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臨界周波数から読み取るQSO可能エリア・・を考える (2015/5/11 20:56:49)
昨日のお昼頃、尺丈山で「福島局はEsでガンガン繋がってるのは聞こえるけど、相手が聞こえない」ってことが有りました。
大して離れてないんだけどなぁ、どうした尺丈くん…と思ってました。
このままでは、あまり面白くないので、また数字遊びをしてみました。
例の如く、間違い、変な所はご教授のほどをお願いします。
■前提
・NICTサイトで提供されている臨界周波数、これの国分寺の値を使います。
(上記の謎解きに関しては、後にエイヤの補完が入ります)
・その臨界周波数から、CBの周波数が安定的に反射出来る距離を算出します。
・Esの見かけ高さは110km固定。
→電離層の反射地点を起点に半径何キロがQSO可能エリアかを見ます。
■結果
細かい計算式は面倒なので、いきなり結果です。(三角関数に一抹の不安が・・)
縦軸が臨界周波数。
横軸上が電離層の反射ポイントからの水平距離。
横軸2行目が2点間距離(互いのQSOポイント間距離)。
オレンジ色の所が 安定的に反射可能な周波数が27MHz以上 の領域です。
*国分寺上空を反射点にQSOするエリアには、上記の表が使えそうな気がします。
■ここから妄想(エイヤ)
QSO出来ていたのは主に近畿ー福島間ですので、Esの中心は長野や富山周辺。
で、NICTの過去データを見るとほぼ同時刻帯の東京の臨界周波数は8MHz以上とあります。
そこからEsの中心に向って濃くなっていき・・・反射点では、きっと13MHz位・・だったかもしれない・・。
次に、福島局の運用場所と尺丈山との距離の差は約60km。
■妄想結果
きっとこの境目でQSO出来なかったんだ…と ごまかす事 にしました。
現時点では、イオノ分布マップを見てやるしか無いですね。