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B.B.キング (2015/5/24 5:52:59)
先日、B.B.キング氏が亡くなられましたね。中学生の頃から「ブルースの王様」として聴いていました。残念ですが、ミュージシャンにしてはとても長寿だったと思います。ご冥福をお祈りします。
ブルースギターがアドリブで弾けるようになったらいいなと思いながらうまく弾けませんが、YouTubeにupされている教則動画を見ながら練習しています。でもギター講師の音はB.B.キングのように心に響いてくる音ではないですね。本物は気合いの入り方が違うというか。
ブルースは3つのメジャーコードで出来た音楽で、本来は長調のはずなのですが、メロディにマイナー3度(短3度)という短調の音をぶつけてやることで、不良っぽいというか、かっこいい感じになります。ブルーノートといって、厳密にはチョーキングで音程をほんの少し上げてやるとさらに雰囲気が出ます。最初に発見した人はすごいです。クラッシックを勉強した人なんかでは、コードと違う音をぶつけるという発想は出ないでしょうね。おそらく黒人たちが適当に楽器で遊んでいて自然にやりだしたのでしょうね。
ブルースというよりロックですが、70年代にグランド・ファンク・レイルロードというバンドの「Locomotion」という曲がヒットしていました。昔のポップスのリバイバルで、原曲は脳天気な感じの曲なのですが、ギターの間奏のところで度肝を抜かれてしまい、「うわー、やられたー」って感じでしたね。
B.B.キングはさらに発展させて、マイナーの音階(マイナー・ペンタトニック)とメジャーの音階(メジャー・ペンタトニック)をまぜこぜにすることで、明るくなったり暗くなったり、実に渋い感じを出しています。他のブルースマンとちょっと違った渋い雰囲気ですね。
ペンタトニック・スケールはそのままぺらぺら弾くと、民謡というか、ちんどん屋みたいな音になってしまうので、かっこよく弾くのはセンスが要るというか、難しいです。B.B.キングは早弾きではないですし、必殺技がいくつか決まっているので、勉強しやすいですね。
ではまた
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