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電力増幅 Vol.2 スナバ回路 (2015/11/13 19:09:08)
ドレインからの出力波形の正側に鋭いピークが出ている。ということはFETがOFFした瞬間なので、コイルに溜まったエネルギーが一気に放出されているということなのでしょう。「 乾電池2本でCB機を動かせるか?
」で実験したチョッパ回路みたいな感じですね。
このピークを抑えて方形波に近づけてやるためにはスナバ回路とやらが有効らしいので試してみました。
ドレインとソースの間にCR直列回路を挿入。これで瞬間的なピークをドレインからソースに逃がしてやるというわけでしょうか。CとRはどのくらいの値にしたら良いのか?よく分かりませんので適当にトライ&エラーであれこれ試してみました。
100pF 470Ω・・・変化なし
0.01μF 470Ω・・・変化なし
0.01μF 100Ω・・・このへんから徐々にスパイクが縮み始める
それなら抵抗をもっと小さくしてみよう。
0.01μF 50Ω・・・あんま変わらず。やはりコンデンサを大きくした方が効くのか?
0.1μF 50Ω・・・だいぶスパイク減って右肩下がりの方形波に
2.2μF 50Ω・・・ほとんど変化なし
22μF 50Ω・・・ほとんど変化なし
22μF+100pF 50Ω・・・ほとんど変化なし
コンデンサでGNDに逃がすことで出力落ちるんじゃないかと心配してましたが、オシロが示す実効値はほとんど変わらず。高さこそありますが鋭いスパイクなので面積にしたら大したことないのでしょう。
さて、もう少し出力を稼ぎたいなと思ってましたが、見落としてた(というか知らなかった)問題点が・・・
~つづく~
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