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feed 水戸地方裁判所 裁判傍聴記 (2015/8/4 14:28:52)
昨日は久々の平日休みでしたので、以前から興味のあった裁判傍聴に行ってみました。

水戸地方裁判所
イメージ 1

普段普通に生活していれば裁判所に行く機会はほとんどないので、少々緊張しながら裁判所の玄関を入りました。
玄関を入った正面の掲示板に掲示してあった本日の裁判予定である開廷表を見ると、今から10分後の13時30分から開廷する裁判があるようです。罪名は「公然わいせつ」。
裁判を傍聴するのは初めてだったので、傍聴するのに何か何か手続きが必要かと思っていたのですが、特に手続きは必要なく、裁判所に着いたら開廷表を見て裁判が開かれる法廷の傍聴人席にそのまま入ればOK。
名前を聞かれたり記名したりといったことは全くなく、誰でも自由に傍聴することができます。
傍聴席での録音録画は禁止ですが、メモをとることは自由です。
裁判所2階にある法廷に向かうと、夏休みの社会科見学で来ていると思われる高校生が大勢いました。高校生もこの裁判を傍聴するようで、傍聴席はほぼ満席になってました。
開廷時間の2~3分前になると手錠腰縄姿の被告人が、3人の拘置所職員と共に入廷。
被告人は小柄なメガネ姿の男性で、年齢は30後半くらいに見えました。
その後裁判長、書記官、検察官が入廷。この事件の裁判長は30歳くらいの女性の裁判長でした。
傍聴人を含め全員起立、礼で開廷です。

まず被告人の自己紹介(人定質問と言うそうです。)が始まりました。
この人定質問は裁判官から住所、氏名、生年月日、職業、職歴などか読み上げられます。住所も何丁目何番地まで読まれるので、プライバシーも何もありません。被告人は40歳で職業はトラック運転手とのこと。

次に罪状認否といって、事件の内容が検察官から読み上げられます。
事件の概要は、6月下旬18時ごろ某市内の大型書店店内において、小学生の女児の前で自身の下半身を露出していたところを、男性客に発見され取り押さえられたというもの。
被告人も「間違いありません」と認める発言をしていました。
この被告人は平成24年8月に下着泥棒で逮捕起訴され、懲役1年執行猶予3年の判決を受けていたそうで、今回の事件は執行猶予中の犯行だったようです。

検察官側は執行猶予中の犯行であり、両親による今後の監視監督も期待できず、再犯の可能性が高いという判断で求刑は懲役6ヶ月。これに対し弁護側は、本人も深く反省していて両親も心を入れ替え息子と向き合っていくとしているので、寛大な判決をお願いしたいと述べてました。執行猶予中の犯罪はほぼ実刑ですから、弁護士もこのような発言に止まったのでしょう。

この後女性の裁判長から、「普通の人は本屋で下半身なんか出しませんよ!前と同じような事して捕まって全然懲りてないね。あなた病気じゃないの?? 心療内科の先生にでも診てもらったら?」と言われてたので、ちょっと笑ってしまいそうになりましたが、 判決公判の日程を確認し、裁判は閉廷。約1時間ほどの裁判でした。
判決は来週に言い渡されるそうです。

大変不謹慎ですが、「被告人の人間模様などリアリティがあって面白かった」というのが初めて傍聴した私の感想。
新聞などの報道では事件の断片的な概要しか知ることができませんが、法廷では事件の詳細から被告人の生い立ちまで深く知ることができます。
被告人の人生を左右する裁判官も大変な仕事だと思います。


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