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feed 高瀬峠―馬船峠探索 (2017/11/5 19:26:32)


 広大な阿武隈山地の北端に位置する亘理山地。七峰(ななうね)といい、標高300m前後の小さな山と尾根が続いています。昨年、常磐線が復旧し、自分にとっては電車を利用して登れる貴重な山域でもあります。震災前、中ほどに位置する深山から南の鹿狼山まで何度かに分けて踏破する計画を立て実行に移しましたが、いまだ達成に至りません。震災で6年間、電車が不通となり、足も向かなくなっていました。今日は約7年ぶりに高瀬峠と馬船峠付近を探索してきました。

 JR山下駅からタクシーに乗車。高瀬峠への入り口付近で降り、林道を歩き始めると間もなく見覚えのある石切り場が見えてきました。そこまでは道幅も広く車両の出入りがあるようです。そこから先に進むと急に様相が変わり、路面が大きくえぐられ、路肩の崩落地やがけ崩れもあり、車両どころか歩くのさえ難儀。もはや林道と言えない藪に覆われた道を進むこと約30分、やっとの思いで高瀬峠に到着。ここから北に登れば疣石山、南に進めば影倉山。


高瀬峠付近


 まずは南の影倉山(大森山)へ。標識はありません。かすかな記憶をたどって藪道に突入。尾根に出ると赤布と杣道が続いていました。でも、かつての山の姿ではありません。角田側から新たな林道が山頂まで延び、幼木が植樹されたため、落ち着いた里山の雰囲気は失われたように感じました。20分ほどで山頂着。標高315m。以前から見晴らしは悪くなったのですが、伐採によりほぼ360度の展望となっていました。ただ、山頂に鉄パイプが組まれ、照明設備も・・・? 伐採といい、新たな林道といい、この山の変貌は留まるところを知らないようです。


影倉山(大森山)山頂




 いったん高瀬峠まで戻り、今度は北の疣石山を越え、馬船峠をめざします。高瀬峠には「大沢山登山口」の標識がありました。角田側では大沢山、山元側の呼称では疣石山。何度かアップダウンを繰り返しながら標高を上げ、約30分で疣石山山頂着。標高314m。ここまでかすかな道形はありますが、いたるところ藪に覆われ、倒木でふさがれた箇所を何度も乗りこえて進むという感じでした。ほとんど歩く人はいないようです。7年前、この山頂で無線運用したことがあります。もっと小広く、明るい山頂であったように記憶していたのですが、何の眺望もなく、地味な通過点といった感じでした。古い標識と明治時代のものと思われる三角点を見つけ、ここが疣石山であることを再確認しました。


疣石山山頂

古い三角点

馬船峠


 山頂を後にし、約20分で馬船峠着。峠からさらに北上すれば、何度か無線運用したことのある鷹討山に至ります。今日はここまで。藪漕ぎで疲れました。帰路、馬船林道の山元側も崩落地の連続ですさまじい有様となっていました。かつて太平洋と内陸部をつなぐ要衝だった峠道。もはやその頃の面影はありません。登山ツアーのコースにもなり、いくらか登山道も整備されたかと考えていたのですが、甘かったようです。山中、誰と会うこともなく山下駅まで歩きました。


 無線の方は、大森山(角田市)と疣石山(山元町)からCQを出してみました。DCRにて3局。145MHzにて13局に交信いただきました。宮城各局のほか、二本松市、福島市、東根市、田村市など。風が冷たく、いづれも短時間での撤収となりました。


大森山にて









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