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feed 「スーパーカー自転車」 ・・・の残骸 (2015/12/30 19:52:57)
さて。
またもや無線ネタ・・・ではないですが、恐らくベテランCBerの皆様方の年齢とドンピシャと思わしき

・・・スーパーカー自転車(フラッシャー自転車)

先日、「K子」をゴミ屋から連れてきた時、 一緒に抱き合わせで頂いてきたヤツ 。。。

イメージ 1
・・・恐らく絶句した方も居るだろう。
だって、どう見てもゴミなんだもん(爆

ナショナル自転車 「 クリックFFワイド32
勿論、あのRJシリーズ・RJXシリーズなんかのナショナルが作った自転車です。

何やら、 ブラウン管テレビ のようなネーミングがイカしてますねw

言わずと知れた?70年代の 学童用自転車戦争 の申し子でございます。
セドリックやアメ車もビックリな「流れるテール」なんかが流行った時代よりもう少し後の世代の自転車で有る故、
往時のゴデゴデ感は健在ですが、 全体的にまあまあ 落ち着きだした雰囲気です。


残念ながら方向指示器は無い。もう少し古いタイプなら・・・
その代り、ゴツい テールランプ が搭載されており、上の出っ張り部分がダイナモと連動して点灯します。(今時のLEDとは全く別の雰囲気だろう)

イメージ 2

おまけにくっ付いていたのがこの籠(笑
中学の頃、 野球部に必ず取り付けてる奴が居た  のはご存じの通り。
で、すっ転んだ際にぶっ壊れて無残な姿を醸したまま乗っていたり。


あと、画像から確認できる通り、サドルは後年の汎用品に交換されてしまっている。


現状、十分ゴミだと言う事をおわかり頂けた(?)と思うので、そろっと「スーパーカー自転車」の名に恥じない各部をご紹介しようかと。

イメージ 3

AT車のフロアシフトなコンソール・・・堪らん!(笑
カバー割れてるけど。。。

しっかりシフトノブにも「ナショナル」ロゴ入り。良い仕事しています。

因みに「クリックFF」の名、何がクリックかと言うと「 カチカチッと変速できる 」インデックスシフト搭載車で有るが故の名前。

このインデックスシフト機構はシマノが昭和50年頃に開発したシステムで、従来からの変速車は「ぬタぁ~」っとシフトレバーを引っ張り、感覚で変速していたものが「カチカチッ」とキマるようになるという結構画期的な発明だった模様。

で、「FF」の名。
何も前輪駆動では無く、「 FF-PPS 」という機構の事らしい。(カッコいい名前)
カンタンに言えば、「ペダルを踏んでいなくても変速が出来る」システム。
コイツも昭和50年頃にシマノが発表したらしい。やるじゃんシマノ!

この辺の説明はもう終わり。キリがない・・・というか、私の知識が無いw

因みに当該車両は無事に変速機構が動作しました。
泥+ホコリが固まってゴデゴデだったものの、556攻撃でなんとか動作するようになりました。
ただトップに入り辛いですが。。。


で、今回のハイライト(?)と言えるのが
イメージ 4
なんと、コイツ・・・リアは ディスクブレーキ !なんです。
現代のMTB・ロードレーサーならまだしも。「70年代の子供用自転車」です。
手持ちの原チャにもディスクブレーキ搭載車は無いのに、、、

まさかチャリに先を越されるとは(笑

因みにコイツ、死んでます。完ッ全に死んでる模様・・・
ブレーキレバーを握っても抵抗と言う抵抗がありません。
スカッ。。。

ワイヤー切れてんの???ねえ・・・

ゆゆゆ    油圧 うーーーーーー!!!

まさかの「油圧ディスクブレーキ」にあんぐり・・・ というか笑い止まらずwwwww

どう考えても油圧にする必要性無いだろwってのが現代人ですが、ここは70年代。
「油圧って無駄にオーバースペックでカッコよくね?」 という考えの元、開発に躍起になって生まれた産物なのです。素敵。


因みにこの油圧系統はサブタンクが無い方式で、一見ワイヤーに見えるのが油圧配管で、単純にその配管内だけですべてが完了しているような方式。
「ハイマディスク」 という機構らしい。

現状、油圧駆動油が抜けきっているが、補充には専用の治具が必要らしく、復活はほぼムリだろう。
仮に復活してもキャリパーが死んでる可能性大だし。

現代のMTB用の、社外品の機械式ディスクブレーキASSYを買っても良いかも知れないが、正直そこまでする物でもないw

現状、フロントブレーキのみで行くしかなさそうだ。(止まればいい)
前につんのめるほどスピードは出さない・・・というか、そうそうひっくり返らないだろうしw



で、重ね重ね残念なのが
イメージ 5
片目欠損(泣

これは相当痛いぞ。。。。
この最高に「21世紀」なデザインの前照灯。。。なんでか片目だけダイナモもろとも無くなってて、残った左目はブレーキアーム(?)に適当に抱き合わせてビス止めされている始末・・・

因みにオレンジ部分はウインカーではない。
が、前照灯が点灯することにより、その光でポジションランプ+テールランプにもなるという素晴らしいブツ。
デザイナーさん天才です。何よりカッコいいし。

とりあえずダイナモはブン投げられているママチャリからブン取ってくる方向で。

じゃあ2灯式ヘッドライトは???
流石に今時、2灯式ライトのチャリなんて流石のスクラップ屋にも出る事は少ない。
というか、チャリなんて出ても直ぐに鉄くずの山に埋もれるし。
そんな中、コイツはゴミ山に埋もれずにただ打ち捨てられていた幸運なブツ。


そんなヘッドライト・・・

実は車庫の端っこに転がってました(爆
イメージ 6

コレ、祖父が某化学工場で機械屋さん下請け時代に乗り回しており、退職後は自宅納屋に放置→小学生の私が面白半分で乗り回した挙句、鉄クズ屋行きとなった
ブリジストン・モンテカルロカスタム 」からもぎ取った物。
(前半どうでもいい)

ステーから外し、クリックFFのライト位置に取り付ければ「見てくれ」はマシになるかな。
マニアにはバレバレだろうけどw

確か、同時にダイナモのリモコン機構(レバー+ロッドでダイナモON/OFF)出来る部品も外したハズだが・・・

年末の夜長、コイツをコンパウンドで磨く事から始めましょうかw
向かって右側だけ躍起になって磨いてみましたが。。。良い暇つぶしになりそうです(爆











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