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2015.09.16_薄れていく震災の傷跡 (2015/9/16 23:18:20)
「
震災遺構は残すべきだと思うなあ・・・。何百枚の写真も、実物が語る説得力にはかなわないよ。」
石巻に日帰り出張してきました。
ここは石ノ森章太郎で有名な町ですが、先の震災で大きな被害を受けた町でもあります。
少し時間があったので、観光案内所でもらった「大震災まなびの案内ルート」を参考に、タクシーで回ってみました。
津波で流された住宅街跡は夏の間に伸びた雑草に覆われて、よそ者の当局から見ると、耕作放棄された畑かグランドくらいにしか見えません。ここが津波の被災地と認識できるものが、ここ数年でどんどん無くなっている印象があります。
と そこに、仮設ネットで覆われた3階建ての小学校を発見。旧石巻市立門脇小学校で、屋上まで津波が押し寄せたそうです。幸い、児童は速やかに裏山に避難していたので全員無事でした。
この建物も震災遺構として残すか、取り壊すかで意見が対立しているそうです。
当事者でない当局が口を挟む資格はありませんが、できれば後世のために残してほしいと感じました。
帰りは、1本電車を送らせて、駅前で美味しい刺身を堪能しました。
ほろ酔い加減で立った仙石線のホームからは、綺麗な夕焼けを見ることが出来ました。
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