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マイコンでコントロール失敗 --受信機つくり進捗#25-- (2015/10/20 22:50:18)
マイコン mbed
LPC1768のポート出力を利用して、ブレッドボードCB受信機(ブレボ君)の第1局発(クラップ型発振回路)のチャンネルを変更できるようにチャレンジしてたのですが、
失敗でした(;_;)。
LPC1768のゲート出力は正常ですが、まったくチャンネルが変更できません。
原因は、MOSFETの出力容量Coss(ドレイン-ソース間の寄生容量)です。
写真はないのですが、回路図は以下のような感じ。
トランジスタのベースに8ch分のクリスタルが接続されてます。
トリマコンデンサとGNDの間にMOSFETを配置して、LPC1768のポート出力でMOSFETのゲートコントロールしようと思ったわけです。
MOSFETがON:クリスタルの一方の端子がGNDの落ちて発振!!
MOSFETがOFF:GNDから浮くので発進停止!!
のはずだった。DC的には(笑)。
当初、MOSFETの出力容量(Coss)が直列接続される形になるので、周波数がずれるかも程度しか思ってませんでしたが・・・、
よく考えたら、Cossの容量はトリマコンデンサとほぼ同じ約50pF。DC的にはMOSFETがオフしてても、第1局発の発振周波数約16MHzのような高周波ではGNDとつながっているも同然。
MOSFETがオンだろうがオフだろうが、任意のチャンネルのクリスタルが発振しちゃいます。
ちょっと考えればわかるのにね(笑)。馬鹿すぎる・・・。
しかも、今回判明したのは、下の回路図みたいに8chを全部GNDから浮かしても、ブレッドボードの浮遊容量の影響で、任意のチャンネルで発振してました。
この状態でいずれかのチャンネルのクリスタルをGNDに落としてやると、そのチャンネルで発振してたんですね。
よくもまあこんな状態で、筑波山で水戸のご老公の変調を復調したもんだ。
ということで、これからマイコンで制御するにしてもブレッドボードではもはや限界ですね。
高周波なめんなよです。
今後の対策ですが、
①高周波基板に載せ替える
②出力容量の小さいMOSFETでやってみる
かな
さっそく第1局発の高周波用基板(サンハヤト ICB-93SEG)に部品を移し替えてます。
マイコンも乗っけるか迷い中ですが、この状態でマイコンLPC1768によるコントロール実験してみたいと思います。
そして表面実装型ですが出力容量が3~5pFのMOSFETがあるので、それを高周波基板に実装してやってみます。
それでもうまく行かないときは、部品点数増えるけど手段はないことはない。
ま、いろいろやってみましょう。
さいごに6月くらいから第1、第2局発の実験とか、筑波山での受信機実験などブレッドボードには大変お世話になりました。
自分の無知パワーもありますが、よくぞここまで動いてくれました。
ほんと功労者です。表彰したいくらい。
でも、まだまだこき使いますけどね(笑)。
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