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<イタリアの老舗「RM Italy」と共同開発>ラジオパーツジャパン、MOS-FET採用のHF帯リニアアンプ「HLA-305V Plus RPJバージョン」発売 (2015/12/27 11:00:20)
海外メーカーのアマチュア無線機器を輸入販売している株式会社ラジオパーツジャパン(大阪府池田市)は12月23日、「RM Italy」のブランド名で知られるイタリアのRM COSTRUZIONI Electroniche社との共同開発による、HF帯のMOS-FETリニアアンプ「HLA-305V Plus RPJバージョン(最大出力200W)」の発売を開始した。価格は95,040円(税込)。
「RM Italy」のブランドで知られるイタリアのRM COSTRUZIONI Electroniche社は、HFからUHF帯までコンパクトなリニアアンプを製造販売していることで特にヨーロッパでは著名な老舗メーカーだ。日本国内における総代理店であるラジオパーツジャパンは同社と共同開発を行い、日本向けに各種のカスタマイズを行ったHF帯リニアアンプ、「HLA-305V Plus RPJバージョン」の発売を開始した。特徴とスペックは下記の通り。
★HLA-305V Plus RPJバージョンの特徴
・1.8MHz帯~28MHz帯(27MHz帯を除く)をカバー
・SSB/CW/AM/FM/RTTY(デジタル)のオールモードに対応
・最大出力は200W(SSB/CW)
・各種情報表示をする液晶ディスプレイ搭載
・バンド別ローパスフィルター(マニュアル/オート)搭載
・各種アラーム機能、自動バイパス機能搭載
(SWR高値・高温時・過入力時アラーム、保護回路)
・大型ファン2個搭載
・日本語説明書付属・変更届用ダイアグラム掲載
・専用DCコネクタ付属
★日本向けに行った、おもな仕様改善点
・静音で大型の空冷ファンを2基搭載
・大面積の放熱フィン採用
・ATT機能の改善
・バンドパスフィルターに自動切替ポジションを追加
・液晶ディスプレイに豊富な情報を表示
・多彩なアラームシステムの追加、音とLEDで注意喚起
★主要スペック
・周波数帯: 1.8~28(29)MHz帯 ※27MHz帯を除く
・電源電圧: 13V±2V
・消費電流: 40A(45A Max)※実測20~33A
・インピーダンス: 50Ω/SO239(M形メス相当)コネクター装備
・使用デバイス: MRF455×4
AB級プッシュプル
・入力電力: 1W~10W
・定格出力: 200W Max(SSB・CW)
※28MHz帯のみ160W前後の使用を推奨
・使用可能モード: SSB/CW/AM/FM/RTTY(デジタル)
※RTTY/FM/AM連続キャリアモードでは1/3以下を推奨
・送受信切り替え:
PTTまたはキャリアコントロール
・その他: 保護回路、強制ファン装備
※高温時、高VSWR値・過入電力時アラーム鳴動、シャットダウンしバイパス
・付属品:
DC電源コネクター、日本語説明書
・サイズ: 240W×90H×450Dmm(ファンを含む)
・重量: 4kg
★こんなユーザーに推奨
・真空管式の無線機(スプリアス適合済)を200Wにしたい
・2アマに合格し200Wまで出してみたいが、100W機しかない
・無線機を選ばないリニアアンプが欲しい
・FT-817NDやKX3で100W以上出したい
なお同社では「電源には、第一電波工業のGZV4000や、MFJの輸入品などが使用可能です。アンプは初ロット完売となり、1月以降のご予約承りを開始いたしました。また今後は1アマ向けに、300Wバージョンや1,000Wバージョンの日本仕様を計画しております」とアナウンスしている。
製品の詳細やオンラインショップでの購入方法は下記関連リンク参照のこと。また同社では海外各メーカーの無線機器や周辺機器、アンテナなどの輸入販売もオンラインショップで行っている。
●関連リンク:
・RM Italy HLA-305V Plus-RPJバージョン
HFオールバンド リニアアンプ(ラジオパーツジャパン オンラインショップ)
・ラジオパーツジャパン オンラインショップ