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feed RJX-601 キャリブレーション用発振器 in FRISK (2015/3/28 20:19:51)
某局から「RJX-601で移動運用するとき、周波数が合わせられない」と相談がありました。601とは別にハンディ機を持っていき鳴き合わせをしてキャリブレーションをとっているそうですが、2台持って行くのも徒歩移動だと邪魔ですよね(^^;) RJX-601にはキャリブレーション用の水晶が内蔵されており、50.000MHzに合わせることはできるのですが、50.600MHzとか50.620MHzに合わせたいとなると非常に大雑把なダイヤル目盛りを見て合わせることになり、結局は 「このへんかな~?」 と勘で合わせることに。

4MHzという広い帯域をカバーしているためVFOの調整はとてもクリチカル。受信中にダイヤルにほんの少し触れただけでも大きくズレてしまい全く聞こえなくなってしまうこともしばしば。そんな状態ですから誰かが出ているときに合わせることは出来ても周波数決め撃ちでCQやワッチはかなり困難です(^^;)

OMさんたちは内蔵の水晶を29MHzから30MHzに交換してFMの呼び出し周波数である51.000MHzでキャリブレーションできるように改造されているようです。しかし50.600MHzに合わせたいとなると29.600MHzという中途半端な水晶が必要になり、既製品ではなかなか手に入りそうにない。特注となると1500円/個くらいになっちゃいます。

そこで簡易的な発振器を作ってみました。なんの変哲もない1石の発振回路です。
イメージ 1
バッファがないじゃないか!とご指摘を受けそうですが、今回は”フリスクケースに収める”というのがテーマなのでできるだけシンプルに。構想を練っている段階で もはや発振器を作る事よりフリスクケースを使って工作したい!という方がメインになってしまった ような・・・(笑。

イメージ 2
空中配線でこんな感じに収めました。白いリード線はアンテナ代わりです。薄いケースなので高さを抑えるためタンク回路のコイルはシールドケースに入ったものではなくマイクロインダクタを用い、トリマコンデンサで同調させるようにしました。しかし・・・見れば見るほどひどいレイアウト(>_<) 一から作り直すかな(^^;)

イメージ 3
フタを閉じると怪しいスイッチが1つある以外はただのフリスクケース。 ボタンの色はミントをイメージして水色にしてみました (笑。

イメージ 4
波形はダメダメです(^^;) 完全な3rdオーバートーンになっておらず基本波も出てしまっているのですが、ひとまず実用にはなるので暫定仕様としてはOKとしました。半径数mにしか飛ばないものなのでこんないい加減な状態でも問題ないとは思いますが、ほんとはこんなスプリアスをまき散らすような発振をさせてはいけません(>_<) マジメにつくるなら金属ケースでアースをしっかりしないとダメですね。仕上げのときにもっときっちりやろうと思います。

イメージ 5
手持ちの水晶が50.600MHzが無かったのでとりあえず50.550MHzの 1エリア仕様 で作りました。次の発注のときに50.600MHzを買って交換します。USBモードでピークを探してみるとほぼピッタリ50.550MHzで出てます。

イメージ 6
RJX-601のアンテナの近くでスイッチオン!S9オーバーです。※1mくらい離れてもS4くらい振れます。

これなら軽いし小さいので移動運用に持って行っても邪魔になりませんね。ただし、ザックの中でスイッチが押しっぱなしにならないよう注意が必要です(^^;) タクトスイッチよりスライドスイッチとかの方が良いかもしれませんね。




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