無線ブログ集
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モータウンのノリ その2 (2015/9/9 7:25:23)
ダイアナ・ロス&ザ・シュープリームスの1965年のヒット曲「Stop! In
the Name of Love」(恋はあせらず)です。この曲もいかにもモータウンサウンドといった感じですね。
ドラムもベースも8分音符で刻んでいて、スネアが拍の頭でパンパン叩いているので、譜面上は8ビート風ですが、ノリは16ビートなんだろうなと思います。ハイハットが「チチチチ」という縦ノリではなく「チキチキ」という横ノリに聞こえます。ベースも「ドドドド」というハードロックの弾き方でなく、少しアクセントのついた「ドディドディ」に聞こえます。ダイアナ・ロスのボーカルもせかせかした歌い方ではなく、ゆったりと大きなノリで歌っています。顔は8ビート、心は16ビートみたいなノリでしょうか。
ベースラインもただのルート弾きに聞こえますが、分数コードといって、全体の和音のルートとベース音を違う音にするというテクニックが使われています。なかなかおしゃれな響きです。
山下達郎の名曲「クリスマス・イブ」です。リズムセクションのノリは「Stop! In the Name of
Love」がルーツのような気がします。クリスマス・イブともなると朝から晩までラジオでかかっていますね。元々は奥さんに書いたクリスマスとは関係ない曲だったそうですが、ボツになったので、詞を書き換えてこの曲になったのだそうです。
ではまた
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