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<ラジオコントロールプログラム「ARCP-990」もアップデート>JVCケンウッドがTS-990の新ファーム、Ver.1.10をきょう公開 (2015/5/12 16:05:13)
株式会社JVCケンウッドは5月12日、HF~50MHz帯の高級オールモードトランシーバー、TS-990の新ファーム、Ver.1.10を同社サイト上に公開した。さらに同モデル用のラジオコントロールプログラム「ARCP-990」もVer.1.03にアップデートした。
●公開された新ファームウェアVer.1.10(2015年5月12日)
◆1.メインバンドで、NB2(IF段のデジタル処理によるノイズブランカー)に新しい方式を追加しました。
・メインバンドの[NB2]を長く押すと、メインスクリーンに NB2の機能設定画面が表示されます。その状態で
F6[TYPE]を押すと、「TYPE A」(従来の方式)と、「TYPE B」(新しく追加された方式)とを切り替えることができます。「TYPE
B」に設定した場合は、「WIDTH」(パルスノイズをブランキングする幅)および「DEPTH」(パルスノイズをブランキングする深さ)のそれぞれのパラメータを20段階で設定できます。
・[NB2]を再度長く押すか、[ESC]を押すと NB2の機能設定画面が終了します。
・「TYPE
A」は、信号の振幅によりパルスノイズの判別と抑圧を行う方式です。目的信号自体をブランキングしないので、パルスノイズに埋もれた信号の受信に効果的です。
・「TYPE
B」は、振幅変化の割合によりパルスノイズの判別とブランキングを行う方式です。NB1(IF段のアナログ処理によるノイズブランカー)と同様にパルスノイズを目的信号と共にブランキングしますが、「WIDTH」と「DEPTH」を受信状況に合わせて設定できます。
・DSPのメモリー容量の制限のため、「TYPE B」はサブバンドには対応していません。
・「TYPE A」「TYPE B」ともに受信状況によっては、NB1の併用が効果的な場合もあります。また、ルーフィングフィルタの帯域幅を広くすることで NB2がより効果的に動作する場合もあります。
◆2.送信中でも [HI/SHIFT]/[LO/WIDTH]つまみによる受信DSPフィルタの変更ができるように仕様を変更しました。
・メニューNo.8-01(送信時の波形表示)が「On」(初期値)の場合、SSB/AM/FMモードでは受信DSPフィルタの状態は送信中は表示されません。SSB/AM/FMモードでの送信中に受信DSPフィルタの状態の確認が必要な場合は、メニューNo.8-01を「Off」に設定してください。
◆3.CWメッセージを文字入力により登録した場合、入力したスペースの文字数だけ送出間隔を空けるように仕様を修正しました。
※今回のファームウェアアップデートにともない、ラジオコントロールプログラムARCP-990も Ver.1.03にアップデートしました。ARCP-990をお使いのお客様は、併せて最新版(Ver.1.03)をインストールしてください。
詳細とダウンロードは下記関連リンクより。
●関連リンク: TS-990S/D最新情報(JVCケンウッド)