日本における、2025年7月12日時点の「アマチュア無線局のコールサイン発給状況」をまとめた。新たに、1エリア(関東管内)の関東総合通信局と、8エリア(北海道管内)の北海道総合通信局から更新発表があった。
各総合通信局および沖縄総合通信事務所が公表している、コールサインの発給状況は下表の通り。
ところでアマチュア局のプリフィックスの割当ての順番に触れておこう。まず1エリア(関東管内)を例に取ってみると、最初はJA1 → JH1 → JR1 → JE1 → JF1 → JG1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JS1と一度目の発給が行われた。
その後JE1からプリフィックスのアルファベット順での空きコールサインの再割り当てが行われ、JE1 → JF1 → JG1 → JH1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JR1 → JS1と進んだ。
さらにその後、数字の7で始まる7K1 → 7L1 → 7M1 → 7N1 → 7K2 → 7L2 → 7M2 → 7N2 → 7K3 → 7L3 → 7M3 → 7N3 → 7K4 → 7L4 → 7M4 → 7N4の発給が行われ、その後にJA1 → JE1 → JF1 → JG1 → JH1 →JI1 → JJ1 → JK1と2度目の再割り当てが進行している。
また2エリア(東海管内)と3エリア(近畿管内)も、関東の1回目の再割り当てと同様に「JS2(JS3)終了後に、JE2(JE3)からプリフィックスのアルファベット順」で再割り当てが進行している。
しかし6エリア(九州管内)は、JQ6までの発給が終了後(JS6は沖縄に割り当て)、JA6から、プリフィックスのアルファベット順での再割り当てが行われている。
このあたりの経緯と詳細は、日本におけるコールサイン研究の第一人者、JJ1WTL・本林氏のWebサイトが詳しい。
↓この記事もチェック!
<0エリア(信越管内)で「JJ0」のプリフィックスの割り当てが終了>令和7(2025)年1月24日発給分(免許の年月日)で「JK0AAA」から「JK0AAC」までの3局を確認
【追記:三巡目の「JL1AAA」発給】<「令和6(2024)年3月21日付」の発給から>1エリア(関東管内)、「JK」のプリフィックスが終了し「JL1AAY(三巡目)」からの割り当て開始が判明
<総務省のデータベース「無線局等情報検索」で判明>7エリア(東北管内)、令和3(2021)年1月28日付で「JQ7AAA」を発給
<令和3(2021)年1月20日発給分から>6エリア(九州管内)、「JE6」のプリフィックスが終了し「JF6AAA(二巡目)」からの割り当て開始
●関連リンク:
・総務省電波利用ホームページ 無線局等情報検索
・JL1の再々割り当てに突入(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
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CQ出版社はアマチュア無線界で唯一の月刊誌、「CQ ham radio」の2025年8月号を7月18日(金)に発売する。同誌は1946(昭和21)年9月号の創刊で今号は通巻950号となる。特集は「最新機種で楽しもう、小型アマチュア無線機入門ガイド」。さらに「AIが再生する昭和のSSB音質」「40mオーワダインQRPトランシーバーの製作」「地デジ同等の映像を5GHz帯で送受信、デジタルアマチュアテレビ運用レポート」「CW触覚モールス通信のススメ」といった記事も掲載。全64ページの別冊付録「アマチュア無線用 日本白地図」がついて、価格は1,100円(税込)。
「CQ ham radio」2025年8月号の表紙
7月18日(金)に発売される「CQ ham radio」2025年8月号のおもな内容は下記の通り。
<特集>最新機種で楽しもう、小型アマチュア無線機入門ガイド
・小さな本体に、大きな実力!
小型アマチュア無線機が選ばれる理由
・新コンセプトの多バンドオールモード機
八重洲無線“FTX-1”の魅力に迫る!
・POTA運用で大活躍中!
私のアイコム “IC-705” 活用スタイル
・新しい技術にも触れられる
最近のリグで楽しむモービル運用
・私のお気に入り遍歴
ハンディ機で楽しむアマチュア無線
<トピックス>
・デイトンハムベンション参加外伝
VOA博物館訪問とCCAのフォーラムとディナー参加記
・誌上再現!「無線サイエンスセミナー」in 東京大学 講演
FreeDVの魅力
・指先だけで会話できるすぐれたユニバーサルデザイン
CW触覚モールス通信のススメ
・[南米ブラジル便り]中国科学院国家天文台“天眼”がとらえた?
太陽系外惑星から届いた電波
・[シリーズ]米国アマチュア無線草の根レポート
クラブ局のオープンハウス/ニューヨークの「秋葉原」とアマチュア無線家
・地デジ同等の映像を5GHz帯で送受信
デジタルアマチュアテレビ運用レポート
・日本最西端の島からUHFで台湾を狙う
与那国島運用記
・新製品情報
・アマチュア無線局 業務日誌のフリーウェア
Turbo HAMLOGの部屋 第14回
・[シリーズ]鉄分多めの駅前QRVコレクション
京王ライナーとJR中央線グリーン車を乗り比べ! 高尾駅 編
<テクニカルセクション>
・深層学習が切り拓く,アマチュア無線の未来
AIが再生する昭和のSSB音質
・小型に綺麗に仕上げよう
40mオーワダインQRPトランシーバーの製作
・SSBのラグチューにも使える
主要パーツで組み立てるラージダイヤフラム コンデンサーマイク
・オイル缶でも製作可能
MFJ-250をHF帯用500Wダミーロードとして作り直す
<DX World>
・近着QSL紹介
・DX News
・近着QSL情報
・QSL Information
・DX Report
・Short Break
・Digital Mode情報
<連載>
・ものづくりの小部屋
・アマチュアの真空管活用術
・From USA
・実践ハムの英会話
・現代に楽しむAM通信
・アワード収集を楽しもう!
・HF帯コンディション予報
・以心電信
・CW運用ステップアップ
・衛星通信情報
・EME(Earth-Moon-Earth)
・マイクロウェーブ ワールド
・ARDF NEWS
・Let’s Enjoy C4FM & WIRES
・APRSでコミュニケーション
・D-STARインフォメーション
・記念局INFORMATION
・BCL TODAY! FLASH
・ライセンスフリーワールド
・海外コンテスト
・国内コンテスト
・海外/国内コンテスト規約
<インフォメーション>
・CQ情報室
・アマチュア無線技士 国家試験日程
・アマチュア無線技士 養成課程講習会
<読者の広場>
・ローカルトピックス
・読者の声
・ハムクイズ!?
・アマチュア無線に関する手続きの概要
・次号予告/編集部から
【別冊付録】「アマチュア無線用 日本白地図」
アマチュア無線用日本地図帳が別冊付録で登場!
都府県別・地域別に市郡区町村名とJCC/JCGコード番号はもちろん、国内交信でよく使われる町村番号(Turbo
HAMLOG準拠)やコンテストで使われる地域番号も地図上に明記しました。
市郡区町村地域リストでは読み方も分かります。交信済みの市郡区町村をマークすれば成果が一目瞭然。モチベーションアップにつながる全64ページの保存版です。
別冊付録『アマチュア無線用 日本白地図』
同誌の予約・購入は赤枠内のAmazonリンクが便利で確実だ。同誌に関する情報は下記の関連リンクから。
●関連リンク:
・CQ ham radio WEB MAGAZINE
・CQ ham radio(CQ出版社)
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信越総合通信局は、自ら定めた業務実施方法書によらずに点検業務を行い、無線局の検査のために必要な点検結果を記載した書類(点検結果通知書)を偽って作成し、点検の依頼者へ通知していた登録検査等事業者に対して、電波法(昭和25年法律第131号)に基づき“登録取消し”の行政処分を行った。なお、本件は登録検査等事業者としての体制に関わる複数名により違法行為が行われていた。
信越総合通信局の報道発表は以下のとおり。
信越総合通信局は、無線局に係る点検結果の内容を偽って通知した登録検査等事業者に対し、本日、電波法(昭和25年法律第131号)に基づき、登録取消しの行政処分を行いました。
1.違反した登録検査等事業者の名称等
・名称:上田日本無線株式会社
・所在地:長野県上田市踏入2-10-19
・登録番号:信二第0027号(平成16年1月26日)
2.違反の概要
登録検査等事業者が自ら定めた業務実施方法書によらずに点検業務を行い、無線局の検査のために必要な点検結果を記載した書類(点検結果通知書)を偽って作成し、点検の依頼者へ通知した。本件は、登録検査等事業者としての体制に関わる複数名によるもの。
3.行政処分の原因となる違反条項
電波法第24条の10第4号
4.これまでの経緯
・令和7年3月6日 電波法第24条の8の規定に基づく報告の徴収
・令和7年3月21日 報告の受領
・令和7年5月22日 電波法第24条の8の規定に基づく立入検査
・令和7年6月26日 行政手続法第20条の規定に基づく聴聞の実施
●【電波法80条報告書ひな形付き】総合通信局へ“違法運用”を通報するための「報告書」の書き方から提出先まで
●関連リンク:
・信越総合通信局
電波法違反の登録検査等事業者に対する行政処分
・上田日本無線株式会社
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アマチュア無線誌「HAM world(ハムワールド)」2025年9月号が、7月18日(金)に株式会社電波社から刊行される。特集は「1万円台で買える中古PCでもOK! 格安PCで始めるFT8」、第2特集は「無線家の憧れ、泊まれるモービルシャック」だ。そのほか「話題の新製品、ついに発売に! HF~430MHz帯多機能SDRトランシーバー ヤエス FTX-1シリーズの実力を探れ」「我流 HF垂直アンテナのアースの取り方」「FFW クアッド10の製作」「DMRとDMRデジピータの現状」「BPFの設計と製作」など、今号も盛りだくさんな内容となっている。価格は1,320円(税込み)。
電波社の「HAM world」は同社の月刊誌「ラジコン技術」の増刊として、2015年9月にVol.1、2016年2月にVol.2、6月にVol.3、9月にVol.4、12月にVol.5、2017年3月にVol.6、6月にVol.7、9月にVol.8、12月にVol.9、2018年3月にVol.10、6月にVol.11、9月にVol.12、そしてVol.13から独立創刊を果たし“月号表記”となり、12月に2019年2月号、3月に2019年5月号、6月に2019年8月号として3か月に1回のペースで刊行。
そして、2019年11月号からは隔月刊(2か月ごと)で発行されるようになって、今回の2025年9月号でシリーズ50冊目を数えるアマチュア無線専門誌だ。
記事内容など概要は下記の通り。
★「HAM world」2025年9月号の概要
◆発売日: 2025年7月18日(金)全国書店発売
◆定価: 1,320円(税込み)
◆発行: 株式会社電波社
◆体裁: A4 平綴じ
◆記事内容: 下記の通り
<特集:1万円台で買える中古PCでもOK! 格安PCで始めるFT8>
・持ち運べるノートPCが便利! FT8を設定しよう
・HAMLOG E-Mail QSL(hQSL)活用法
・アマチュア無線で用いられる デジタルモードあれこれ
<第2特集:無線家の憧れ、泊まれるモービルシャック>
・フリード・クロスターを動く無線室に!
・オルタネーターチャージャー活用
・キャンピングカーの装備と魅力
・車中泊と無線を相棒KANGOOと楽しむ
・スバル・フォレスターでお泊まり移動運用
<注目の記事>
・話題の新製品、ついに発売に! HF~430MHz帯多機能SDRトランシーバー ヤエスFTX-1シリーズの実力を探れ!
<その他の記事>
・NEW MODEL
・我流 HF垂直アンテナのアースの取り方
・FFW クアッド10の製作
・連載 FT8でアワードを狙おう! ~カナダのアワード~
・DMRとDMRデジピータの現状
・BPFの設計と製作
・AOR PERSEUS22を使いこなせ!
・ヤエスFT5Dで拓く新しい世界
・連載 D-STAR完全マスター
・TH-D75で始めるAPRS運用[その2]
・軍用無線機解剖学 PRC-128[その2]
・無線機図鑑 福山電機工業・マルチ11
・世界の短波放送を聴こう!
・M型コネクターとSWR
・1アマ国試対策室
・モールス通信(CW)のお話し[最終回]
・極めろ!フリラ道
・バックナンバーのご案内
・読者コーナー「シモウマラウンジ」
・JARL NOW!
同誌の確実な予約・購入には下のAmazonリンクが便利だ。
●関連リンク: HAM world(電波社)
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1975年7月15日に米国とソビエト連邦(当時)との宇宙船同士が宇宙空間でドッキングを試みた「アポロ・ソユーズテスト計画」から50周年を迎えたことを祝い、国際宇宙ステーション(ISS)からアマチュア無線バンド(145.80MHz/FM)を使った12種類のSSTV(Slow Scan Television)画像が、日本時間2025年7月14日(月)18時15分ごろから7日間の予定で繰り返し送信される。また、有人宇宙飛行におけるSSTVイベントから40年が経過したため、「STS-51-F(1985年7月29日に打ち上げられたスペースシャトル19回目の飛行)」も併せて祝うとしている。
「アポロ・ソユーズテスト計画を祝うにあたり、ARISSロシアと米国が協力するのはふさわしい内容です。また、有人宇宙飛行におけるSSTVから40年が経過したため、STS-51-Fも併せてお祝いします」と「ARISS – Amateur Radio on the ISS(X/旧Twitter)」でポストがあった
ARISS – Amateur Radio on the ISS(X/旧Twitter)が、今回のSSTV画像送信について以下の情報を伝えている(機械翻訳)。
アポロ・ソユーズテスト計画を祝うにあたり、ARISSロシアと米国が協力するのはふさわしい内容です。また、有人宇宙飛行におけるSSTVから40年が経過したため、STS-51-Fも併せてお祝いします。
イベントのプランナーは、今度のARISS SSTVシリーズを7月14日に開始することを確認しました。12枚の画像は、来週月曜日の午前9時15分(UTC)ごろ、または、午前5時15分(米国東部標準時)ごろから配信を開始します。イベントは7日間にわたって行われます。
ISSから送られてくるSSTV画像は、約2分間の画像送信のあと約2分間の間隔をおいて次の画像へ…と繰り返し送信される。期間が長いことから、画像受信に良好な日本周辺をISSが飛行するパスが多数あるため、条件さえ良ければハンディ機とホイップアンテナでも、十分信号をキャッチできるだろう。
日本各地の衛星通過時刻の予報は記事下の関連リンクから「JAMSAT(日本アマチュア衛星通信協会)」の公表データから、21地点のパスが確認できるので参考にしてほしい。
<参考>運用期間中(日本時間2025年7月14日18時過ぎから)の日本各地ISS飛来時刻(地域によっては一部)
(時刻はJST、JAMSAT公表のデータから)
※2025年7月11日時点で公表されているデータです。ISSの軌道修正などのため、飛来日までに日数がある場合の予測データは実際の飛来時刻とずれが生じることがあります。受信前に最新のデータをご確認ください。
※ロケーションやアンテナにもよりますが「仰角30度以上」がSSTV画像の良好な受信の目安です(下表では特に良好に受信できると予測されるピーク時の仰角に「※」を付記しています)。
使用される周波数は145.80MHz(ドップラーシフトによる5kHz程度の偏差あり)で、FMモードにSSTV信号(PD120)を載せて送信される。ISSの軌道はインターネット上で公開されているほか、「ISSディテクター」「SSTV Slow Scan TV」など便利なスマホアプリもある。
受信方法などは、下記関連リンク「ISS/国際宇宙ステーションのSSTVをSDR#+RX-SSTVで受信してみましょう。(Plus RTL-SDR)」などが詳しい。また、最新のスケジュールは関連リンクの「ARISS-SSTV images」で確認できる。
地上で受信できた画像は、オンラインで投稿(画像アップロード)でき、「ARISS SSTVギャラリー」で閲覧ができる。過去に実施されたISSから送信されたSSTV画像は多くの局が受信に成功し、TwitterやFacebookなどで受信画像がアップされている。
SSTV画像の送信は、ISSでの使用を想定した特別仕様モデル、JVCケンウッド製のセパレート型V・UHF帯トランシーバー「TM-D710GA」が使用される見込みだ。2020年初めに、SpaceX社のCRS-20(Falcon9ロケット)で打ち上げられ、ISSの欧州実験棟「Columbus(コロンバス)」に搭載された( 2020年3月13日記事 )。
↓この記事もチェック!
<437.80MHzを受信してみよう>国際宇宙ステーション(ISS)に次世代のアマチュア無線システム設置、144/430MHz帯のクロスバンドレピータが運用開始
<特別仕様「TM-D710GA」が欧州実験棟に>JVCケンウッド「当社製アマチュア無線機の国際宇宙ステーションへの搭載が決定」と発表
●関連リンク:
・ARISS – Amateur Radio on the ISS(X/旧Twitter)
・ARISS – Amateur Radio on the ISS(X/旧Twitter)
・アポロ・ソユーズテスト計画F(ウィッキペディア)
・STS-51-F(ウィッキペディア)
・ISS/国際宇宙ステーションのSSTVをSDR#+RX-SSTVで受信してみましょう。(Plus RTL-SDR)
・SSTV通信ソフト MMSSTV
・日本各地の衛星通過時刻の予報(JAMSAT/日本アマチュア衛星通信協会)
・#きぼうを見よう(KIBO宇宙放送局)
・ISSディテクター(Google Play)
・TM-D710E Caracteristiques(KENWOOD France)
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固定用の大型アンテナやタワーの有力メーカーであるクリエート・デザイン株式会社は、2025年7月21日(月・祝)注文分から自立式・支線式のアンテナタワー(KTタワー)およびアンテナエレベータ、タワーオプション類など合計69品目の価格改定を行うことを決定し販売店等に告知した。同社は2021年以降値上げが相次ぎ、2023年1月にはアンテナタワー、4月に各種アンテナとルーフタワー、7月にローテータの価格改定を行っている。
クリエート・デザインのアンテナタワー「KT-Cシリーズ」(アンテナエレベータ付き)
販売店に告知した、KTタワー、エレベータ等の価格改定のお知らせより
クリエート・デザインは今回の価格改定について「お取引様各位のご期待に添うべく、経営の合理化、省力化を進め、製造コストの高騰を吸収すべく企業努力を重ねてまいりました。しかし、昨今の原油価格の高騰、輸送コスト上昇、円安による原料費の高騰により、企業努力では追いつかない非常に厳しい状況となっております」と案内している。
今回価格が改定される69品目の新価格は次のとおり(改定後の希望小売価格を 税別で記載 )。
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価格改定は、同社へ2025年7月21日に届いた注文分から適用される。無線ショップによっては旧価格での注文を早めに締め切るところもあるので注意が必要だ。
●関連リンク:
・ク リエート・デザイン
・アマチュア無線用タワー(クリエート・デザイン)
・KT-C/KT-R/KT-S、SR、SRBシリーズPDFカタログ
※価格は税込表示(クリエート・デザイン)
The post <合計69品目、2年半ぶりの値上げ>クリエート・デザイン、2025年7月21日からアンテナタワーおよび関連製品を価格改定 first appeared on hamlife.jp .
神奈川県横須賀市にあるコミュニティFM放送局「FMブルー湘南(横須賀エフエム放送株式会社、JOZZ3AD-FM、空中線電力20Wほか)」では、2017年4月からアマチュア無線家向けの番組「QSY」をオンエアーしている。放送は毎週金曜日の22時から30分間だが、新たな内容の番組は第1・3・5金曜日に流され、第2・第4金曜日は前週の再放送という形式だ(2017年7月から)。放送音声は後日ポッドキャストとしてWebサイトで公開されている。
2025年7月4日の第233回放送は、JK1BAN 田中氏の「今週の活動報告」は、リスナーからのメール紹介(長野県の「日本ラジオ博物館」訪問、再就職後の無線ライフ)。続いて田中氏が6月20~21日に東京都小金井市で開催された、NICT(国立研究開発法人 情報通信研究機構)の施設一般公開を見学した模様を報告した。
JH1OSB 小濱氏の「無線は自作でより楽しくなる」は、リスナーからのメール紹介(ついに溶接機を購入)。さらに小濱氏が「ハムフェア2025」のブース出展に向けて、3つの基板(FT-817/818用コリンズフィルタ用基板、エンドフィードアンテナ用のSWR表示機能付き基板、セイコーエプソンの温度補償型水晶を搭載した液晶画面付きのDDS信号発生器基板)の頒布を準備中と説明した。
番組の聴取は下記関連リンクから。Web上またはダウンロード(MP3形式)で利用できる。
●関連リンク:
・QSY 第233回放送
・QSY Facebookページ
・QSY Xアカウント
・QSY 番組案内ページ
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話題の新製品、八重洲無線の「FTX-1シリーズ」の出荷が2025年7月8日(火)に始まった( 既報記事参照 )。初回の出荷台数はごく少数のようだが、hamlife.jpスタッフは運良く10W/50Wタイプの「FTX-1 optima-50」の購入に成功。7月10日(木)のお昼前に自宅へ配達された。さっそく恒例となった“開封リポート”を作ってみた。
FTX-1 optima-50に初めて電源を投入。初期状態のディスプレイ
hamlife.jpスタッフ宅に届いたFTX-1 optima-50。梱包箱はいつもの無骨なものだった。FTX-1 Fieldはカラー印刷の梱包箱らしい
予約していた販売店から宅配便で「FTX-1 optima-50」が届いたのは7月10日のお昼前。届いた段ボール箱を開けると、中から梱包箱が出てきた。10Wタイプの「FTX-1 Field」はカラー印刷のカラフルな梱包箱らしいが、optima-50はいつものモノクロ印刷の無骨な箱(サイズ:410W×120H×290Dmm)だ。よく見ると「optima-50」の表記はステッカーだ。
梱包箱の上蓋を開けてみた
梱包箱の上面を開けると、optima-50がフィールドヘッドと50Wパワーアンプ部を接続した状態で保護用のエアーパッキンに包まれていた。ほかには2本の電源コード(パワーアンプを接続した状態で使う赤黒コードと、フィールドヘッド単体で使う場合のL型タイプ)、ハンドマイク(SSM-75E)、バッテリーパック(SBR-52LI)、ヒューズ類、底面スタンド取付用プレート、ラバーキャップ、取扱説明書(オペレーションマニュアル)、保証書、ステッカーなどが入っていた。
エアーパッキンから取り出したFTX-1 optima-50の本体とバッテリーパック、電源コード2種類など
梱包箱の中身を並べてみた
梱包箱からoptima-50本体を取り出した。フィールドヘッドとパワーアンプのドッキング状態はしっかりとしている。両者を分離するにはパワーアンプ上部の「PUSH」を押してドッキング状態を解除。さらに両者を接続している5つのケーブルをプラグ部分で引き抜く。このうち2つのBNCコネクタ(HF/50MHz用と144/430MHz用)には接続を間違わないように固定カバーが付いているのは好感だ。
フィールドヘッドとパワーアンプのドッキング解除はここを押す
ドッキングを解除した状態。フィールドヘッドとパワーアンプは5本のケーブルで結ばれている
接続ケーブルのプラグ類は簡単に抜き差しできる。BNCコネクタと保護カバーもロックされていないので、カバーごと引き抜ける
接続ケーブルを外したところ。2つのBNCコネクタ(HF/50MHz用と144/430MHz用)は接続を間違わないように固定カバーに付いているのは、なかなかのアイデアだ
しかし、フィールドヘッドとパワーアンプの分離や再度のドッキング方法は、取扱説明書には記載されていない。せめてoptima-50には説明用の別紙を入れて欲しい。
バッテリーパック(SBR-52LI)の大きさは、hamlife.jpスタッフの簡易実測で約153W×66H×27Dmm。重さは394gだった。バッテリーパック自体にも充電用のUSB-C端子と充電インジケーターを装備しているのはありがたい。
付属の大容量リチウムイオンバッテリーパック(SBR-52LI)はUSB-C端子とインジケーターを装備。市販のUSB Type-C充電器(USB PD対応、45W以上、DC15V出力対応のもの)をつないで単体でも充電可能
バッテリーパック SBR-52LIに貼られたステッカー。容量が6400mAhであることを表示。製造はMADE IN JAPAN(静岡県富士宮市の株式会社ヨーゼン)だが、なぜか中国語表記が…
付属のバッテリーパック(SBR-52LI)にフィールドヘッドを装着し、全体の奥行を簡易実測すると、ダイヤル類などの 突起物を除いて80mm だった。フィールドヘッドを含む 重さは1,635g 。実はこの2つの数値、なぜか八重洲無線の公式サイトやカタログ、取扱説明書には書かれていない。
バッテリーパックを装着したフィールドヘッドの重さは1,635g
愛車のグローブBOX内に取り付けできそうな気がしてきた
「最大のライバル機?」「いや、コンセプトが違う」といろいろな意見があるようだが、とにかくアイコムのIC-705(付属バッテリーパック装着済み)と並べてみた写真は下記のとおり。
IC-705とのサイズ比較
IC-705とのサイズ比較
IC-705とのサイズ比較
八重洲無線のFT-991シリーズと並べてみた写真は次のとおり。発売前から言われていたことだが、FT-991シリーズとFTX-1 optima-50のサイズはかなり近い印象だ。
FT-991シリーズとのサイズ比較
FT-991シリーズとのサイズ比較
パワーアンプを接続した状態の背面と底面の写真は下記のとおり。
パワーアンプを接続した状態の背面。左下のDC入力端子に電源コードを取り付け、再び外そうとするとき、上にある144/430MHz用アンテナ端子が邪魔になって、電源コード側のコネクタのロック爪が解除しづらい。無線機側のDC入力端子のコネクタを上下(天地)逆にすれば良いのに…と感じた
パワーアンプを接続した状態の底面。フィールドヘッドとパワーアンプの2か所に機種名やシリアルナンバーが書かれたステッカーが貼られているが、どちらにも工事設計認証番号は書かれていない
ところでFTX-1シリーズは、無線機のボディーに「工事設計認証番号(技適番号)」が記載されていない(製造番号のステッカー部分にも記載なし)。その代わりに「DISP」ボタンを押しながら電源を入れると、画面上に工事設計認証番号を表示できるようになっている。
面白いことに50Wパワーアンプを接続した状態では「002-250002」という、認証名 “FTX-1M” の番号を表示し、パワーアンプを外してフィールドヘッドだけにすると「002-250001」という、認証名 “FTX-1F” の番号を表示する。この芸の細かさ(?)には感心した。では100W固定機であるFTX-1 DXのフィールドヘッドのみに通電できたとすると、どのような表示になるのだろう?
50Wパワーアンプを接続した状態で表示される工事設計認証番号
フィールドヘッドのみの状態で表示される工事設計認証番号
この後もいろいろ試してみたいことはあるが、原稿締め切りの時間になってしまった。最後にオプション類の中でもoptima-50の必須アイテムと言える「サイドキャリーハンドル(MHG-1)」を取り付け、ひとまず梱包箱に戻すことにする。原稿を書き上げたら、さっそく電子申請で無線局の設備変更届を出すつもりだ。
optima-50のユーザーには必須のオプション「サイドキャリーハンドル(MHG-1)」を取り付けた
サイドキャリーハンドル(MHG-1)を取り付けた状態のoptima-50。これで持ち運びも容易になる。ちなみにFTX-1 optima-50は、この状態で床置きする場合に役立つ「ゴム足」が付属している(…が付け忘れてしまった)
こちらの記事も参考に↓
<「FTX-1
optima-50」のユーザーは注意>八重洲無線、新製品「FTX-1シリーズ」各モデルの “工事設計認証番号(技適番号)”
を公表
<8月中旬より発売開始>八重洲無線、FTX-1シリーズ専用の延長ケーブル「SCU-66」「SCU-66L」を発表
●関連リンク:
・FTX-1シリーズ製品情報(八重洲無線)
・FTX-1シリーズ 取扱説明書
基本編(オペレーションマニュアル) PDFダウンロード
・FTX-1シリーズ 取扱説明書 詳細編
PDFダウンロード
・FTX-1シリーズ 取扱説明書
グループモニター(GM)編 PDFダウンロード
・FTX-1シリーズ 取扱説明書 APRS編
PDFダウンロード
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アマチュア無線業務日誌のフリーソフトとして、多くの無線家に愛用されている「Turbo
HAMLOG(通称「ハムログ」)」。2025年6月10日(木)に、そのWindows版の最新バージョンとして「Ver5.47a」が公開された。前回の「Ver5.47」の公開が2025年5月25日だったので、約2週間でのアップデートとなる。今回は「印刷設定」において、最初からQSL発行済み扱いとしてQSL印刷をしないようにするためのマイナーアップデートとなる。
JG1MOU・浜田氏が制作している「ハムログ」はフリーソフトであることはもちろん、直感的な操作性などで愛好者も多い。今回、そのハムログのアップデート版が6月10日に公開された。
今回更新された内容は以下のとおり(同Webサイトから)。
Ver5.47a 2025/6/10
・環境設定の設定1「QSL発行済みとするPrefix」の欄に[8J,8K,8M,8N,1WAY=N]のように入れておくと、「QSLカード受け取りを希望しない局」だった場合、JARL.mDATから検索して記念局と同様にQSL欄に[JN ]のように入力されます。(最初からQSL発行済み扱いとして、QSL印刷をしないようにする)
ブラウザを使うことなく最新版にアップデートできる「簡単なバージョンアップ方法」
●関連リンク:
・Turbo HAMLOG/Win Ver5.47a
・Turbo HAMLOG/Win 活用相談室
・Turbo HAMLOGホームページ
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世界各国のアマチュア無線機関が集う国際的な組織「IARU(International Amateur Radio Union、国際アマチュア無線連合)」主催による「IARU HF Championship Contest」が、日本時間の2025年7月12日(土)21時から13日(日)21時までの24時間にわたって160/80/40/20/15/10mの各アマチュアバンドの電信・電話で開催される。「連盟本部局(HQ局)」として、JARLの公募で選ばれ日本から参加するのは「H&Cハムクラブ(8N2HQ)」「ジェイ・シー・エス(8N2HQ)」「Shogun Fighters(8N6HQ)」「MMAデジタル通信研究会(8N8HQ)」「10MTRS(8N8HQ)」の5チームで(昨年は2チーム)、割り当てられた160m~10mまでの6バンドにおいてCW/Phoneでフル参戦する。
IARU主催の「2025 IARU HF Championship Contest」が、日本時間の7月12日(土)21時から13日(日)21時まで24時間にわたり、160/80/40/20/15/10mの各アマチュアバンドの電信・電話で開催される。今年はJARLが公募したHQ局の運用バンド・モードを参加する5チームに割り当てている。国内局からの呼び出しもポイントになるため、HQ局が聞こえたら積極的にコールしよう。
ナンバー交換は「RS(T)」+「ITUゾーン番号(日本は45)」となる。ログ提出締切日はコンテスト終了後7日以内で電子ログも受け付けている。詳しくは下記関連リンクから主催者のWebサイトにアクセスし、「2025 IARU HF Championship Contest規約」を確認してほしい。
なお、「IARU HF Championship Contest」は、国際アマチュア無線連合に加盟する各国から連盟本部局として、主に「**HQ」という特別コールサインを割り当てられた局が参加することでも有名だ。「連盟本部局(HQ局)」として、JARLが事前に公募して条件を満たした5チームには、それぞれに特別コールサイン「8N※HQ」が付与されている(※印はエリア番号)。
(1)H&Cハムクラブ「8N2HQ(愛知県岡崎市)」
・160m(1.8MHz)CW
・160m(1.8MHz)Phone
・40m(7MHz)Phone
・20m(14MHz)Phone
・15m(21MHz)CW
(2)ジェイ・シー・エス「8N2HQ(静岡県富士市)」
・40m(7MHz)CW
・10m(28MHz)CW
(3)Shogun Fighters「8N6HQ(佐賀県唐津市)」
・20m(14MHz)CW
(4)MMAデジタル通信研究会「8N8HQ(北海道札幌市)」
・80m(3.5MHz)CW
・80m(3.8MHz)Phone
・15m(21MHz)Phone
(5)10MTRS「8N8HQ(北海道石狩郡)」
・10m(28MHz)Phone
JARLの公募で「2025 IARU World HF Championship Contest」に参戦する5チーム/5局のHQ局(代表者がJARL会員である任意の団体またはJARL登録クラブ)。それぞれのチームに運用を担当するバンドとモードが割り当てられコンテストに挑む
●関連リンク:
・2025 IARU World HF Championship Contest規約(JARL Web)
・2025年 HQ局のラインナップ(JARL Web)
・IARU HF Championship(ARRL)
・IARU HF World Championship Rules(ARRL/PDF形式)
・国際アマチュア無線連合(IARU)(ウィキペディア)
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