・総務省 無線設備試買テストの結果について
総務省 微弱無線局の規定
・総務省 電波法第3章に規定する技術基準に適合しない無線設備
・総務省 技術基準不適合無線機器の流通抑止のためのガイドライン(PDF形式)
・総務省 微弱無線適合証明(ELPマーク、性能証明ラベル/PDF形式)

 

 

 

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feed <参加社団局いくつと交信できるかチャレンジしよう>11月3日(月・祝)、親交のある職域クラブ(11局)による「第18回 職域クラブ一斉運用」開催 (2025/10/31 12:25:55)

今回で18回を数える、関東地方を中心とした企業などの職場で結成されたアマチュア無線クラブ(職域クラブ)の一斉運用が、2025年11月3日(月・祝)に行われる。毎年、この時期に声を掛け合って実施される“職域クラブ一斉運用の日”として、日ごろアクティビティーの低い社団局もオンエアーする特別な日だ。主催者は「業務多忙な日常のなかで、細々となりがちな企業内無線部だが、その健在ぶりを垣間見ることができる一日となるだろう。いくつの職域クラブと交信できるか、チャレンジされてはいかがだろうか」と呼びかけている。

 

 

 

 毎年、この時期に開催される「職域クラブ一斉運用(以前は「職域クラブ一斉移動運用」と呼称)」。当初は親交のある職域クラブ局(会社などの職場で結成された社団局)メンバーが合同で移動運用を行うスタイルだったが、回を重ねるごとに参加するメンバー局が多くなり、現在のようなそれぞれの移動場所、常置場所で運用するスタイルとなった。

 

 18回目となる今年は、2025年11月3日(月・祝)の開催で、11局が参加を表明している。今回、新たに「全国金融機関アマチュア無線クラブ(JS1YON)」が参加することとなり、職域クラブ間の交流の広がりを見せている。

 

 運用時間は9時~15時ごろを予定。7MHz帯や430MHz帯などを中心に、職域クラブ局のコールサインが聞けるはずだ。なかには、国内コンテストに参戦し、上位入賞を狙う社団局もいるかもしれない。

 

 

●「第18回 職域クラブ一斉運用」概要

 

日時: 2025年1月3日(月・祝)9:00~15:00ごろ
周波数: 7MHz帯や430MHz帯ほか
参加局: 下記の11局が運用表明
※常置場所から参加する場合もある。
※社団局の以外でも構成員が個人局で参加する場合もある。
※参加局の変更や天候などによる中止もある。

 

・沖電気本社AMC/OKIクロステックAMC(JA1YFP/JK1YMG)
 >栃木県小山市

 

・ケンウッドAMC(JA1YKX) 
 >神奈川県足柄下郡湯河原町

 

・東芝AMC(JA1YTS)
 >茨城県石岡市

 

・東芝府中AMC(JA1YVT)
 >東京都西多摩郡日の出町

 

・ソニー厚木AMC(JA1ZVZ)
 >静岡県賀茂郡河津町

 

・アンリツ厚木AMC(JE1YEM)
 >伊豆箱根足柄界隈

 

・東芝深谷AMC(JE1YKY)
 >埼玉県秩父郡東秩父村

 

・東京朝日AMC(JR1YJT)
 >神奈川県駿東郡小山町

 

・NEC玉川AMC(JR1ZTI)
 >神奈川県川崎市多摩区(構成員個人局で各地から運用)

 

・全国金融機関AMC(JS1YON)
 >埼玉県志木市

 

 

 

●関連リンク:
・JARL登録クラブとは?(JARL Web)
・JARL登録クラブ ※職域クラブは都道府県別の番号の後に「3」が付く(JARL Web)
・職域クラブ一斉運用の日(予告)(JA1PTKの気ままなブログ)

 

 

 

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feed <1985年の運用開始から40周年を迎えて>宮崎大学無線部(JA6YBR)、50MHzビーコン「JA6YBR/b」の利用状況やビーコンの意義など11月30日(日)までWebアンケート実施 (2025/10/31 12:05:10)

今年(2025年)11月3日(月・祝)に40周年を迎える50MHzビーコン「JA6YBR/b」。1985年に「宮崎大学無線部(JA6YBR)」が開設し、24時間、365日、50.017MHzでCWビーコンを出し続け、6mバンドのコンディションを知るうえで、国内外の6mマンにとって貴重な存在になっている。四六時中電波を発射し続ける苦労の連続で、ときには自然災害などで長期間停波した時期もあった。今回、同無線部では、日ごろビーコンを利用しているユーザーや、関心を持つすべての方々に対して、広く今後のビーコン運用のあり方からアマチュア無線におけるビーコンの意義についてなどの意見を募るWebアンケートを11月30日(日)まで実施。率直な声を寄せてほしいと呼びかけている。(画像提供:JA6YBR)

 

 

 

 

 今回、「宮崎大学無線部(JA6YBR)」のOBで、ビーコン設置・運用に尽力している木下氏(JF6DEA)から、50MHzビーコン「JA6YBR/b 」のヒストリーなどが届いたので紹介しよう。

 

 


 

【JA6YBRビーコンの概要】

 

送信設備: 自作(2SK410×2)
周波数: 50.017MHz
出力: 50/10/1/0.1W
アンテナ: ターンスタイル・ヘンテナ(水平偏波・全方向性)、地上高 15m

 

 

【JA6YBRビーコンの設置背景から現在までの歴史】

 

●1983~1985年
 当時、国内の50MHzビーコンは「JA2IGY(50.010MHz)」だけで、スポラディックEなどのコンディション把握を目的に、各地へビーコン設置を!との声が上がっていたことから、宮崎に50MHzビーコンの設置しようという機運が高まりました。そこで有志が集まり、設備製作・調達、地元調整、関係方面への確認など運用に向けて準備を始めました。

 

●1985年

 この年の11月3日 宮崎市霧島町(当時)の宮崎大学構内から、50.020MHz、出力 10W(スクエアロー×2)により運用をスタート。

 

初代の設備(左下のアルミケースが送信設備、右の RJX-610は受信モニター用)

 

●1986年
 7月 大学移転に伴いビーコン停波。
 9月 運用地を PM51ru に移して、コールサインを「JF6DEA/6」に変更して運用継続。

 

●1987年
 9月 コールサインを「JE6ZIH」に変更。
 11月 サイクル22でのコンディション上昇により、同じ周波数(当時)で運用していたイギリスのビーコン局「GB3SIX」との混信を考慮して、周波数を「50.017MHz」に変更。

 

●1988年
  5月 大学移転完了に伴い、宮崎大学構内(PM51rt)から「JA6YBR」での運用再開。送信設備を更新(2代目)し、ターンスタイル・ダイポールにより、出力可変(50/10/1/0.1W)運用開始。

 

2代目の設備

 

●1990年
 5月 アンテナをターンスタイル・ヘンテナに変更。

 

●1993年
 9月 台風13号(最大瞬間風速57.9m/s)によりアンテナ倒壊。アンテナを強化するなどして運用再開。

 

●2012年
 4月 現状の3代目送信設備に更新。

 

3代目の設備

 

●2015年
 8月 落雷により被災。送信設備を復旧、耐雷対策を強化し、10月に運用再開。~現在に至る。

 

アンテナは、運用当初からのポリシーである「水平偏波・全方向性」で、耐風性能がよいターンスタイル・ヘンテナを採用している

 

 

【現状の運営(日々のメンテナンスや人員など)】

 

 実質対応しているのは JA6YBR-OB2人です。現地では、大学の年1回の電気設備点検に伴う停電時の停止・再起動操作、台風通過後の設備確認など。無線部員不在時には、年に数回、送信機(出力)とアンテナの動作(VSWR)チェックと、必要に応じて、大学当局への設備の説明、運用継続の交渉を行っています。

 

 そのほか、ビーコンの停波・運用再開情報告知、受信リポートや問い合わせ対応などに加え、数年に一度、日程を決めて関係者(JA6YBR-OB、宮崎の無線仲間など)が現地に集結して、アンテナの接点磨きや動作確認、同軸ケーブル交換、送信設備の内部清掃といった設備の点検・保守をしています。

 

メンテンナンス中の様子。ときには暗い中での作業となる場合もある

 

 

【運営する上での苦労、問題点など】

 

・大学無線部の部員が安定して集まりません。これまでの40年の間も、部員がいない時期がありました。

 

・大学側へのビーコン設置・運用に関する説明、交渉。「電波伝搬や電波天文、地震観測などの研究で、世界的に活用されており、必要不可欠なもの」と説明して、無線部員不在時の運用に理解を求めています。

 

・FT8運用へのシフトにより、最近は国内外からの受信リポートが減ってきており、運用継続のモチベーション維持に苦慮しています。

 

 

 

【エピソード】

 

 1986年に、この当時は出力10W+スクエアロー×2という貧弱な設備でありあがら、長崎県佐世保市で受信できたときは驚きました。さらに1991年、ロングパスによりアフリカのモロッコでビーコンが聞こえたというリポートが雑誌に載りました。

 

 2012年には、日本時間の早朝の北極回りのパスで、北欧のフィンランドからクラスターにリポートが上がったときや、自分自身が1988年にオーストラリアや、2002年にカンボジア、2003年にミャンマーでビーコン信号を受信できたときは興奮しました。

 

 運用側として、コンディション把握が活用の大部分かと思っていましたが、利用側のお話を聞くと、何も聞こえないときや、設備変更時の動作確認、移動運用時に方角がわからないとき確認に活用しているとの話もうかがっています。

 

 電波天文、とくに流星観測における HRO(Ham Radio Observation)送信局の1つとして、国内や台湾でJA6YBR/bの電波を流星観測に活用している例がいくつかあるようです。さらに、地震予知を研究している団体が、JA6YBR/bの電波を観測データとしていると知ったときはビックリしました。

 

 2004年8月、台風16号が九州に上陸し、宮崎市で最大瞬間風速44.3m/sを記録しましたが、ターンスタイル・ヘンテナはビクともしなかったことも記憶に残っています。

 

 米国のアマチュア無線連盟であるARRL(American Radio Relay League)関係者に、このビーコンを紹介したところ、アンテナに興味が向けられ、ARRLの「Antenna Compendium Vol.5 (1996年) 」にヘンテナを紹介する記事を書かせていただきました。

 

 

 

【50MHzビーコン「JA6YBR/b 」、40周年を迎えてWebアンケートのお願い】

 

 2025年8月に開催した「ハムフェア2025」の出展ブースを手始めに、各方面にアンケートへの回答をお願いし、現時点で国内外の各方面から回答をいただいています。

 

 宮崎大学無線部(JA6YBR)では、50.017MHzビーコン運用開始から40周年を迎えて、今後のビーコン運用のあり方や、アマチュア無線におけるビーコンの意義などに関するアンケートを実施しています。

 

 今回のアンケートでは、日ごろビーコンを利用しているユーザー、関心を持つすべての方々から、「ビーコンに対して感じていること」「今後の運用への要望」「ビーコンの意義に関する考え」など、率直な声を寄せてほしいと願っています。

 

●アンケート趣旨説明>アンケートサイトへのリンク
https://www.ja6ybr.org/beacon-40th-anniv-survey.html

 

●アンケートサイト
https://forms.gle/PnvAwAxYZqAm9oQeA

 

 アンケートの受付は2025年11月30日(日)が締め切りです。集まった意見は後日、集計・分析のうえで公開する予定です。アマチュア無線の未来を、ともに考える貴重な機会として、多くのみなさんに参加していただきたいと思います。

 

 

1985年のJA6YBRビーコン運用開始から40周年を迎えてWebアンケートを実施

 

 

●関連リンク:
・JA6YBR ビーコンに関するアンケート(2025年11月末まで)ご協力のお願い(Miyazaki University Amatuer Radio Clu)
・JA6YBR 50MHzビーコンに関するアンケート

 

 

 

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