無線ブログ集
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マリンモービル、特小大作戦!! (2015/8/20 22:36:19)
私の実家は北海道にあるのですが、
今回のお盆休みは久しぶりに帰省することにしました。
帰省は2年ぶり? 3年ぶり?でしょうか。
何気なく、いばらきTK911局さんのブログを見てみると
私が関東に戻る日に、北海道に向かわれる様子。
ということは、海上のどこかでスライドするはず。
「フェリー同士、特小でつながると面白そうですよね~」
そんな感じのことをブログのコメントとして残しました。
すると、TK911局さんからも、「面白そうですね~」と。
んー、フェリーに乗る楽しみが増えました(笑)
アマチュアで10W、20W出して繋がるのは当たり前。
特小の10mWで繋がるか、繋がらないかわからないところで
繋がるから面白いんですよね~
フェリー乗船の当日、Zelloでキザシの話等、何気ない話をしつつ、
特小大作戦についても簡単に打ち合わせ。
お互いのフェリーの各所灯台通過予定時刻をチェックし、
その時刻から、互いのフェリーが最も接近するであろう
時刻を割り出し、メールで連絡しました。
フェリー出航は私の方が早く、苫小牧港を出港してしまうと
30~40分後にはケータイの電波が届かなくなり、
メールやZello等では連絡できなくなります。
ケータイの電波が届いていれば、船舶から出ている
AISの信号を元に、お互いの位置関係はわかるのですが、
それも出来ず・・・。
もう接近予定時刻にひたすら声を出すしかありません(笑)
接近時刻まではまだ6時間以上・・・。
寝過ごすわけにはいかないので、目覚ましを2つセットし
仮眠しますが、小学生の遠足前日のようにすぐ目が
覚めてしまいます(笑)
そんなことを繰り返し、接近時刻35分前・・・。
甲板に行く準備をし、船内をウロウロしますが、
最上階に行く階段が封鎖されています・・・。
「甲板に出られないのか???」
いろいろな階をうろうろし、やっと甲板への扉を
見つけ最上階へ。
探し始めて、10分も時間が経ってしまっていたようです。
(北海道に向かったときのフェリーと構造が若干異なる。)
甲板に出て、即、特小とCBを準備し、CQを出し始めます。
特小とCBで交互に・・・。
ただ時速換算40キロの船舶ではCBのロッドアンテナが
かなりしなっており、折れてしまうのではないか・・・
そんな状態になっていたため、一度アンテナを縮め、
途中から特小1本にてCQを出し続けます。
「CQ、CQ、CQ、こちらはイバラキAB110~」
「いばらきTK911、聞こえますか~」
おおぉ~ 聞こえた~
確かにDJ-R20DとDJ-P24Lから声が聞こえてきます。
慌てて応答し、M5で入感していることを伝えます。
うーん。感動です。 遠くの方に3隻?の明かりは見えるのですが、
それ以外は暗くて、船名等はまったくわかりません。
きっと、甲板から見えていた明かりのどれかなのかと思いますが、
それにしても感動です。 たぶん繋がるだろう・・・とは
思っていましたが、本当に繋がるとは・・・。
その後、CBでも通信実験を行いましたが、
交信開始時はICB-87Rのメーターが59+40db(笑)
あまりに強すぎて笑っちゃいました。
ファイナルを送る頃にはRS52位だったかと思いますが、
10分くらいは交信していたかと思いますので、
交信開始が両船とも同じ位置にいたとしても、
最終的には12~13キロ位は離れていたはず。
やはり、海上は飛ぶんですね~。
いやぁ、なかなか体験できない実験が出来ました。
いばらきTK911局、思いつきの実験におつきあいいただきまして
ありがとうございました。 北海道の思い出にプラスして
いい思い出が出来ました。
やはり、無線って楽しいですね~