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<「得点上位者は正確な周波数を記載しログ提出」など>この秋から実施! 世界的に有名な「CQ World Wide DX Contest」のルール変更案を公表 (2015/5/26 13:20:21)
US CQマガジンが主催する世界的なコンテスト「CQ World Wide DX Contest」の規則改正を検討しているCQ WWコンテスト委員会は、2015年に開催する「CQ World Wide DX Contest SSB/CW規則」に関する変更案のプレビューをブログで行った。最終的な規則を2015年6月1日に発表する前に、一般から意見などを受け付ける(パブリックコメント)こととし、5月30日までにフィードバックしてほしいと案内している。
今回のルール変更は、日本時間の10月24日(土)から26日(月)に開催する「SSB部門」、そして11月28日(土)から30(月)に開催する「CW部門」で適用される模様だ。
※翻訳した内容は参考で、正確を記するため、必ずオリジナルを確認してほしい。
●ルール変更において提案されたポイント
・Overlay Categoryの定義への多少の変更。
・USAクラブは175mileから200mileへ、DXクラブには275kmから300kmへクラブ圏の拡大。
・QSOのAlerting
Assistanceの定義変更。コールサインまたはマルチプライヤー情報を提供するならば、アシスタンスとみなす。
・リモート局は、そのロケーションを管轄する当局によって許可されたコールサインを使わなければならない。
・得点上位者は、正確な周波数でのログを提出することを要求される。
・オブザーバープログラムには、委員会が活動の音声録音記録を要請できる資格を加える。
「得点上位者は、正確(accurate)な周波数でのログを提出することを要求される」とは、いままでバンドだけだった記載(例えば14MHzや21MHz)が、MHz以下の単位まで記載する必要があることを意味するようだ。
以下は、すべての参加者に対する一般的な規則とされるもので、草案がPDFデータとしてダウンロードできる。
1.彼らの提出されたスコアに影響を与えることができたどんな活動に際しても、参加者は彼らの選ばれたカテゴリーの範囲内で動かなければならない。
2.エントリーごとに異なるコールサインを使用しなくてはならない。
3.どのバンドも、選択したエントリーのカテゴリーにおける総出力パワー規制を超えてはいけない。どのバンドの総出力も、アクティブ・アンプの出力で、いつでも計測される。
4.セルフ・スポッティングやスポッティングの依頼は許可されない。
5.すべての送信機、受信機とアンテナの物理的な位置が1局の同じ場所にある場合は、遠隔操作は許される遠隔でオペレーションする局は、すべての局免許、オペレーター免許とカテゴリー制限に従わなければならない。コールサインは、局のロケーションを通常監督する当局がコールサインを発行または認可したものを使用すること。
6.局のロケーション以外の場所でのリモート受信は不可。
7.どんなときでも1バンド1波のみ許される。2台以上の送信機が同じバンドに存在するとき、ハードウェアデバイスで複数の信号を防ぐようにしておくこと。1つのバンドで2つ以上の周波数で交互にCQを出すことは、許されない。
8.コンテスト期間のコンテスト周波数・モードを使っている間に、交信のすべての要請、呼び出しへの反応とコールサインとコンテストナンバー交換をコピーすることを達成しなければならない。
9.QSO完了後にログに記録されたコールサインやナンバーを、いろいろなデータベースや、記録、Eメールなどの使用により訂正することは認められない。
10. ログに記録されるコールサインは、参加者によって交信時に交換されるものと同じでなければならない。
●関連リンク:
・Preview of 2015 CQ WW Rule Changes
・すべての参加者に対する一般的な規則としての「草案規則」(PDF形式)