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受信機作り#16 --ブレッドボードCB受信機-- (2015/9/25 21:34:11)
トランジスタの利得計算があーだーこーだーとか、コレクタ負荷にFCZコイルとつけたらどーだーこーだーと悩みまくったけど、これじゃぁ!!という結論に至ることもなく、
とりあえず、今月のトランジスタラジオ誌や受信機の資料を元にいいとこ取りみたいな回路を組んでみました。
選択度重視!
しかし、選択度重視すると減衰が大きくなりそうだけど、まずは形から入る!!
理論は後回し!!!
これが回路図↓↓↓↓↓
こんな感じでブレッドボードに組んでみました。
高周波段は、2SK241、中間増幅、第1第2局発は2SC1815で駆動しています。
何とか動くって感じです。
完ぺきではありません。
いろいろ課題ありです。
動画はございませんが、いろいろとコメントしてみます。
□低周波増幅回路(LM386)
写真では、右側に独立したブレッドボードに低周波増幅回路を組んでましたが、最初は中間増幅回路のすぐ右に組んでおりました。
そしたら発振しまくり!!
手が付けられないくらい。
ネットでは、LM386の発振記事がたくさんありますが、とりあえず独立したブレッドボードに組んでワイヤで結線すると治まりました。
いろいろ回り込んでくるんでしょうね。
で、この回り込みはまだまだイシューを小生に突き付けてくるわけです。
□FCZコイルの調整
まともな測定装置がないので、中華ラジオで第1混合の周波数10.695MHz、第2混合後の周波数455kHzを受信しながら調整してみました。
各FCZコイルを調整する際、初めて分かったのですが、RFプローブの針がMAXになったからといって所望の周波数に調整できた訳ではないんですね。
当たり前か・・・。
むしろRFプローブが下がった時の方が、うまく同調できる場合もあるし。
高調波とか目視できるような測定装置(スペアナとか?)がほしいなぁ~。
とりあえず、そんな感じで調整するときっちり復調してくれるようです。
なんとなく自信がついた気がする。
□高周波信号の回り込み?
455kHzのFCZコイル2つ、トランジスタ2つで構成されていますが、これの右側のFCZコイル(検波用ダイオードの手前)を調整してもRFプローブが全然針が触れません。
というかこのFCZコイルで同調点が見いだせない。
でも、一応検波、復調してるんですよね。
思い切って、このFCZコイルを抜いても全然動作してくれます。
なんじゃそれ??
さらに思い切って隣接するトランジスタSC1815も抜いてみるとやはり普通に動作してくれます。
わけわからん。
高周波信号が電源のルートから回り込んで、そいつを検波してるのかな?
そりゃそうだ、デカップリング抵抗もろくに付けてないし、高周波回路と中間増幅回路が隣接してて、回り込みそうなもんです。
このままでは、まずまともに動くことはないので、対策として
①デカップリング抵抗をちゃんと入れる。
②とりあえず高周波用と中間増幅でブレッドボードを分ける。同一電源からそれぞれに電力を渡す。たぶんその配線がL成分になって中間増幅回路にまわりこみが低減するかも。
③高周波増幅回路用の電源と中間増幅回路の電源の間にチョークコイルみたいなのを入れて回り込みを防ぐ。ローパスフィルタを入れるようなもんかな?
とりあえずいろいろやってみますわい。そこそこ動きそうならフィールドテストですな。
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