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カール・リヒター演奏の"バッハ & ヘンデル 鍵盤楽曲"選集を聴いてみる (2015/5/24 8:53:05)
今日も朝から各 HFアマチュア無線ハイバンドのCONDXをチェック。18MHz & 21MHzで8エリアが
開いていますが、まだQSBが多めでCONDXが上がってくるのを期待しています。
昨日ですが、ネットで予約していたカール・リヒターがチェンバロに向かって
演奏したバッハの"鍵盤楽曲選集"CDが届いたので早速聴き込んでいます。
アルヒーフレーベル。 1969年, 1954年レコーディングのステレオ & モノラルセッション録音。
収録されている曲は、"イタリア協奏曲"を始めバッハの作品では
5曲、ヘンデルでは"調子の良い鍛冶屋"の名前で有名な"チェンバロ協奏曲 第5番"が入っています。
このCDが出るのを楽しみにしていました。CDの下にあるのは同様の曲目が
収録されたLP盤で、前に紹介した"グレン・グールド"盤と同じく相当聴き込みました。
レビューですが、いつもながらリマスタリングがよく、LP盤と比較して遜色ないほど
アナログの雰囲気があります。私はやはり"アナログ"の音が好きなので
低音域から高温域までフラットな音質を求めます。しかも"中音域"で
伸びが良くないとこのような作品を鑑賞する際、どうしても"和音"の響きが
失われてしまいます。本当にFBなリマスタリングが施されて聴きやすいです。
"モダン・チェンバロ"*)を用いた演奏は、現代では"古臭い"と言われそうな感じがしますが
その豊かな響きは"ヒストリカル・チェンバロ"とまた違った趣がありますよ。
全曲共にカール・リヒターらしい質実剛健な演奏ですが、和音の付け方や
テンポ設定はバッハ演奏の第一人者と言われただけあり、作品の"真の姿"がくっきりと聴こえます。
"グレン・グールド"盤と共にオススメしたい1枚です。
+補足+
*)モダン・チェンバロとヒストリカル・チェンバロについて
"チェンバロ"という楽器は、簡単にいえば"ピアノ"のご先祖に当たる楽器ですが、
音をだす方法が全く異なります。"チェンバロ"は引かれている"弦"を"ジャック"と呼ばれる
もので弾いて音を作りますが、"ピアノ"はご存知のように"弦"を"ハンマー"が叩いて音が出ます。
"ピアノ"が発明 & 普及される前、15世紀から18世紀程度まで用いられていたのが
"チェンバロ"で、現代まで存在しているものや
その頃の製法や工法を使って近年製作されているのが"ヒストリカル・チェンバロ"です。
しかし、19世紀~20世紀中盤までは、"ヒストリカル・チェンバロ"に"現代流"の改良(音が大きい等)を
加えた"モダン・チェンバロ"が作製されて、それで演奏されていました。
開いていますが、まだQSBが多めでCONDXが上がってくるのを期待しています。
昨日ですが、ネットで予約していたカール・リヒターがチェンバロに向かって
演奏したバッハの"鍵盤楽曲選集"CDが届いたので早速聴き込んでいます。
アルヒーフレーベル。 1969年, 1954年レコーディングのステレオ & モノラルセッション録音。
収録されている曲は、"イタリア協奏曲"を始めバッハの作品では
5曲、ヘンデルでは"調子の良い鍛冶屋"の名前で有名な"チェンバロ協奏曲 第5番"が入っています。
このCDが出るのを楽しみにしていました。CDの下にあるのは同様の曲目が
収録されたLP盤で、前に紹介した"グレン・グールド"盤と同じく相当聴き込みました。
レビューですが、いつもながらリマスタリングがよく、LP盤と比較して遜色ないほど
アナログの雰囲気があります。私はやはり"アナログ"の音が好きなので
低音域から高温域までフラットな音質を求めます。しかも"中音域"で
伸びが良くないとこのような作品を鑑賞する際、どうしても"和音"の響きが
失われてしまいます。本当にFBなリマスタリングが施されて聴きやすいです。
"モダン・チェンバロ"*)を用いた演奏は、現代では"古臭い"と言われそうな感じがしますが
その豊かな響きは"ヒストリカル・チェンバロ"とまた違った趣がありますよ。
全曲共にカール・リヒターらしい質実剛健な演奏ですが、和音の付け方や
テンポ設定はバッハ演奏の第一人者と言われただけあり、作品の"真の姿"がくっきりと聴こえます。
"グレン・グールド"盤と共にオススメしたい1枚です。
+補足+
*)モダン・チェンバロとヒストリカル・チェンバロについて
"チェンバロ"という楽器は、簡単にいえば"ピアノ"のご先祖に当たる楽器ですが、
音をだす方法が全く異なります。"チェンバロ"は引かれている"弦"を"ジャック"と呼ばれる
もので弾いて音を作りますが、"ピアノ"はご存知のように"弦"を"ハンマー"が叩いて音が出ます。
"ピアノ"が発明 & 普及される前、15世紀から18世紀程度まで用いられていたのが
"チェンバロ"で、現代まで存在しているものや
その頃の製法や工法を使って近年製作されているのが"ヒストリカル・チェンバロ"です。
しかし、19世紀~20世紀中盤までは、"ヒストリカル・チェンバロ"に"現代流"の改良(音が大きい等)を
加えた"モダン・チェンバロ"が作製されて、それで演奏されていました。
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