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2015年に飲んだお酒たち(広島富久長、福岡若波編) (2016/1/27 10:49:28)
そもそも西日本地区のお酒をいただく機会はそれほど多くはありませんが、それでも今年はいくつか新しい蔵のお酒にも挑戦いたしました。
まずは広島県の杜氏の里「安芸津町」にある今田酒造で醸す富久長です。
新緑が清々しい初夏の頃、ラベル買いしたのが 「富久長 辛口夏吟醸プラスX」 です。
なんだかよくわからないネーミングですが、一口飲んでなんとなく納得がいきました。
北海道ぎょれんの紅鮭切込み糀漬けと一緒にいただきましたが、基本何にでも合う食中酒という感じです。
確かに夏らしい爽やかな飲み口で、上立ち香や含み香は抑え目、食事を美味しくするための努力が感じられるお酒でした。
若波酒造は日本酒ファンなら皆さんご存知の、当時まだ珍しかった女性杜氏(昨年からは製造統括)の今村友香さんとその弟である4代目嘉一郎さんたち若き蔵人たちが頑張っておいしいお酒を醸している元気のいい蔵です。(今村友香さんのブログは こちら 、プロフィールは こちら をご参考にされてください)
若波というとたくさんの方がフルーティとか魅惑の甘みとか表現されていますが、この壽限無というお酒、冷やして飲む分にはそれほどの甘さは感じません。
かといって端麗辛口のようなお酒とは全く違います。
上品な甘みとほのかな香りがすごくバランスよく、思わずほっぺたが緩んでしまうような瑞々しい感じのするお酒です。
また、燗をつけると甘さがフワッと浮き上がって来てお米の香りも立ち上がります。
壽限無は 山田錦 と福岡特産の 夢一献 を掛け合わせた新しい酒米です。(参考ページは こちら )
今年は壽限無だけでなくいろんな銘柄の若波に出会いたいと思っています。
ところで上の写真、サバの味噌煮は味噌が女房の手作り、お皿は2013年の夏に行った 鴨川陶芸館 で次男坊が作った作品です。(その時の記事は こちら 。)
美味しいお酒と美味しい肴、今年も幸せな時間をたくさん作りたいと思います。
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