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feed 20150911 DCRハンディ機の外部電源の降圧方法に関して (2015/9/11 22:48:20)
デジタル簡易無線のハンディ機の電源をモービルや固定の12Vの安定化電源から供給するには電圧7.6Vに落とす必要があります。電圧を落とす方法としては昔ながらの三端子レギュレータを使う方法と、通販等で安く入手出来るスイッチング型降圧型DC-DCコンバータ基盤使う方法などがあります。

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↑上の写真は スイッチング型の降圧DC-DCコンバータ基盤と冷却ファンをIC-DPR5/6の電池パックに納めた作例です。

最近、各局のブログ等を見ていましたらスイッチング型の降圧型DC-DCコンバータを使う例が圧倒的に多いようです。無線の電源はスイッチングよりトランスと信じている頭の古い私はスイッチング型が出すノイズを嫌って三端子レギュレータタイプのDC-DCを4年前に最初に採用しました。その後、スイッチング型の降圧型DC-DCコンバータ基盤を使用した電源供給機も作ってみました。

秋月電子の三端子レギュレータを使ったDC-DCコンバーターキットを使った物とヤフオクや通販等で安く手に入るスイッチング型の降圧DC-DCコンバータ基盤を使った物と、これら二つ降圧方法を実際に一年ほど使って比べてみました。


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↑上記写真は 秋月電子の三端子レギュレータを使ったDC-DCコンバーターキットを外部ケースに収めた作例です。パーツが大きく放熱も大きいため、スイッチング型のように電池パック内に納めることはできません。

結論から言うと、私的には三端子レギュレータタイプのDC-DCの勝ちでした。スイッチング型の降圧型DC-DCコンバータはノイズを発するため、市民ラジオと同時には運用出来なくなります。三端子レギュレータタイプではノイズを発することも無く、ノイズに弱い市民ラジオ運用に障害となることもありませんでした。デジタル簡易無線のみの運用では降圧型DC-DCコンバータから発するノイズも問題ないように思えますが、それはデジタルが故にノイズに気付かないだけで、実は受信状況に悪影響を及ぼしている可能性もあるかもしれません。それはギリギリ復調出来るようなDCRでのDX交信時に交信の成否に影響するかもしれません。 この辺りの検証はまだですが、また検証していきたいと思います。

降圧型DC-DCコンバータの基盤は4種類ほど試してみましたが、試した物が安い物ばかりだったせいかは分かりませんが、全て市民ラジオに致命的とも言えるノイズを発してました。 スイッチング型の降圧型DC-DCコンバータ基盤は小さいので電池パックにスマートに納めることができるのでFBなのですが。

三端子レギュレータタイプが全てにおいてスイッチング型の降圧型DC-DCコンバータに勝るかと言えばそんなことは無く、消費電力では変換効率の良いスイッチング型に軍配が上がるようです。昔ながらの三端子レギュレータタイプは降圧する電圧差を熱によって放出するようでスイッチング型の何倍もの熱を発生するために大きな放熱器が必要となります。元電源の供給電圧が12Vの場合、IC-DPR6で5W送信した時の電流はスイッチング型の降圧型DC-DCコンバータでは使用した製品によるが1.3~1.5Aなのに対して、三端子レギュレータタイプでは2A近く消費します。電源の供給元がモービルや固定での安定化電源ならさして問題にはなりませんが、移動運用で電源供給源に12Vのニカドパックや鉛蓄電池を使用している場合は消費電力をできるだけ抑えたいですね。

現在、スイッチング型の降圧型DC-DCコンバータは市民ラジオ運用する機会の少ない妻のモービルに載せてあるIC-DPR5で、市民ラジオ運用やアマチュアHFバンドで運用する機会がある自分のモービルに載せてある IC-DPR6 では 三端子レギュレータタイプを使っています。


スイッチング型DC-DC基盤を使った IC-DPR5/6用外部電源供給器の 過去 記事

三端子レギュレーター型を使った IC-DPR5車載電源供給器の過去記事


DC-DCコンバータからDPR5本体に電源を供給するために純正乾電池ケースを改造して使っている。多くの方は小さい降圧型DC-DCコンバータを乾電池ケースの中にスマートに収めておられますが、私の使っている三端子レギュレータタイプのキットは放熱版や電解コンデンサも大きいので別ケースで外付けです。外付けにした分、乾電池ケースの中は空っぽなので冷却ファンを入れてある。IC-DPR5は長時間運用するとすごく発熱するので冷却ファン必須かと思います。

↓IC-DPR5電池ケースに冷却ファン搭載

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