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link JL7KHN/ミヤギKI529のブログ JL7KHN/ミヤギKI529のブログ (2024/11/24 11:05:42)

feed 【E46】ロアトーコントロールアームブッシュ リジッド化 (2024/11/5 22:50:38)
久し振りのE46ネタです。

再びSMG2が故障し、暫く宙に浮きっぱなしだったのですが、その修理ついでに発見したのがトーコントロールブッシュの抜け。

ウレタン強化品を入れていたのですが、見事に抜けてます。
通常、流して走るだけ、若しくは筑波サーキットの様な小さなコースを走るだけなら持つと思うのですが、恐らくドリフトかなんかをやったのでしょう…

左右共に同じ様に抜けてます。

この抜けもあってか、フラフラとしたステアリングフィールです。

これを直すのに、今度はリジッド品へ変更します。
本当はリジッドにすると欧州車特有のフィールが無くなるので好きでは無いのですが、買ってしまった人が居るので(息子)交換します。


物を比べてみるとこんな感じ。
明らかに小さい…(笑)

本来はアーム側を僅かに削るらしいのですが、抜けが怖いので圧入しました。

交換後にテスト走行をしていないのですが、ステアリングセンターはガッツリ出て、外乱でも全く暴れなくなった様です。
この部分をリジッドにするのは正直気が進まなかったのですが、もしかしたら正解なのかも知れません。

何れにせよこのパーツはアライメントの調整代がかなり拡がる嬉しいパーツでもあります。
セッティングが決まれば楽しい車に戻ってくれるのかも、と期待してしまうものです。




ちなみに、また壊れたSMG2の修理。
ゲトラグ製のミッションケースは割と大きく、自宅で降ろすのはちょっと大変かも知れません。

この仕様は日本国内に17台しか輸入されていない様なので、この先の修理も大変になりそうです。



feed NTS-115の受信音改善方法 (2024/10/28 9:07:01)
■SR-01Xに負けたくないじゃん
SR-01Xの第2ロット生産受付があったみたいですね。
受信音がまろやかだけど音量が小さい等の話は有りますが、今度のロットも新しくCBを始める方へ渡ると良いなと思ってます。


さて、一方でNTS115もSR-01に負けじと頑張って欲しい訳ですが、どうにも相談が多いのが受信音。
音が小さいのはともかく、シャーシャーと高い音が目立ち01と比較すると感度が悪いと言うものです。

115も01とほぼ同じ感度なのですが、確かにリグ設置の仕方によって"実用感度"に差が出やすいのは115です。
ですので、前回の記事ではアンテナチューナーはCBに向かないと書いてますが、マイクを握ったり、リグの周りをうろついたり(笑)しなければ、アンテナチューナーで整合を取ってやると"多少の"改善をする事は出来ます。

しかしながら、「ホントは受信出来ているのに上手く聞き取れない」と言うのが115の勿体無い所です。


■内蔵スピーカーを見てみよう
さて、今回はA無しの案件です。
スピーカーを見てみました、それがコチラ
AliExpressで入手可能な8Ω 0.5Wのスピーカーです。

6Vで325mWほどのアンプを使っているのですが、何故か電源電圧定格が高く高出力型の品番が選定されています。
もうちょっと電源電源を上げて、出力を上げると「音が小さい」と言うコンプレインは防げたのに…とちょっと残念です。

とりあえずアンプに対してのスピーカー定格は問題なさそうに見えますが…実際はボリュームを上げるとバリバリと音が割れ始めます。
どうやらスピーカー自体の実力定格不足の様です。


次に、A有りを見てみます。
下の写真では一番右側のスピーカー。変更されていて、定格も1Wへアップされています。
「これは?!」と思ってしまいますね。

ただ、A有りでもボリュームを上げた時の雰囲気は同じで割れた音で、シャーシャーと高音が気になります。

高音のレベルが低音に対し高いと、子音が目立つものの、母音が聞きづらくなり、結果として明瞭度が低下してしまいます。

逆に低音ばかりですと篭った音で聞きにくいと思いますが、それと同じ様にバランスが悪いと聞き取りにくくなってしまいます



■スピーカーを変えてみる
定格は足りていそうに見えますが、もう少し定格が高く、かつスピーカー自身のf特が少し無線向きのスピーカーへ変えてみます。

まずはFosterの1.2W。上の写真で言うと真ん中の物。これは低音域も増え、バランスが良くなってきます。
また、当初あった割れ感もかなり低減されてくれました。

次に試したのは上の写真で左側の、無名の2W品。
定格詐欺の可能性大ではあるものの、試してみるとコレがまたGood。意外な事にFosterよりも良い印象です。


■仕上げに突っ込む物
115の強みは707の様に小さい事。
小さいが故に筐体共振もしやすく、固有の共振周波数も存在します。
少しでも改善する為、内部にはスポンジを入れ込みました。このスポンジも普通のスポンジでは無く、「連続気泡」と呼ばれる少し変わった発泡をさせた物がFBです。
これでだいぶ良くなります。


■オマケの話
ちなみに、結構多くの方が活用しているリペアファンの外付け可変フィルタがあります。恐らくオペアンプ1個くらいで
組まれた回路と思われ、カットオフ特性は意外と緩く、絞っていくとAMで言う中域(1kHz辺り)も絞られていきます。
最初は「あれ?」と思いましたが、8次の様な超高次フィルタと比較すれば「まろやか」な印象のバランスが取れた音になり、昭和感っぽさのある音になっていると思われます。
※1分程しか拝見してないので、雑感です😅


〜次回の話?〜
115のよく聞く残念点は
・音が小さい
・音がシャーシャーとなる
ですが、本当はどちらもAFamp 回路周りを少し変更 するとグッと良くなるのです。
昭和の名機と異なりとても小さな部品が使われている為、改造は大変ではありますが(汗)
それはまた次回??


 

 



 

 



 

 



 

 



 

 



 

 



 

 



 

 




feed CBとアンテナチューナーの話 (2024/9/30 23:22:00)

■ベンチマークで思った事

SR-01やNTS-115にしてもそうなのですが、アンテナと整合回路と筐体、それと使用者の身体と置く場所の影響が飛び受けに大きく影響します。

これは、機種によって大小の差が有ります。


このことか「何となく」であれ分かっていたとしても、この違いを正確に知る(測定する)のは知識も要し、またなかなか至難の業です。


KI-707はアルファードの決まったルーフ上で整合が取れる様になっていますが、そこから外れるとグッと悪くなります。

こんな使い方によって影響を受けやすいCBですが、影響を小さくてする方法としてアンテナチューナーの利用があります。
このアンテナチューナーって、リグからはどう見えているのでしょうか?



■実験してみた

何度と無く実験してきたネタですが、改めてです。

方法は

・調整済みのセンターローディングホイップ

・CB本体に相当するアルミ板をアース板とする

・アンテナチューナーは低ロスのCAT-10を使う

です




■アンテナチューナー最強説はCBには成り立たない
あっという間ですが、こんな感じです。
アンテナチューナーを使うと、並列共振側になりますので、アース側の影響(例えばマイクの握り方を少し変える)に対しピーキーになりす。
また、同調回路が入りますので帯域が否応無しに狭くなります。

実は単純な整合回路で済ませた方が扱いやすく、しかも飛ばす事が出来る可能性が高くなると言うことになりす。


CBは弄れないのは御存知の通り。その代わりロケを探し、拾ってもらいやすいコールテクニック等で楽しむべき無線なんですね。


 




 



 

 



 

 



 

 



 

 




feed 今更ですか?NTS-115のA有り無し違い (2024/9/22 22:36:46)
■SR-01X増加中
サイエンティクスの新しいリグの納品が進み、使われている方が増えてきました。
残念なのは暑さとゲリラ豪雨とヘタれコンディションのせいで、運用される頻度がアクティブCBerでも少な目な事。
もう少し"例年並み"になって欲しいものです。


■ずっと気になっていた事
さて、01Xも2Lot募集が始まったらしいこのタイミングですが、気になっていた「NTS-115A有り無し違いの検証」を今更ながら始めてみました。

NTS-115Aは良いリグですが、先行しているA無しとの違いが有るのか無いのか?それを調べてみました。

■ファーストステップ
まずは外観。
A有りにすっかり慣れている私にとってA無しは「重っ!」。
まずはこの一言です。
その他は、
・塗装がラッカーなのかえらく剥がれやすい
・拡張アース板がちょいと厄介で、ルーフ置きすると車に傷が入るかも
・スピーカーがハイ上がり
こんな感じ。

特にスピーカーはちょっと厳しく、比べて聞くとAの方が僅かに低音が出るせいで、実用感度がAの方が高く感じます。
最初に「感度は(A無しの方が)悪い?」と感じたのはそのせい でした。

ひっくり返して電池ボックスを見てみると…電線が😅
こう言う所は手作り感がありますが、個人的に嫌いじゃないです。


■セカンドステップ
さて次はもう少し詳しく見ていきます。

★まずは感度。
こちらはA有り無し共に変わらず全く同じ。
変調周波数1kHz、変調度90%では-133dBmが何とか聴き取れる高感度です。
※SR-01と測定機上は差分無しです

★Sメーターの振りは僅かに差分が有りますが、誤差の範囲です。
ちなみに一般的なコリンズステップよりも軽いのはSR-01に引きずられたのか?と思わなくも無いです。
西無線さんも、あのハッピーメーター(軽さ)には少し抵抗感があったのか、SR-01よりは少し重めでした(笑)

★変調波形は流石西無線さん、フローティング変調で、SR-01の様にボトムクリップすること無く、キャリアがグイッと伸びてます。
伸び幅はA有り無し共に差分無し。

★ノイズブランカの効きも全く同じ。エンジン点火ノイズの様なパルス性ノイズには強烈に効きますが、それ以外は全くダメ。その幅設定定数も変更無いと判断してます

★AGC時定数
少しアタックタイムにダルさが有ると思ってましたが、こちらもA有り無しで差分無し

ここまで見て確信しました。
「A有り無しは差分無し」


■A無しの強みは?
こうなって来ると、初期ロットを買われた方は「単なる重い115A」と思ってしまいます。

それはちょっとなので、もしかして?と思う点を実験しました。

・アース板展開無し、送信インジケータ6

・アース板展開有り、送信インジケータ7

やはりですが、リグを設置した場所のアースが期待出来ない場合は、アース板を展開すると改善が見られました。

このインジケータと放射電力が必ずしも一致する訳ではないので、高周波電流もチェックしてみました。

・アース板展開無し

・アース板展開有り
これはあずま屋などで使えるテクニックになるかと思います。

ちなみに車のルーフ上でアース板を展開すると、マッチングが悪くなる方向へ行く場合がありました。
・アース板展開無し、インジケータ6

・アース板展開有り、インジケータ5



■まとめ
既述ですが、A有り無しでは「差分が無い」事を確認出来ました。
巷でお話を聞いていた点については、スピーカーが異なる事、115自体が設置状態に対しピーキーである事、によって差があるように感じていた様です。

A有り無しを比較してみて改めて思ったのは、
・115は内蔵スピーカーがどうにも悪く、基板真ん中にバカ穴を開けてでも大きなスピーカーにすべきだった
・アンテナマッチング回路、フロントエンドの同調回路共にQが高い為、設置場所で合わせるマッチングが非常に狭い
・受信側AFアンプの利得が不足、低音側帯域をもう少し伸ばさないと母音が聴こえ無い
と言うことでした。

アンテナマッチングについては、工夫代が有るとも言えますが、ホントに合わせ込むのはインジケータでは無理なので、ベテランCBerでも難しいと思います。
また、受信音に関しては、スピーカーのコストをかなり抑えてしまったのに加え、ゲインとカットオフの定数の選定がCBerには向かなかったが為に、SR-01よりも感度が悪い等の評価に繋がってしまったのかと思います。

これは本当にもったいない話だと感じます。
スピーカーは薄型で低音が伸びる小口径で探す必要があるのでちょっと難しいですが、回路の方は数点の部品変更と回路変更で改善できます。


 

 



 

 



 

 



 

 



 

 



 

 



 

 







feed 運用が… (2024/8/31 21:39:47)
大雨の被害が大きい台風10号。既に被災されている方はもちろん、これから通過する見込みの地域も大変心配では有ります。
頼むからちゃっちゃと何処かへ行ってくれと思うのですが、ホントに何処へ行く気なんでしょうか?



さて、そんな台風の影響で天気が不安定になっています。
雨の合間を見ながらNS-1の修理です。
そっちこっちからオイル、冷却水、ガソリンが漏れて、ちょいと時間を要しましたが、過電流も流れなくなり、一度しっかりと組み上げました。

※写真が少ないのは、手がオイルとガソリンまみれだからです…

▼最後の最後、ガソリンコックからガス漏れ。コックは代替品へ交換

キャブのセッティングにも少々手こずりましたが、超低回転でもアイドルし、キックでは無く押しがけで楽に始動出来る様になってます。
あとは上のセッティングをしっかり取らないと、再び焼き付きの悪夢になります。

これで無事に走る様になったかと思いきや、キャブのフロートチャンバーのシールがダメになっていて、どうしてもガソリン漏れが止まらず、シールを発注しないといけません。
これの交換が終われば、しっかりと当たりを出しながらセッティングをつめていこうと思います。



さて、本題。

天気がこんな感じで不安定なので、運用したくとも昭和の名機と令和の名機を濡らしたく無く、また磁気嵐も酷い様なので、運用はちょっと我慢。

とはいえ、休みの日くらいはノイズでも良いから聴きたいなぁ…と、晴れ間にリグを引っ張り出しました。。

RJ-580はSONY系と違い、設計が割と丁寧です。
故に性能向上はちょっとしたコツがあったりします。
また、飛ばすのにもちょっとしたコツが要るのは、それはそれでまた580の良さなのかも知れません。



夜は夜で、昼間の運用が出来なかった分、ちょっとリグいじり。

令和の名機、SR-01の後継であるXも無事に納品が始まった様で、買っちゃいませんが一安心。
SR-01Xが、「これでCBデビューしますっ!」と言う方に1台でも多く渡ると良いなぁ〜と思ってます。

そんなSR-01Xを意識したのが770ベースのリグ。
まだまだ開発途中ですが、今お遊び中なのが
・アンテナチューナー
・可変帯域フィルタ
・パラレルFETフロントエンド

フロントエンドは、NTS-115がコンディションアップの時、どうにも飽和してしまうことから、その対抗として試してます。
回路自体は、ICB-707ベースのKI-707とは異なり、更にS/Nを確保出来ないか試行錯誤中のものです。

▼可変帯域フィルタ。スケルチを潰しちゃいました。


この辺は、また少し時間をおくと回路を思いつく事があるので、その閃きを期待しつつ…適当にサボることにします。

feed 【NS-1】レストア (2024/8/25 19:38:50)
息子がNS-1を譲ってもらってきました。

エンジンが焼き付き、ネジ一本に至るまで全てバラしてある状態で我が家へ(笑)

部品は洗浄し、ダメになったパーツは取り寄せ、揃った所で一つ一つ組んでいきます。

車もバイクもそうですが、ミッションを満足いくまで再組するのはかなり難しく、成功率は6割くらいでしょうか?

パーツを一通り並べたいので外で組みますが、ウッドデッキでやると蚊の集中砲火に遭うのでベランダでやりました。

クラッチはほぼ新品。

だんだん形になってきました。

シリンダとピストンは焼き付きの為、TOKIKOのボアアップキットの62ccへ換装。2輪の免許も持っているので、62cc登録すれば最高速度は60kmまでOKになります。
またそれに合わせてキャブも燃調変更。これはエンジンかけてから細かく合わせ込んでいきます。

ヘッドは当たった箇所が有りましたが、削って再利用です。
また、少しでもパワーを、というので、オイルポンプも撤去し混合油仕様へ。

車体へエンジンを載せました。
流石にめちゃくちゃ軽いです。
ここからまた細かいパーツを見ながら組んでいきますが、燃料ホースが詰まっていたり、ホースが折れていたり…なかなか大変です。
タイヤも交換しなければなりませんが、これも手組みでやる予定です。

これは最終型の様ですが、製造されて25年以上経っています。年相応かな?

後はネイキッド化するのにヘッドライトも換装予定。

今月中にはエンジンをかけたいですね。


feed 【E46】エキスパンションタンク、爆発 (2024/8/24 14:19:12)

連休中の出来事ですが、息子の出先で330iのエキスパンションタンクが破裂しました。


一年半ぶり2回目で、息子もすぐに状況を理解、迷わずレッカーとなりました。
今は自動車保険でレッカーサービスが180kmまで無料であるので、ホントに助かります。
これが無ければ、知人からローダー借りて来ないといけなくなります。


さて現車を見てみましたが、ちょっとびっくり。

破裂したと言うより、不謹慎ですが水蒸気爆発と言うのがしっくり来る状態でした。

前回交換したのは、トラブりたく無いので変な大陸製では無く、MAHLE製です。
それでもこの始末。

材料はPA66、エンジンからの熱も高い中でこの材料を使うのはちょっとなぁ…。


今回せっかくバラしたので、ウォーターポンプも念の為交換する事にしました。
インペラはPA66からステン?の金属製に。
ただ、金属製のインペラは接合部の厚さがあり、排出量は樹脂の方が高いと思われます。


これらの交換と、念の為ラジエーターキャップも交換をし、冷却水を入れれば終了です。

暫くは交換したく無い気持ちも込めて、スーパーLLCです。


この故障はかなりポピュラーではありますが、一発車両停止になる故障ですので、もう少し日本市場での信頼性を上げて欲しいなぁ、と思うのでした。


さて、今回はどのくらい持つでしょうか?


 

 




feed 一工夫なLCR用ラジアル (2024/8/18 21:18:34)

そういやLCRのカテゴリーを作ってませんでした…とりあえず特小と言うことで。


今日が最後の夏休みとなる方も多いのではないでしょうか?そんな日曜日は、涼しい山の上へ行くことにしました。

向かったのは矢板市八方ヶ原。
標高は1290mHほどで、とても涼しく過ごせます。

標高は高いのですが、本日開催のみちのくRCはちょっと厳しい場所になります。


ところが耳を凝らしていると、と言うか今日はノイズがやたらに低かったのでギリギリ聞こえてきました。

呼んでみると、一発でピックアップ。
いやぁ〜、飛ぶもんですね。

その後も、Es QSOを交えながら直接波でのDX QSOが続きます。
ノイズがホントに低いので、ハンディ機でも余裕でいけます。

▼ICB-529とNTS-115A

■QSO
ちばBG92
いばらきAA697
くまもとKS707
さがSO373
はちおうじRS248
さいたまKM117
とちぎTH927
とちぎFB21
コオリヤマRS015


さて、今日はLCRネタです。

SRH-140Dは1/4λのホイップで、皆さん良く使われていると思います。
そのままでもFBなアンテナではありますが、このアンテナはラジアルが本来欲しいところで、NATECの様にラジアルを一本足しただけでも利得は大きく改善します。

試しにやってみたのが↓
緑色のラインがVSWR(黄色はS11、水色ほスミスチャート)。
十分実用範囲内ですが、このラジアルはかなりピーキーで、共振特性がラジアルの状態でガラガラ変わります。

常にスミスチャートが見られれば良いのですが、そうもいきません。


そこでラジアルをちょっと一工夫してみます。
本来1/4λ(約50cm)なラジアル長を、その倍の1/2λ(約100cm)でカット、更にそれをループにします。


するとどうでしょう。帯域が拡がり、整合範囲もかなり広くなります。

ラジアルも複数本を準備すると、その分の実効利得は上がります。
しかし、ラジアルが複数あると、ラジアルに流れる高周波電流は周囲の状態によって偏りを生じます。その偏りが調子が悪いので、ラジアル同士で解決させる為にループにします。
それにより、ラジアルが安定して動作し、帯域も広くなると言うものです。



ちなみにこれはCBの電源線にも応用は出来ます。

リグとバッテリーの間の線を2本にし、ループが1/2λになる様にします。

電源線は長さの規定が無いので、あくまでも電圧降下を抑制しながら、ラジアル効果が狙える、と言う筋書きです。


ちなみに私はこんな面倒な事はCBではやりません🤣

上手くいったという方がいらっしゃれば、教えて下さい。


 

 



 

 



 

 



 

 



 

 



 

 




feed 禿げ散らかしたケツにカツっ (2024/8/17 18:18:31)
やらねばならぬと思っていたリアスポイラーの塗装。
と言うか、もう21年も経ってしまったこの車は、流石にそろそろ塗装がヤバくなってきました。

特に後ろから左側は前にかけてが酷いのは、昔、交差点で右折待ちしているところに大型トラックに突っ込まれ、板金をしたせいです。
純正の塗料では無いので、もちが悪いんですね。

ちなみに、塗料はイタリア製だったかなぁ…?が、とても良く、宮城県にその塗料を扱っている板金屋さんがあります。
そこはとても腕も良く、塗料が厚く新車以上に仕上がります。
(まだやってるかなぁ?)

さて、今日も暑いですが作業開始。
余りの暑さでビフォーを撮り忘れました。

スポイラーを外し、剥がれた塗装をペーパーで剥がしていきます。

同じくバックドアも削っていきます。
ドアに付いている小さな基板は、車中泊時に使うテレビのプリアンプ付きアンテナ基板です。
最近はテレビも観ないので、このタイミングで撤去。

後はモクモクと洗浄、脱脂、塗装をしていきます。

塗るのは楽しい作業です。

学生時代に全塗にハマった時期があり、全ての単車はオールペン。それにも飽き足らず、先輩のまで塗りまくって小遣い稼ぎしてました。
今はすっかり腕も衰え、子供のお絵描きみたいです。



最後にコンパウンドで研磨していくのですが、よりによって雨が降り出しました。
「後でもいっか」と、車体に組み付け、今日は終了です。


さて、左側全体、どうすっかなあ…

feed DIAMOND最強説、今更デジコミモビホ比較 (2024/8/16 21:10:33)
台風7号、騒いだ割にどっか行っちゃいそうですね。これ以上の被害を出さずにどっかへ行ってくれる事を願いましょう。



さて、台風ド直撃の心配がいらなくなったので、フィールドへ出てみることに。

コンディションは…やっぱりダメでした。台湾のビーコンはよ〜く聞こえているので、台湾向けCQを出すも残念な結果でした。
仕方がないので、ワッチしながら実験です。


■LCRの最強モービルホイップを探そう
すっかり下火になったデジコミ。最近は聞こえる頻度も本当に少なくなりました。
モービルで出ることは無いのですが、アンテナだけはあると言うこの無駄な状況を打開すべく、ちょっと実験、と言うか測定をしてみました。

▼調べたのは4本。
DIAMOND AZ140
CQオーム(アンテク?)OHM-140BX
謎メーカー D7900 実は微妙にオススメ
DIAMOND NR950M 高校生の時から愛用しているアンテナ
アマチュア無線用アンテナも含まれてますが、空中線形式は無線機の技術適合基準の許認可された1/2λ単一型で、問題ありません。

このアンテナをルーフサイド基台に取付け、VNAで測定してみます。

・AZ140
VSWRは、割と広めです。アマチュア無線バンドを挟んでの広いバンドをカバーするのはノンラジアルだと大変ですが、何か小技が有りそうです。

スミスチャートで見てみました。
なるほど、Zoを中心に小さく回して直列共振と並列共振を上手く作ってる様です。1/2λなので単一かと思ってましたが、そう言う手を使っていたんですね。


・OHM-140BX
アンテクとの噂が有ります。私が愛用しているDCRのアンテナもアンテク製ですが、あれはバンド幅も広くQSBにも強いアンテナと思ってます。
SWRの谷は単一。まぁこれが普通。

スミスチャートを見てみても普通ですが、AZ140を見た後では、残念と思ってしまいます。やっぱりループがDIAMONDに比べるとデカいんですよね。


・D7900
怪しい大陸製のアンテナです。
ただ、割と使えちゃうのがこのアンテナの良い所。コスパは最高です。


スミスチャートは割と大きな円を描きます。


・NR950M
アマチュア無線のモビホとしては最強と思っているアンテナがコレです。ず〜っと愛用しており、超大事にしている一本です。
アルファードのトランクに付けてバッチリ合うようにしていますが、SWRだとルーフサイドでもそれっぽく見えます。

今まで気にして来なかったのですが、DIAMONDは押し並べて小さく回る感じです。
この辺りがノウハウなんでしょうか?


1/2λのC-Loadなので、ちょっと測定するのは難しいかな?と思ったのですが、一応RFIも測定してみました。

基本的には、どのアンテナも差分無しでした。



えっ?と思ったのですが、確認した所、根本部分にコイルが居て、磁界シールドになっていないのか検流量が高くなる様です。

少しだけ離すとこの通り


と言う事で、今日は相手局無しで確認してみました。
多分双方固定してアンテナ取っ替え引っ替えの比較は皆さんやられていると思いますし、正確にやろうとすると条件を出すのが非常に難しいので今回はやりませんでした。
やってもきっと、誤差レベルの差しか出ないと思います。

測定結果だけ見ると、DIAMONDのAZ140が、上の周波数も下の周波数も両方のいいとこ取りが出来る完璧なアンテナと言うことが分かりました。


ところでCQオームのアンテナは、なんで黒く塗っちゃったんでしょうか?
エレメントはカチオン塗装っぽく見えますが、時間が経つと白っぽくなって凄くボロっちく見えちゃうんですけどね…