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通過形SWRパワー計モービル編 (2015/12/2 17:30:11)
正確な測定結果を必要とするわけではなく、専門的で高価な測定器を使う必要のない趣味の無線家の私にとっては、手軽な通過形SWRパワー計は日常使いな身近な測定器です。そして機器の保守のためにリグやアンテナの状態を日常的に監視するのに必要なのが通過形SWRパワー計です。同軸内に水が入ったことに気付かず運用し続けたり、SWRが高いまま運用し続けてファイナルを飛ばすというような事故を防ぐことも出来ます。またSWR計を使って自作アンテナを調整したりも出来ます。そして何よりAM等の振幅変調ではパワー計の針の振れを見ながらしゃべるのは楽しいものです。
このような通過形SWRパワー計を使うのは主にアマチュア無線ででしたが、昨今ライセンスフリー無線でも外部アンテナを使用するデジタル簡易無線登録局を多くの局が運用するようになりましたので、ライセンスフリー無線でも通過形SWRパワー計を使う機会が増えてると思います。パーソナル無線でも通過形SWRパワー計を使うことは出来ましたが、900MHzを測定できる機器は高価だったし、アンテナに調整箇所も無く違法なリニアでも使わない限りは必要性は低かったように思います。
AI46のモービルシャックで使っている 通過形SWRパワー計はこんな感じです。
■WELT SP-220 1.8~200MHz
モービルでメインに使っている古いパワー計です。IC-706MkIIGに常時繋いであり主にHF帯のホイップアンテナのSWRを計るために使っています。このパワー計のいい所は最小で2Wというレンジがある所で0.1W単位で目盛りが切ってある所で、CB-ONE製作者のフクオカAB182局の動画でもたびたび登場するパワー計です。もしQRP運用するならFBなパワー計ですね。
IC-706には内蔵SWR計もあるのでリグ単体でもSWRは計れるのですが、リグとアンテナの間に繋いだ通過形SWRパワー計で計らないと何か気持ち悪く感じる古い頭のAI46です。
■ アサヒアンテナ ME-IIE 3.5~145MHz
私が持っているパワー計で一番古く、38~39年前に初めて買ったパワー計です。モービル内では後部座席足元に置いてあり、28MHz改造したCHASER
MC-5000専用に使っています。古い物ですが、他のパワー計と校正し合ってもそんなに狂っているわけでもなく今でも十分実用になります。
昔はダイポールやGP、ヘリカルホイップ等シンプルなアンテナはこのパワー計一個で作りました。要はSWRが下げるということなので、これ一個で十分だったんです。今もアンテナアナライザーは持っていませんので、今でもダイポール張ったりヘリカルホイップを巻く時は昔ながらのSWR計のみです。
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