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3台のリグを1本のマイクで使うぞキット (2015/7/21 23:22:48)
カナガワFZ15局監修「3台のリグをマイク1本化するぞキット」ができました。
同局がプロトタイプを作成して使用しているのを見て「あ、これいいな」とひと言・・・
こちらの事情をヒヤリングの上、作成してくださりました。
具体的に、当局の場合
・DCR(IC-DPR6)
・アマ機 (FT-857DM)
・アマ機 (FT-8900H)
の3台を、1本のマイクで使用できるようになりました。
まずエンジンをかけると、DCRの電源が入ると同時に、キットにも電源が入り、DCRにつながります。
というのも、DCRはピンジャックのマイクで端子に電源が来ていないので、常に繋がって電源が入っている状態として認識されるのです。
このとき、ランプは点灯しません。
ですが、「ピッ」と音が鳴り、1台目のリグに接続されていることを聴覚でも確認できます。
マイクのUP/DOWNのどちらでもいいのでボタンを押すと、「ピピッ」と音がして2台目のFT-857DMにマイク接続が変わります。
857の電源が入っていない場合は、「ピッ」と1台目のDCRのに接続したままであることを知らせてくれます。
ランプは、リグのコントローラーに対応した「緑色」が点灯します。
そこでもう一回
マイクのUP/DOWNのボタンを押すと「ピピピッ」と音が鳴り、3台目のFT-8900Hにマイク接続が変わります。
ランプも「赤色」に点灯します。
これをボタンを押すごとに繰り返します。
電源が入っていないリグは飛ばしてこれを繰り返す優れモノです。
電源は、車内のシガーソケットから供給しています。
FZ15局が使用しているプロトタイプは外部電源が必要の無いタイプですが、汎用性を持たせる(どんなリグを接続しても制御できる)ように、外部電源仕様になっています。
これは、当局の状況をヒヤリングした上でFZ15局が決定しました。
アマ機はアイソレータを介して接続しているセカンドバッテリーに接続しているので、エンジンキーの位置にかかわらず電源が入ります。
ですが、このキットに電源が供給されていないと、聞くことはできても変調を載せることはできません。
ここは一工夫して、エンジンキーの位置に関わらず、このキットに電源が任意に供給できるようにしてあります。
コントローラーとこのキットに接続するコネクタは、DIN-8Pを使用し、アドニスタイプのピンアサインを採用しました。
なので、コントローラーとキットはアドニス製の変換ケーブルで繋がっています。
こうしておけば、例えリグを変更したときにでもアドニス変換ケーブルを購入してくれば、直ちに対応できます。
アドニス変換ケーブルは、各リグに対応しケーブルを多数販売しているので、小回りが利きます。
マイクジャックのピンアサインは、ICOMの8Pタイプになっています。
なので、ICOMの8Pマイクであれば使用できます。
今回は、シンワのパーソナル無線用のダイナミックスピーカーマイクを、FZ15局がコンデンサーマイク仕様に改造してくださり、それを使用しています。
ダイナミックマイク使用のリグを使用するときは、ちょっとした改造が必要です。
当局の場合、857DMのみがダイナミックマイク仕様のリグで、コンデンサマイクとダイナミックマイクが混在している環境ですが、857DMはマイクゲインの調整ができるので、ゲインを下げて対応しています。
(デフォルトで50のところ、20とか25くらい、約半分です。)
ものすげー便利です!!!
何より、今まで3本マイクがぶら下がっていた車内がマイク1本になり、とてもスッキリしました。
詳しい内容は、カナガワFZ15局のHPで確認してください。
(リンク許可を取っていませんので、取り次第リンクします。それまでの間は何とか探してください)
制作に際し、FZ15局からとても丁寧な説明を受けましたが、知識の無いわたしには、半分以上は???でした。
カナガワFZ15局、ありがとうございました。
(写真も随時アップします)
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