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<警視庁生活安全部保安課、5警察署、2警ら隊による過去最大規模の体制>関東総通、東京オリンピック会場工事現場周辺の不法無線局取り締まりで6名を告発 (2015/6/5 11:23:37)
関東総合通信局は東京オリンピック会場建設工事現場周辺の車両搭載無線機の適正利用の徹底を図るため、6月3日に東京都江東区の国道357号線において、警視庁生活安全部保安課、警視庁管内の5警察署(愛宕警察署、万世橋警察署、三田警察署、碑文谷警察署、牛込警察署)、および警視庁地域部2警ら隊(第一自動車警ら隊、遊撃特別警ら隊)と共同で、不法無線局の取り締まりを実施し、免許を受けずにアマチュア無線機を設置していた6名を、電波法第4条の違反容疑で同警察署に告発した。
今回の不法無線局の取り締まりは、「平成27年度 電波利用環境保護 周知啓発強化期間」に併せ( 5月30日記事 )、2020年オリンピック・パラリンピック東京大会の会場建設工事現場周辺の車両搭載無線機の適正利用の徹底を図ることを目的として、過去最大規模の体制で実施したものによると、関東総合通信局では説明している。
関東総合通信局が発表した処分内容は次のとおり。
【被疑者1】
千葉県市川市在住の運転手(59歳)
容疑の概要:
不法無線局の開設(アマチュア無線機設置)、無線従事者の資格を取得しているにもかかわらず、自己の運転するダンプに、免許を受けずにアマチュア無線機を設置し、不法無線局を開設した。
【被疑者2】
千葉県野田市在住の運転手(52歳)
容疑の概要:
不法無線局の開設(アマチュア無線機設置)、自己の運転するダンプに、免許を受けずにアマチュア無線機を設置し、不法無線局を開設した。
【被疑者3】
東京都葛飾区在住の運転手(51歳)
容疑の概要:
不法無線局の開設(アマチュア無線機設置)、無線従事者の資格を取得しているにもかかわらず、自己の運転するダンプに、免許を受けずにアマチュア無線機を設置し、不法無線局を開設した。
【被疑者4】 千葉県千葉市在住の運転手(43歳)
容疑の概要:
不法無線局の開設(アマチュア無線機設置)、自己の運転するダンプに、免許を受けずにアマチュア無線機を設置し、不法無線局を開設した。
【被疑者5】 千葉県浦安市在住の運転手(36歳)
容疑の概要:
不法無線局の開設(アマチュア無線機設置)、自己の運転するダンプに、免許を受けずにアマチュア無線機を設置し、不法無線局を開設した。
【被疑者6】 東京都足立区在住の運転手(36歳)
容疑の概要:
不法無線局の開設(アマチュア無線機設置)、無線従事者の資格を取得しているにもかかわらず、自己の運転するダンプに、免許を受けずにアマチュア無線機を設置し、不法無線局を開設した。
【参考】
不法無線局開設者への適用条項
・電波法第4条(無線局の開設)
「無線局を開設しようとする者は、総務大臣の免許を受けなければならない。(以下略)」
・電波法第110条(罰則)
「次の各号のいずれかに該当する者は、1年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。
第1号 法第4条の規定による免許がないのに、無線局を開設した者(一部略)
(第2号以下略)」
関東総合通信局の報道発表資料
関東総合通信局では「不法に開設された無線局は、テレビ・ラジオの受信や各種電子機器の機能に障害を与えたり、携帯電話や消防・救急無線等の市民生活に必要不可欠な無線通信に妨害を与えるなど、国民の安心安全な生活を脅かす原因となっています。当局は、電波利用環境の保護に関する周知・啓発活動を推進すると共に、不法無線局に対しては今後も継続的に取り締まりを行ってまいります」としている。
※hamlife.jpでは今回の“過去最大規模の体制による取り締まり”を現地において取材!
近日、その模様をリポートします
●【電波法80条報告書ひな形付き】総合通信局へ“違法運用”を通報するための「報告書」の書き方から提出先まで
●<6月中は重点的取り締まり!「不法無線局対策の強化」へ>6月1日から総務省「平成27年度電波利用環境保護周知啓発強化期間」を実施
●関連リンク: 関東総合通信局 不法無線局の開設者を告発(平成27年6月3日実施)