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<PDF版カタログも同時公開>八重洲無線、Webサイトに新製品「FTM-100D/DH」の商品情報を掲載 (2015/5/20 8:37:12)
八重洲無線株式会社は5月19日夜、C4FMデジタルモードに対応した144/430MHz帯モービル機の新製品、FTM-100D/DHの商品情報を同社Webサイトに掲載。同時にPDF版カタログも公開した。これによって140W×45H×164Dmm、重量1.1kgというコンパクトなボディサイズに108~999.99MHzの広帯域受信機能を搭載、ただしAバンドとBバンドの「2波同時受信」は非対応という同モデルの特徴が初めて明らかになった。
八重洲無線のWebサイトに掲載された情報によると、FTM-100D/DHは次のような特徴があるという。
★FTM-100D/DHの特徴(主要項目を抜粋)
・通信品質に優れたC4FMデジタルに対応した144/430MHzデュアルバンド デジタル/アナログトランシーバー
・140W×45H×164Dmm、重量1.1kgというコンパクトなボディサイズ
・144/430MHz帯ともに余裕の50W出力(FTM-100DH)
・160×40ドットのフルドット液晶ディスプレイ搭載
・高輝度のカラー表示で現在の通信モードを瞬時に判別可能なモード/ステータスインジケータ搭載
・目的に合わせて選択可能な4つの通信モードを用意(V/D モード、Voice FR モード、Data FR
モード、アナログFMモード)
・WIRES-Xに対応、WIRES-Xノード局として使用する際にはFTM-100D/FTM-100DHディスプレイのバックライトを消して省エネ運用が可能
・準天頂衛星みちびきに対応した高感度66ch GPSアンテナをフロントパネルに標準装備
・スナップショット画像とWIRES-Xニュースステーションの画像データ伝送機能(受信/転送) ※カメラ付きスピーカマイクMH-85A11Uの接続には非対応
・108~999.99MHz連続受信に対応した本格的なワイドバンド受信機能
・受信中の周波数とHOMEチャンネルを交互に高速サーチして、自動的に信号を探すことができるデュアルレシーブ機能を搭載 ※バンドAとバンドBの同時受信には非対応
・microSDカードを使用してメモリーチャンネルやGM機能のグループメンバー情報を対応機種と共有可能
・本体内蔵スピーカーは大音量の3Wスピーカー、外部スピーカーMLS-200-M10(オプション)は最大8Wに対応
・自局の移動軌跡情報をmicroSDカードに保存できるGPSロガー機能
・位置情報やメッセージなどのデータ通信が可能な1200/9600bps APRS通信に対応
・BluetoothヘッドセットBH-2A(オプション)によるハンズフリーオペレーションが可能
(オプションのBU-2が必要)
・ボイスガイドユニットFVS-2(オプション)を取付けることで音声ガイドや受信音声の録音に対応
・フロントパネルセパレート対応、3mのセパレートケーブル付属
FTM-100D/DHの標準価格は、20WタイプのFTM-100Dが59,800円、50WタイプのFTM-100DHが64,800円(いずれも税抜)。従来のアナログFM機と同等のサイズでありながら、C4FMデジタルモードを搭載。WIRES-XのHRI-200を接続してノード局としても使用できるという特徴がある。
またフロントパネル内に「みちびき」対応のGPSレシーバーを搭載したことでAPRSの運用にも対応。さらに108~999.99MHzの広帯域受信機能も搭載しているが、Aバンド側とBバンド側の「2波同時受信」は非対応で、同時に受信できるのは1バンドのみとなる。またC4FM対応機でなじみの深い「カメラ付きスピーカーマイク(MH-85A11U)」の接続にも非対応となっている。ただし他局からのスナップショット画像やWIRES-Xニュースステーションの画像データを受信したり転送することは可能だ。
詳細は同社Webサイトの商品情報や、PDFでダウンロードが可能なカタログで確認してほしい。
●関連リンク:
・商品情報
FTM-100D/DH(八重洲無線)
・FTM-100D/DH
PDF版カタログ(八重洲無線)