無線ブログ集
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HF帯でのCQの出し方 (2015/4/5 8:49:22)
各局さん、またアマチュア無線のハウツー本で書かれていることなので
当局が書けることはあまりまりませんが、これからHF帯での運用を
検討されている方、またCQを出した経験がない方に向けて
本記事を書いてみようと思います。
短波帯でのCQの出し方は基本的にV/UHFと同じですが、
伝搬状況(コンディション)次第では海外まで自分のCQが
届いている可能性があります。その点を少し気にかけていると
スマートにCQが出せます。
今回は、7MHz SSBでCQを出す場合をモデルにしてみました。
1) 運用周波数・モードを確認する
変調方式の"SSB"には大きく分けて2種類、"LSB"と"USB"が存在します。
LSBは抑圧搬送波下側波帯(Lower Side Band)、USBは抑圧搬送波上側波帯(Upper Side Band)
を意味しており、7MHz以下(3.5MHz等)では"LSB"を用います。逆にUSBは
18MHz等の周波数で用いられます。最近のリグは自動で切り替えがなされるので
ほとんど心配する必要はありませんが、一応確認しましょう。
また、運用するアマチュア無線バンドプランを確認してバンドエッジでは無いか、
"狭帯域の電話、若しくは狭帯域の全電波型式"区分であるかも必ずチェックしましょう。
2) 空周波数(チャンネル)を探す
リグのVFOダイヤルをゆっくり回して、開いている周波数を探します。
この際、SSBの占有周波数帯域は3KHzなので、隣局との混信等が無いか
チェックしながら探していきます。
3) 空周波数が見つかったらしばらくワッチする
空いている周波数が見つかったら、しばらくワッチをしましょう。リグの
受信感度が最大か今一度確認を行って、耳を済まします。
よく"どの位聞いていれば空周波数と言って良いのか?"と聞かれますが、
ここは臨機応変に対応するのみです。
空いていると確認できたら、"チャンネルチェック"を行います。
"チェック。この周波数、お使いですか?"や"Is this frequency in use?"と
日本語 & 英語でアナウンスしてみましょう。
先に述べたように、海外まで自分の電波が届いている可能性があるので
英語でもアナウンスを行うとFBです。
ここで混信等がある場合、2)に戻って他の周波数を探します。
4) さぁ、CQを出しましょう!
ここまで来れば、あとはCQをドンドン出していきましょう。
例としては、[CQ CQ CQ 40m, こちらは「○○○○○○(自分のコールサイン)」
次に欧文通話表を用いてコールサインを明確に送信し、
最後にQTHを付け加え、"受信します、 どうぞ。"または"Calling CQ 40m and Standing by over."]
で送信から受信に移ります。
ここで前に記事に書きましたが、海外向けの"CQコール"を併用すれば
国内のみならず、海外から自分のCQに対して応答があるかもしれません。
以上簡単ではありますが、HF帯でのCQの出し方について書いてみました。
参考になれば幸いです。
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