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<一部、為替相場の変動による受験料の改定あり>日本で受験できる!米国アマチュア無線の資格試験 (2015/6/10 11:40:57)
アメリカのアマチュア無線資格の試験は、ボランティア試験官(VE=Volunteer Examiner)の資格を持つ人たちが集まった団体「VEチーム」によって実施されているが、日本国内にもVEチームが複数存在し、一定の要件を満たせば私たちも試験を受けることが可能だ。その最新スケジュールをお知らせしよう。なお、為替相場の変動による受験料の改定の記載があるVEチームも見られるので注意してほしい。
現在、アメリカのアマチュア無線資格で試験が実施されているのは、初級の「Technician Class」、中間に位置する「General Class」、そして最上級クラス「Extra Class」の3つ。その試験実施のために「ARRL」や「W5YI」などの試験実施組織(VEC)があり、ここに所属するVEチームによって、日本国内でも試験が行われている。
2014年6月30日から「Technician Class(テクニシャン級」のFCC試験問題(Question pool)が改訂されたほか、これまでは有効期限10年間のライセンスの更新手続きを行わないまま2年が経過すると失効していたが、今後は初級の「Technician Class(テクニシャン級)」の試験をパスさえすれば、元のクラスのライセンスが再取得できるようになった。国内で行うFCC試験でも再取得可能だ。
実は2015年2月から、FCC(アメリカ連邦通信委員会)のルール変更により、原則として紙のライセンスが送付されなくなった。経費削減による“ペーパーレス化”だ。資格取得後は、ULS(Universal Lisencing System)から、ライセンスのオフィシャルコピーをダウンロードすることになる。
●<2月17日発給分から実施>米FCC、アマチュア無線免許をペーパーレス化
試験に当っての注意事項(用意するものなど)のほか、受験には一定の要件を満たす必要がある。試験の日程や会場、受験申し込み方法などの詳細は、各VEチームが個別に告知しているので、下記リンク先で確認してほしい。
●VEチーム2015年試験スケジュール(hamlife.jp調べ:2015年6月10日現在)
●日本でアメリカのアマチュア無線資格試験を行っているVEチームの例
・札幌(W5YI) http://sapporo.aprs2.net:81/vec/
・みちのく/仙台(ARRL) http://www5.plala.or.jp/team_michinoku/
・群馬(W5YI) http://www.gunma-dx.org/vec/ve_index.htm
・茨城(ARRL) http://ve-ibaraki.net/?page_id_=2
・東京(ARRL) https://sites.google.com/site/fccarrltokyovet/
・横浜(ARRL) http://echo.ne.jp/FCC/
・横須賀・逗子(ARRL) http://yzveteam.blog.fc2.com/ (※)
※主催団体ではなく、逗子・葉山アマチュア無線クラブが開催日程を掲示中のもの
・名古屋(ARRL) http://www.jadx.net/vec/about.html
・神戸(ARRL) http://www.ve-kobe.info/
・九州(W5YI) http://kyushu.ddo.jp/w5yi-info-j.htm
・Find an Amateur Radio License Exam in Your Area(ARRL)
●<FCCライセンス所有者に朗報>「ライセンス切れ」から2年経過で失効していたルールが改正へ
●関連リンク:
・FCC試験問題(Question pool)(ARRL Webサイト)
・FCC試験問題(Question pool)ダウンロード(ARRL Webサイト)
・M.A.M Activity Log Site FCCライセンス取得記