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feed カルロ・マリア・ジュリーニ指揮 ベルリン・フィル演奏のヴェルディ"レクイエム" (2015/3/28 23:23:08)
クラシック音楽で"レクイエム"といえば、モーツァルト、フォーレ、そしてこのジュゼッペ・ヴェルディ
の作品が有名です。(自分はこの中にぜひブラームスの"ドイツ・レクイエム"を入れたい!)

ヴェルディのレクイエム中、"怒りの日"冒頭は特に有名で
誰もが一度はどこかの機会で耳にしたことがあるはずです。

指揮者 カルロ・マリア・ジュリーニ(1914~2005)はイタリア出身ですが、
幼少期を北部イタリア・ドイツ語圏で育ったので、ドイツ語を
マスターしており、その関係でドイツ作品において比類なき
完成度で指揮できる数少ないイタリア系指揮者でした。
特定のオーケストラのポスト(首席指揮者)
に長く就任しておらず、孤高のマエストロでした。

もちろん、自国作曲家の作品も多く指揮して名盤を遺しており、
1989年レコーディングのベルリン・フィル & エルンスト・ゼンフ合唱団
を率いて遺したヴェルディの"レクイエム"は最高の演奏と言えるでしょう。
イメージ 1

ジュリーニは1963年にも同作品をフィルハーモニア管弦楽団で演奏し、
レコーディングも遺していますが、完成度は1989年版の方が上だと感じています。

63年版と比較してかなり遅めのテンポ & 厳粛さで進む演奏で
聴いていると心が洗われます。
このレコーディングに出会ってから、トスカニーニやヴィクトル・デ・サバタの
演奏を聴かなくなってしまいました。それ程自分の中では最高の名盤になっています。

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