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<「9R-59」「TX-88A」のライン、さらに「TX-26」「HA-52B」…希少価値大!> 半世紀を経たトリオの旧モデルがヤフオクに出品 (2015/5/7 15:22:05)
トリオ(現JVCケンウッド)を代表するHF帯受信機「9R-59」と、送信機の「TX-88A」をはじめ「VFO-1」「CC-6」「SP-5」「SM-5」のフルラインは、いまだに中古市場で人気だ。さらに2mのアマチュアバンドが144~148MHz(主流はAM)だった時代の、2mバンド&6mバンド送信機キット「TX-26」や2mバンド受信機「HA-52B」は珍しい存在といえるだろう。そんな1960年代に登場した旧モデルの数々がヤフオクに出品されている。画像から確認できる状態と希少性の高さなどで、入札件数も上昇している。
今回、「半世紀前のTRIOオールバンダー!局一式 ジャンク」としてヤフオクに登場したのは、往年のトリオ製受信機、送信機、オプションの外部VFOやコンバータ類、そして電鍵やSWRメーター類など。画像を見る限りでは程度も悪くなさそうだ。
出品者からは以下のような説明が書かれている。
・基本の送受信機系は、すべて黒ツマミの希少な初期タイプです。
・送信機はTX-88A(電源OK、クリスタルを挿して発振OKですが送信試験していません。メータランプ1個点かず。ケース上面に乗せてた機器の痕あり。3530kHzクリスタル付属)
・受信機は9R-59(とりあえず中波・短波の放送関係は問題なく受信しています。電源プラグ交換、背面UYは付属します)
・VFO-1(オシロでは発振はしているようですが、接続してテストしていません)
・50MHz帯コンバータCC-6(電源は入りましたが未試験です)
・スピーカSP-5(動作に問題なし)
・プリコンSM-5(初期のFT-243の4個のタイプです。電源OKですが動作試験していません)
・144MHz、50MHz帯用送信機TX-26(電源はOKですが、試験なし。当時、電源/変調器は88Aに接続して供給していました。USプラグ付)
・144MHz帯用受信機HA-52B(電源はOK、感度は?ですが、とりあえず受信します。購入したもののほとんど使用していません。ローカルに譲ったCC-2を使用していました)
・その他、マイクはAIWA製、電鍵はHK-3、SWR計(50Ωと75Ω切換式)テストなしですがオマケです。
受信機の「9R-59」は完成品とキットの2種類があった。どちらも本体の銘板は「9R-59」となっていたため、今回出品された「9R-59」が完成品かキットかは不明である。
出品者のコメントには、「今では手のひらに乗るような小型機でこれ以上の性能のある機種が目白押しですが、ノスタルジックなTRIOの旧機も味わい深いものです。A3電波も復活しつつあり、メンテナンスして頂き、運用も可能かもしれません。また、飾りにもいいかもしれません」との記載がある。
コレクションとしては抜群の存在感だろう。オークションページには多数の画像がアップされているので、一度確認してみてはいかがだろうか。
●関連リンク: ★☆半世紀前のTRIOオールバンダー!局一式 ジャンク☆★(ヤフオク)