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2016.02.06_ELPA ER-C57WR改を製作してみた。 (2016/2/6 21:55:57)
「なんだよ、三枚おろしにしないと改造できないの?めんどくさいなあ~。」
C.Crane Skywaveってラジオをご存知でしょうか?
例のUltralight DX界ではTECSUN PL-380と並んで有名な、改造対象のお手軽ラジオです。
残念ながら日本には輸入されておらず、ネット通販で海外のお店から買うしかありません。
戸塚DXersサークルの一部の仲間は、Ultralight
DXの創始者である米国シアトル在住のゲーリーさんから譲り受けたりしており、多少は日本にも上陸しているようです。これはサークルのお仲間のもの。
今回、オリジナルに負けないスタイリッシュさで製作してみました。同じアングルで!
以前から当局も一度改造してみたいと思っていたところ、C.Crane
Skywaveが近所のホームセンター「コーナン」にブリスターパックで売られているELPAのラジオ(ER-C57WR)とほぼ同じことを知り(マニアの間では常識?)、早速購入してきました。ボタンの数など多少違っています。
¥6,900でした。ネットだともう少し安く入手できるようです。
中身は本体と説明書だけ。電池もイヤホン、ケースもありません。(笑)
ロッドアンテナの長さは、48センチ。左からER-C57WR、PL-310、PL-380改、ICF-SW7600GR。
早速、山梨放送(765kHz)を聴き比べてみましたが、ER-C57WRはPL-310以下でした。
さて、早速外付けバーアンテナに改造です。本日用意するのはこの材料。
PL-380より筐体が小さいため、アンテナもダウンサイジングを目指しました。
前回は全て塩ビ管20φで作成しましたが、極力細くするため、配線のモールコーナーにあるパイプ(光モール社ブラック丸パイプ18
No.303)に変更しました。これの良いところは、塩ビ管より肉厚が薄く内経は大きいのでリッツ線を傷つける心配がありません。また両サイドの穴塞ぎもボルト保護キャップ(M12
557-764(株)大里)を採用。
本体を開腹するとこんな感じ。
内蔵バーアンテナは、6cmでした。(短っ!)どうりで感度が低いわけです。
「あれっ、バーアンテナのリッツ線の端子は裏っ側なの??」
めんどくさいですが、基板を剥がすためにスピーカーやら電源やらのコードを一度外します。はい、三枚になりました。
基板の裏面を見ると・・・。「ろうそくまみれで、なんだか汚いなあ・・・。」
「オイラの半田付け技術と大して変わらない汚さだね。(笑)」
これが、C.Crane Skywaveの基板。(写真はネットから借用)
そしてこちらがER-C57WR。
C.Crane Skywaveの方が、バーアンテナが長いのが解ります。
さて、バーアンテナを取り外します。
バーアンテナは四角い断面。
外付けバーアンテナ用のフェライトバーの仕様は前回と同じなので省略します。なお、巻き数は62回巻(想定340μH)としました。
外部アンテナからのリッツ線引き込みはストラップの穴から行いますが、とても小さいのでカッターでゴリゴリ広げます。
こんな風に配線して完成。なお、リッツ線接続は写真のように基板の表側からも可能です。
ねじ止めする前に、東京マーチス(1,664kHz)をワッチすると、きちんとキャッチしてくれました。試しに巻き数を減らしたり増やしたりしてみましたが、元の62回巻きが一番シックリするのでそのままで完成としました。
出来上がりはこんな感じ。PL-380の弟分みたいですね。
フェライトバーの長さが6cmから18cmに変更ですから、「通常の3倍ですよ!」。
さて、どれだけ聴こえるのか、これからが楽しみです。
というわけで、本日の運用結果です。
運用地:横浜市緑区ごはん塚移動(13:10~14:25)
【CB】 なごやYK221/1局 52/52 金沢区移動
【CB】 よこはまKZ123局 58/58 神奈川区キャベツ畑移動
【DCR】 あいちOT25局 2本M5/M5 埼玉県飯能市移動
【CB】 よこはまRD841局 57/55 神奈川区菅田町移動
各局さん、本日もQSOありがとうございました。
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