無線ブログ集
メイン | 簡易ヘッドライン |
ゲルマラジオ実験ボード (2015/9/13 16:35:11)
ゲルマラジオ作りに先だって、コイルを巻き終わった時とか、新たなダイオードを入手した時に、とりあえず回路を組んでみる、ということをよくやります。その際、ジャンク箱から部品とミノムシクリップを取り出し、以前に巻いたコイルとの比較だとか、ダイオードなら1N60との比較とか、試し始めると収拾がつかなくなります。また、耳で聞いて音量が大きい小さいだけでなく、視覚化もしたい、ということで、Sメーター付きのゲルマラジオ専用実験ボードを作ってみました。
15cm×10cmの板上に下記のものを搭載しています。
・2連エアーバリコン 290pF 120pF
・ポリバリコン 260pF
・電流計 100μA
・プッシュ式ターミナル端子 5個
・3Pスイッチ
・ステレオイヤフォン端子
・トランス 各種置くためのスペースのみ
5個のプッシュ式ターミナル端子を使うことで、ダイオード、抵抗、コンデンサー、セラミックイヤフォンなどを簡単に交換可能で、倍電圧、倍電流はじめ、回路も自在に組めます。3Pスイッチはコイルタップ切り換え用で、ロータリースイッチにしようかとも考えましたが、タップに関してはあまりやる気がないので、これで良しとしました。ボードにコイルとイヤフォンを接続し、あとは、ミノムシクリップで配線するのみ。
こんな簡単な実験ボードですが、けっこうできることはあります。
・コイルの性能比較
・コイルタップによる感度、分離の違いをみる
・ダイオードの性能比較
・トランスを使った場合と使わない場合のダイオードの適正比較(大きく異なる)
・バリコン容量との相性をみる。またエアーバリコンとポリバリコンのQの違い。
・電流計(Sメーター)での信号の視覚化
・トランスによる音量、音質の変化
・CR類による音量、音質の変化
などなど。
さっそく、大型バーアンテナをつないでみたところ、我が家の室内窓際では、電流計の針は最大で目盛1~2とわずかに振れるのみでした。耳ではメリット5なのに、この程度?とちょっとがっかりではありましたが、このSメーターを大きく振らせるコイルを作ってみたいものだと、意欲も涌いてきました。この他、ダイオードの代わりに鉱石検波器をつないでみるなども追々試してみたいと思います。
execution time : 0.015 sec