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求めているものの違い (2015/6/3 19:55:53)
今から約35年前、学生を中心とした市民ラジオブーム。
当時のCBer局数の多さには目を見張るものが有った。
いたるところにCBerがいた。
まだ携帯電話が無い時代、タダで友達や近所の先輩後輩と話せるツールとしての市民ラジオは、学生に限らず仕事でも非常に有効な連絡ツールで有った。
23chなど海外輸出向けFCC規格のハイパワーCB機を使ったトラックやダンプの運ちゃんの被りをモロに受けて、泣く泣く被りの中を掻い潜って友達と夜な夜なラグチューしていたあの日を知っている当時の学生は、もう45歳以上、場合によっては60歳、70歳のOMさんになっている。
初夏(今頃)になると、なぜか遠く離れた場所の交信が聞こえて来て、これがイースポと言う電離層の悪戯だと後日勉強して知る事となる。
その内、ラグチューだけで無く、遥か遠くから聞こえて来る声に向けて「聞こえてるかぁ~!こちら○○県!」と叫ぶと「聞こえるよぉ~!こちら○○県!」と返事が来てイースポでのQSOを経験し、その魅力に取り憑かれたものだ。
まるで今の朝練やランチタイム運用や、イブニング運用、深夜運用と同じだ。
ただ、当時はインターネットも無く、イースポの発生は、FMラジオに遥か離れた遠くのFM放送が聞こえて来たり、TVの1chに縞模様が入ったりで確認した。
ある意味闇雲に運用するしか無かった。
今の様に誰がどこから運用しているなんて情報は無いので、本当にお互いの偶然で繋がったのだ。
それが嬉しく楽しくワクワクしていた。
当時のCBerは、その一期一会を大切に交信していた。
だから今でも当時QSOさせて頂いた局、当時CBLした局長様と交信出来るのは本当に嬉しいのだ。
私の様なCB 30年超えの老兵は常に当時の出来事を思い出しながらCQを出している。
相手局が当時から知っている局長さんだと尚更だ。
一方、最近市民ラジオを開局された局長さんも沢山いらっしゃる。
アマチュア無線もやっているが、若い世代がアクティブに運用しているからと、アマチュア無線から入られた方。
特小から入られた方。
パーソナルから入られた方。
YouTubeなどを見てこの世界に入った局長さん。
などなど、昔の事は知らないが、とにかく今面白いと思える市民ラジオ。
色々だと思います。
共通しているのは0.5w出力、ロッドアンテナ。
パワー競争アンテナ競争が無い市民ラジオの楽しさ。
本当に0.5w + ロッドアンテナで電離層反射を利用してEs やF層反射で交信が出来るのが信じられ無い位の驚き。しかし2回目からはそれは確信に変わり、更に奥深く市民ラジオに嵌る。
今、朝昼晩と掲示板に書き込まれるDX通信結果は凄すぎると私は思っています。
さて、前置きが長かったが、実は当時のCBブームを知っている局が今、改めて運用して求めている事と、当時のCBブームは知らないが、最近のライセンスフリー無線ブームで活躍している局長さんが求めている事に、少しズレが有るのでは無いか?と私は感じている。
事前に運用情報が調べられるのは本当に便利。電離層の強弱もネットでササッと調べられる。
非常に効率が良い。
これを悪いと言っているのでは無い。便利過ぎると言いたいのだ。
かく言う私も掲示板に、「今から河川敷から運用します」と書いてしまっている。
偶然性が減って来た感じがするのだ。
何も情報が無い中でイースポで交信すると言うワクワク感と、当時QSOした局と30数年の時を経過して改めて繋がる喜び。
微妙な差かもしれないが、当時からのCBerと最近開局なされた局の気持ちの差が有る様な気がします。
偏った意見かもしれませんが、老兵の私は今も当時の記憶を頼りに友の声を探しているのかもしれない。
市民ラジオは面白い。
当時のCBer局数の多さには目を見張るものが有った。
いたるところにCBerがいた。
まだ携帯電話が無い時代、タダで友達や近所の先輩後輩と話せるツールとしての市民ラジオは、学生に限らず仕事でも非常に有効な連絡ツールで有った。
23chなど海外輸出向けFCC規格のハイパワーCB機を使ったトラックやダンプの運ちゃんの被りをモロに受けて、泣く泣く被りの中を掻い潜って友達と夜な夜なラグチューしていたあの日を知っている当時の学生は、もう45歳以上、場合によっては60歳、70歳のOMさんになっている。
初夏(今頃)になると、なぜか遠く離れた場所の交信が聞こえて来て、これがイースポと言う電離層の悪戯だと後日勉強して知る事となる。
その内、ラグチューだけで無く、遥か遠くから聞こえて来る声に向けて「聞こえてるかぁ~!こちら○○県!」と叫ぶと「聞こえるよぉ~!こちら○○県!」と返事が来てイースポでのQSOを経験し、その魅力に取り憑かれたものだ。
まるで今の朝練やランチタイム運用や、イブニング運用、深夜運用と同じだ。
ただ、当時はインターネットも無く、イースポの発生は、FMラジオに遥か離れた遠くのFM放送が聞こえて来たり、TVの1chに縞模様が入ったりで確認した。
ある意味闇雲に運用するしか無かった。
今の様に誰がどこから運用しているなんて情報は無いので、本当にお互いの偶然で繋がったのだ。
それが嬉しく楽しくワクワクしていた。
当時のCBerは、その一期一会を大切に交信していた。
だから今でも当時QSOさせて頂いた局、当時CBLした局長様と交信出来るのは本当に嬉しいのだ。
私の様なCB 30年超えの老兵は常に当時の出来事を思い出しながらCQを出している。
相手局が当時から知っている局長さんだと尚更だ。
一方、最近市民ラジオを開局された局長さんも沢山いらっしゃる。
アマチュア無線もやっているが、若い世代がアクティブに運用しているからと、アマチュア無線から入られた方。
特小から入られた方。
パーソナルから入られた方。
YouTubeなどを見てこの世界に入った局長さん。
などなど、昔の事は知らないが、とにかく今面白いと思える市民ラジオ。
色々だと思います。
共通しているのは0.5w出力、ロッドアンテナ。
パワー競争アンテナ競争が無い市民ラジオの楽しさ。
本当に0.5w + ロッドアンテナで電離層反射を利用してEs やF層反射で交信が出来るのが信じられ無い位の驚き。しかし2回目からはそれは確信に変わり、更に奥深く市民ラジオに嵌る。
今、朝昼晩と掲示板に書き込まれるDX通信結果は凄すぎると私は思っています。
さて、前置きが長かったが、実は当時のCBブームを知っている局が今、改めて運用して求めている事と、当時のCBブームは知らないが、最近のライセンスフリー無線ブームで活躍している局長さんが求めている事に、少しズレが有るのでは無いか?と私は感じている。
事前に運用情報が調べられるのは本当に便利。電離層の強弱もネットでササッと調べられる。
非常に効率が良い。
これを悪いと言っているのでは無い。便利過ぎると言いたいのだ。
かく言う私も掲示板に、「今から河川敷から運用します」と書いてしまっている。
偶然性が減って来た感じがするのだ。
何も情報が無い中でイースポで交信すると言うワクワク感と、当時QSOした局と30数年の時を経過して改めて繋がる喜び。
微妙な差かもしれないが、当時からのCBerと最近開局なされた局の気持ちの差が有る様な気がします。
偏った意見かもしれませんが、老兵の私は今も当時の記憶を頼りに友の声を探しているのかもしれない。
市民ラジオは面白い。
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