ホーム >> 無線ブログ集 >> アウトプットトランスの改造

無線ブログ集

  メイン  |  簡易ヘッドライン  

link シズオカAR96/JR2GUI シズオカAR96/JR2GUI (2024/5/5 1:05:06)

feed アウトプットトランスの改造 (2015/5/13 22:26:11)
昨日届いた「ラジオ少年」のトランス ですが、コアが磁化しやすいとの情報をネズミさんより教えていただきました。ちょっとググってみると、なるほど確かにいくつかのサイトで「コアにギャップがなく直流磁化しやすいため、アウトプットトランスには不適」と書かれています。直流磁化してしまうとインダクタンスが極端に低下し、低音が出ない、出力が稼げないといった不具合が生じるようです。アウトプットトランスなのにアウトプット用途に向かないコアの組み方・・・C国クオリティか?

これは困った。さらに調べると電源用のトランス(通常はギャップなし)のコアを組み換えてギャップを設け、出力トランスとして利用されている方の記事がヒット。これを真似して改造してみることにしました。

イメージ 1
とりあえずカバーを外してコアを1組抜いたところ。 EIコア と呼ばれるその名の通りアルファベットの E I の形をした鉄板を積層することでコアが形成されています。これがEはE同士、IはI同士で積層されていてEとIの間にギャップがあれば磁化は生じにくいらしいですが、バラしてみるとEとIが互い違いに組み合わされておりギャップがありません。

イメージ
2  イメージ 3
そこでまずコアをバラします。弱い接着剤のようなものでくっついているのでカッターで切り離しながら1枚1枚バラバラに。全部で26枚でした。

イメージ 4
全部抜けたらE型のコアだけを同じ向きに揃えて挿入。硬くてなかなか入らなかった(^^;) 木っ端を当て板にしてコアを曲げないよう慎重に押し込みました。

イメージ 5
I型のコアはマスキングテープで巻いて載せます。このテープの厚み分がギャップになります。

イメージ 6
あとはケースを被せカシメておしまい。

改造前後で音を聞き比べたわけではないので効果の程が分からないのですが・・・きっと良くなっているはず。良くなっていてくれ。良くなっているといいな。LCRメーターで抵抗値やらインダクタンスを測定していると、改造後のトランスは値が安定していたのに対し未改造のものは100Hzくらいの低い周波数では抵抗値やインダクタンスが徐々に大きくなっていきました。微妙に磁化が起きてるのか?だとしたら改造によってそれが抑制できたのかもしれません(^^) はやくアンプ作って聴き比べしてみたいな~。






execution time : 0.015 sec
サイト内検索

メインメニュー

ログイン
ユーザ名:

パスワード:



パスワード紛失


オンライン状況
28 人のユーザが現在オンラインです。 (9 人のユーザが 無線ブログ集 を参照しています。)

登録ユーザ: 0
ゲスト: 28

もっと...