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feed イタリア合奏団演奏 ヴィヴァルディ作曲の"調和の霊感"を聴く (2015/11/17 19:18:46)
イタリア、バロック期の音楽家でまず思い浮かべるのが
"アントニオ・ヴィヴァルディ"でしょう。
協奏曲として、"四季"一連の作品は現代も演奏頻度が高く
頻繁に耳にする機会が多いはずです。
この"調和の霊感"ですが、"四季"との姉妹作と呼んで良く
ドイツ、バロック期の大作曲家"J. S. バッハ"が編曲していることでも
知られています。この作品中、"第8,9番"は有名所でしょう。

名盤を一枚挙げるとするなら、この"イタリア合奏団"のCDです。
イメージ 1
DENONレーベル。 1988年6~7月にかけてコンタリーニ宮でのデジタル・セッション録音

レコーディング場所の"コンタリーニ宮"ですが、イタリア北部ヴェネツィア近郊に
存在する1546年建設のヴェネツィア共和国の名家、コンタリーニ家の建屋となっています。
実際、作曲家ヴィヴァルディがこのコンタリーニ宮で演奏したとの記録があり、
非常に音響効果が高く、天上から各音が降り注ぐような錯覚さえするほどです。
DENON定評のデジタルPCM録音も相まって、各楽器独奏時、合奏時共に
和音の響きや音の広がりが贅沢です。
イタリア合奏団自身、全員が高い技巧を有しているので演奏に非の打ち所がありません。

どの曲も甲乙つけ難い名曲ばかりなので
ひとつの言葉では言い表せないのですが、
"優雅"さと"芳醇"さが漂う至高の演奏を楽しむことができます。

作曲家自身が演奏したであろう場所での後世のレコーディング
不思議な時の繋がりを感じさせてくれました。

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