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feed デジタルアンプ (2015/3/21 10:02:16)


 古いオーディオを物置から引っぱり出して聞いてみたら、思いのほか良い音で鳴ってくれたことに気を良くして、あれこれいじっています。RCAケーブルも替えてみました。ノイマンというドイツのケーブル。けっこう、音変わりますね。マニアはスピーカーケーブルもいろいろ替えたりして、深みにハマっていくそうです。音質が良くなるというより、音の変化を楽しむといったところでしょうか。何本も試しては納得いかず、「ケーブル地獄」に陥る人も少なくないのだとか。まあ、趣味なのでそれも良いかと。

 さて、オーディオに特段の興味がなくなってから十数年が経ちますが、その間この世界でもデジタル化が進んでいたようです。特にアンプに関しては、低価格のものはほとんどがデジタルアンプに切り替わっています。電源が命ということで、重いトランス電源を内蔵しているものが常識でしたが、今やスイッチング電源が主流です。オーディオIC+スイッチング電源、ずいぶん軽くなったものです。その分、音も軽いのかといえば、そんなことはないようです。

 ということで、試しに1台購入してみました。TDA7498E チップを搭載したSMSL社のSA-98Eというデジタルアンプ。送られてきた現物は予想していた以上に小型軽量で、まさに手のひらサイズ。ケンウッドのA-1001との体積比で10分の一あるかどうかという小ささです。これでパワー160Wなんだと・・・。本体より大きなスイッチングアダプターが付属しますが、この電源、36V 5.7Aという、ウルトラ級の仕様となっておりました。


この小ささ

右奥がスイッチングアダプター

36V 5.7A 


 さっそく20年前のCDプレーヤー(DP-1001)とスピーカー(LS-1001)をつないで聴いてみました。ベートーヴェンピアノ協奏曲第一番。A-1001も悪くないと思っていましたが、まったく遜色ないどころか、格の違いさえ感じてしまう音です。繊細さ、透明感、厚みに加え、艶と奥行きが増し、一気に演奏に引き込まれてしまいました。シャンソンも聴いてみたところ、こちらは、音声の伸びが今一つな印象を受けました。楽器一つ一つのディテールが明瞭で、クラシックやジャズを聴くにはなかなかの表現力と思いました。小さな筐体からどうしてこんなすごい音が出るのか不思議なくらいです。省エネ仕様で、旧式アンプのように熱くなりません。ノイズもまったくなし。内部は端子類、スイッチ、ボリウムを含め1枚の基板にすべての部品が組み込まれ、線材による配線はいっさいありません。音を濁す無駄なものは何もないということでしょう。


 CD自体がイチとゼロで構成するデジタルなので、音の一部はカットされているわけです。加えてアンプまでデジタルにしたら、良い音になるはずがない、そう思いこんでいましたが、認識不足だったようです。技術の進歩は留まるところを知りませんね。実際聴いてみると、唖然としてしまいます。






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