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ドイツ・ミュンヘン出身のヴォルフガング・サヴァリッシュ(1923~2014)は
オペラ指揮者として有名ですが、交響曲を振った機会も多く、
特に晩年はオペラから一切離れて活動をしていた程です。
日本でもよく知られている通り、"NHK交響楽団"の桂冠指揮者として
何度も来日 & 名演奏を遺しました。
凄腕のピアニストでもあり、だいぶ前にNHKで彼の特集番組が放送されていましたが
自宅には素晴らしいピアノが2台並んでおり、悠々とピアノに向かって演奏していた
映像を今でも思い出します。
今聴いているのは、チェコの代表的オーケストラ "チェコ・フィルハーモニー管弦楽団"を
振って遺したモーツァルトの後期交響曲4部(第38番"プラハ"、第39番、第40番、第41番"ジュピター")です。
4部作中、第40番の第一楽章冒頭と、第三楽章は誰もが一度は聴いたことがあるはずです。
デノンレーベル 1978年, 1980年 プラハ"芸術家の家"でのアナログセッションレコーディング。
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団は欧州のオーケストラの中でも、トップ10入りするほど
ウィーン・フィルやベルリン・フィルに負けないプロフェッショナル集団で
特に弦楽器と木管楽器の暖かく、優しく包み込むような音色は
モーツァルトの作品とベストマッチしています。
オススメなのは第39番と41番"ジュピター"だと、自分は思っています。
サヴァリッシュのキレのある指揮棒捌きを受け止めて、コクの有る
演奏を行うチェコ・フィルハーモニー管弦楽団は、聴いていて全く不審さがなく
ありのままの"モーツァルト像"が浮かんできます。
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