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特小を金属板の上に置くと (2015/5/16 11:41:31)
今日は、朝方早い時間から雨です。
しょうがないのでPC上でお遊びします。
■本日のテーマ「特小を金属板の上に置くとどうなるか」
ハンディーCBでは関係無いですが、ポーダブルCB機についてはルーフの上に置くなど、各局工夫されています。
それと同じようなことを特小でやったらどうなるかを考えます。
■想定状態
イマイチ再現出来ませんが、やりたいのはポールの先っちょに特小を付け、その下に1/2λに近しいアルミ板を置く状態です。
なので、中心では無く垂直ポール分オフセットしてます。
(ちなみに金属板はちょうどいいサイズがなかったので、写真では適当です)
■全体モデリング
金属板と特小本体はDC的に接続されていない状態です。
■特性
面白いのは、偏波変化(水平成分が多くなるパターン)しています。
やはり近くに金属があると、電波は器用に乗っかるんですね。
■では、実験。
偏波変化に対し有効になる可能性があるのなら・・と言うことで、そんなフィールドをモデリングしています。
モデリングと言うとかっこいいですが、実際は全然です。
目的は、実フィールドの様に反射をし、偏波が変化し到達する状態を作ることです。
それを家の中で、見通せない部屋同士間でテストすることで作り出してみます。
(送信側)
周辺から浮かせた状態に位置固定。
特小機の下に金属板が有り無しを切り替えます。
さらに、特小本体を垂直と水平状態へ切り替え
合計4パターンとする
(受信側)
別な部屋で、ATT、RFgain最小、アンテナコネクタは(ケーブル無しの)ターミネーターを入れ、その電界強度を測定
■結果
垂直/水平:金属板を入れる方がIC-R20でS2つ分上昇
注意)R20のSメーターはstepが超細かいです。
Sメータ1つ分が電界強度差何dBになるのかは
422MHzで測定したデータが無いので「大事なのですが」割愛します。
と言うことで、「金属板が下にあると強度は上がる可能性がある」というのはわかりました。
ただ、その結果は「金属板に一度乗っかったのが再放射した為なのか」は、電磁界解析でもしないとわからないです。
携帯電話を設計されてる方なら、答えは瞬殺なのでしょうが・・そうなってみたいです。
次回は、今回の実験をした時にもっと電界強度が上がる方法があったので、それをベースに金属板の位置を変えるとどうなるか?にチャレンジしてみます。
(いつになることやら・・)
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