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バスケットコイルを使ったゲルマラジオ その2 (2015/12/27 22:04:17)
QEX誌で紹介されていたゲルマラジオには、なんと「Sメーター」が付いていました。100μA電流計を使って、検波したあとの電圧を測定されていました。電圧が高ければ、それだけ高周波電流がたくさん流れていることになります。
そういえば以前、キャリブレーションのキットで「RFプローブ」を製作していたのを思い出しました。電子ブロックで作ったゲルマラジオで予備実験をしてみました。
アンテナはHF用マルチバンドGP「CP-6」です。同軸の芯線につないだ時と網線につないだ時で音量が変わる時は良い方にしました。アースは20mワイヤーと物置アースの2種類で比較してみました。音量はイヤホンで聞いた感じを、0から5までで評価しました。
A.昼間の結果
<NHK第一 >
20mワイヤー 音量3 電圧2.0mV
物置アース 音量1 電圧2.2mV
<NHK第二>
20mワイヤー 音量2 電圧0.8mV
物置アース 音量3 電圧3.2mV
<何も受信してない時>
20mワイヤー 音量0 電圧0.1mV
物置アース 音量0 電圧2.0mV
B.夜間の結果
<NHK第一 >
20mワイヤー 音量3 電圧2.1mV
物置アース 音量4 電圧3.8mV
<NHK第二>
20mワイヤー 音量3 電圧0.9mV
物置アース 音量4 電圧4.0mV
<何も受信してない時>
20mワイヤー 音量0 電圧0.1mV
物置アース 音量0 電圧2.5mV
夜間のほうが、音量も大きく、電圧も高い傾向です。夜間は物置アースのほうが、よく聞こえて、電圧も高い傾向ですが、昼間のNHK第一は物置アースではよく聞こえず、20mワイヤーのほうがよく聞こえます。ただし、昼間はアンテナの芯線と網線とを比較していませんでしたので、またやってみます。また、電圧は結構不安定で、同調をやり直すと数値が変わったりします。安物のデジタルテスターだからかもしれませんが。
得意不得意のむらがあったり、不安定だったり、アースというのはちょっと気分屋なところがあるんでしょうか。カウンターポイズを使った垂直型のアンテナでは、すんなりマッチングが取れる時もあれば、いくらやってもSWRが下がらなかったりした事もこれまで経験しました。
ではまた
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