無線ブログ集
メイン | 簡易ヘッドライン |
デジタル化に進行中 (2015/12/21 19:09:11)
普段から自宅や車で各種業務無線を傍受しています。函館消防本部の救急無線でふと気が付いた事があった。当初は気のせい(たまたま聴こえなかった?)かとも思ったものの、決定的な交信を聴いてしまったものでいよいよデジタル化に向けて最終章にきてしまった・・・(-_-)
現在までの救急事案送出場面であると、
①本部側から音声合成ユニットを使った音声で、近辺の住所、目印になる建物等、出
動する救急隊の指示。
②出動する救急車から「XX救急 出動」との送信。
③本部側から直接人の音声で詳細な場所、救急事案(詳細な住所、年齢、性別、身体状
況等の救急車への伝達。
④救急車側から「XX救急 了解」と送出。
と、なっている。
しかし最近聞いたのは全て①のみで、近場のはずなのに電波の状況でたまたま②と③は聴こえなかったものと思っていたが、決定的になったのは③の送信時に本部側から 「尚、本事案はアナログ2Chでの対応 」
という交信を聴いてしまったから。
今まで当然の如くアナログ波を使っていたのに、わざわざ「アナログ波で」って断るのを聴いてなぜ①しか聴こえないのかがやっと分かったのです。
そう、 函館消防本部は遂にデジタル波(261MHz帯)に移行 したのです。
まだ①だけが聴こえているのが救いでも、遅くても来年5月末までには完全移行になってしまう。デジタル化の波は今後も進み、当地ではタクシーが移行済みになり役所の一部も移行されてしまい聴けなくなってきています。
バス(高速、路線)や、鉄道無線(JR、函館市電)はまだ聴けているとはいえ、いずれは淘汰されてしまうと思うと受信マニアには厳しい時代が来るのです(-_-)
execution time : 0.019 sec