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カウンタIC 74HC4017 (2015/10/9 21:39:51)
周波数を整数分の1に下げる分周回路。これをやってくれるのが74HC4017とか74HC390とかのカウンタICというものらしいです。ネットの製作例やデータシートに論理回路記号が並んでいたのを見て一気にテンション下がりましたが(笑、分かってくるとこのICすげぇ面白い!
今回は74HC4017を使う事にしましたのでコレについて学んだことを簡単に覚え書き。ものすごーく大雑把に言ってしまうと、 入力にされた信号を1周期ずつ10本の出力ピンに振り分ける
のが仕事です。Q0ピンに1周期出力させたら次はQ1ピンに1周期・・・と振り分けていき、Q9ピンまでいったらまたQ0ピンに戻る。やることはこれだけとシンプルなのですが、使い方によっていろんなことができます。
データシートより抜粋したタイムチャート。横軸が時間、それぞれの線はICの各ピンの電圧を示しています。一番上のCP0が入力信号。これを受けて、5段目から下の各ピンで波形が1周期ずつ振り分けられて出力される様子を示しています。元の信号に対し10分の1の周期、すなわち10分周(周波数が10分の1)されているわけですね。Q1~Q9はDuty比が10%と低いですが、一番下のQ5-9ピンからは入力の10分の1の周波数でDuty比50%の波形が出力されています。
よくある「 とりあえずの製作例
」、LEDの順次点滅をやってみました。入力信号はタイマーIC555で作り、Q1~Q5の出力にLEDを繋いでいます。10ピン全てにLEDを繋がなかったのは単なるスペースの都合です(^^;)
またICにはリセットピンというものがあり、このピンに入力があるとカウントがどこまで進んでいても強制的に1ピンからやり直しになります。これを利用して、例えば5番目のピンに出力が出たとき、その電圧がリセットピンにかかるようにしてやると、毎回1~5までカウントして1に戻ることになります。ということは、1~5の各ピンには入力の5分の1の周波数が出てくる、すなわち5分周の回路になります。2番目のピン出力をリセットにつなげれば2分周、8番目なら8分周です。
他にもいろんなことができるのですが、自分の拙い説明文よりも「ブレッドボードラジオ」さんの大変FBな記事の方が分かりやすいと思いますので紹介しておきます。
次回はこのICを使って周波数の分周に挑戦です!
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