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feed 受信機作り#15 --増幅回路のお勉強-- (2015/9/17 21:50:36)
ちょっと仕事のまとめとか出張が重なってなかなか受信機作りに手がでないので、トランジスタの増幅回路の設計方法とか勉強してみようと教科書を眺めております。

しかし、どうしてもわからないことが大アリです。

元々金属材料専攻の小生は、体系的に回路のお勉強なんてしたことない。

ましてや高周波回路なんて、何をか言わんやです。

つうことで、私の疑問とこれが答えなのかなぁって、つらつらと書きつらねてみたいと思います。

イメージ 1
固定バイアス回路です。トランジスタの増幅回路で真っ先に出てくる回路です。

理解にとりあえず問題なし。

次。

イメージ 2

電流帰還バイアス回路です。

R2、Reを追加して温度などの変化に対して安定度を向上させた回路ですね。

R1、R2はベース電流を決定しブリーダ抵抗と呼ばれ、
Rcはコレクタ抵抗(この場合、負荷抵抗)、Reはエミッタ抵抗です。

電圧増幅率Av=Rc/Re で求まります。

例えば、Rc=10kΩ、Re=1kΩなら電圧増幅率は、10倍(20dB)になります。
これも理屈はわかりました。


んじゃ、中間増幅回路で以下のような回路を見かけますよね?
イメージ 3
出典:CQ出版社 『無線機の設計と製作入門』

この回路のどこでもいいのですが、例えばこの部分
イメージ 4
この回路は基本的に電流帰還バイアス回路で、赤丸で示したようにRc(負荷抵抗)がFCZコイルになっています。(ちなみにR4がReのことです)

つまりFCZコイルが負荷になっています。

疑問なのは、この場合の利得(電圧増幅率)っていくらなの?ってことです。

だって、FCZコイルは直流的には抵抗はほとんどないので Rc/Re で利得が出せないのでは???


ということで、今月号のトランジスタ技術とかたまたまタイムリーな記事だったので買ってみましたがいまいち図星な説明がありませんでした。(結構参考にはなりましたが)
イメージ 5

んで、名古屋出張先にあったとある本屋でいい感じの本を見つけたので、これを帰りの新幹線で酒のツマミかわりに読み込んでみました。
イメージ 6


で、この本で得られた結論ってのが、
①高周波回路では、電圧利得ではなくて電力利得で考える。
②電力利得は、データシートに書いてある(2SC2669では30dB typ.)

データシートの値を信じとけ?ってことですかいのぉ??

でもポピュラーな2SC1815のデータシートには載ってないぞ!

それに電力利得って結局、電圧利得と電流利得の掛け算だし、ブリーダ抵抗を変えたときIbが変化して電力利得も変化しないんだろうか?

何だかんだと参考書買ったりして電圧増幅換算で \72dB (←また訳わからん計算しておりますが)ほど散財したのにいまいち図星の回答がありません。


とりあえず、データシートの漠然とした値を信じて、漠然と勧めてみようとは思いますけど、どなたか確信的回答をお持ちの方いらっしゃったら教えてPLEASE。

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