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(仮設)釣竿アンテナ + AH-4 実験結果 (2016/2/8 16:54:59)
前にも言いましたが、さほど期待もしていないアンテナである「釣竿アンテナ」。
しかしながら、アパマン標準装備と言えば、ミニマルチのAPA-4か釣竿アンテナかと言っても過言ではないこのアンテナ。
ぶっちゃけAPA-4の方が本体内蔵ATUでそれなりに使えるであろうから、いいかなーとは思いつつ、ほんとに釣竿アンテナってものは使えるのか?という立証実験をしてみたいというところから、大枚はたいてAH-4を購入後一度は設置したものの動作せずで、再検証を試みようも中々作業ができておりませんでした。
昨晩やっと家庭内の諸々の条件が整い、再度設置の後動作を確認しようとIC-706を接続しTUNEを押すと、明らかな動作音が!!!
ばっちり3.5~28MHz帯までSWRが1.1以下に落ちてくれるじゃないですか。
こりゃーすごい。
んでもって、受信っぷりを比較するにあたり
① MFJ製モビホ(2,200mmくらい)
② ①×2のダイポールっぽいやつ
③ Super Antena社 MP-1
④ コメット CHV-5
をベランダ手すりに固定とします。
①から④を7MHzで比べると、②>>③>①=④ ってな感じです。
①~③はモノバンドな分(③はコイル調整によりHF全カバーですが、運用上はモノバンド)優位なのもあるでしょう。
んで、釣竿はどうかというと、 釣竿>>②>>③
ってな感じです。びっくりしました。
はぁ、、、、これだけアパマンの皆様が絶賛する理由がわかりました。
ぜーんぜん違うなんてもんじゃありませんわな。
①③④だと多少違う程度のものだったり、送信の際に聞こえているものは何とか受信してもらえる程度の感じなんですけど、聞こえる上に同じくらいで届くんですからねぇ~。まぁ①、③、④も最近はさほど使っておりませんでしたが、段違いでびっくらです。
必然的に建物から離れる(エレメントが長いので)のもいい結果を生んだ事も違いありませんがね。
しかしながら、これだけじゃ面白くないので更なる比較を検討。
第2リモート送信所(札幌市南区)の20mH八木アンテナと比べてみようと。
第1リモート送信所と比較をするのを忘れただけなんですが(照)
ちなみに同一周波数を聞いて、Sっぷりを比べると大抵の信号はSが釣竿が1~3下がる程度で、両方ともしっかり聞こえます。当然八木と比べると指向性の絡みで簡単に比べることは難しいのはわかっておりますが、この程度の差しかないのであれば十分に実用範囲内でないだろうか?と思います。
1エリアの局長さんと7MHz50wでお声がけさせていただいた結果、共に59。
飛びも全く問題が無いようで、こりゃいいものをGETしましたわ。
当然、高さ(25mhくらい)とアース(手すりが完全アースOK)という条件もあるかと思いますが、設置に際し許認可を得られるのであれば釣竿アンテナは本当に「アリ」でした。
ただ、さすがに「釣竿」を常時ベランダから突き出しておきっぱなしというのは、景観上はもとより・精神衛生上共によろしくないので、使用しないときはベランダ内に収容出来るようにしておかなきゃならんですねぇ。
「使うときだけ、ロッドを伸ばしながら線を巻きつける」なんてのも見ますけど、わし的にそんな恐ろしく面倒なのはNG(笑)
手動で回転させるのも面倒っちゃ面倒だし、やっぱり同じこと考えている人は多いのですが、ローテーターしかないでしょうねぇ(笑)
ヤフオクで小型のローテーターをGETすることになりました。
なんだかんだでAPA-4を買えるくらいの出費になりそうですけども、APA-4より「面白さ」はあるかと確信できますし、気軽に3.5MHzに出ることが出来るのも魅力かもしれませんね。
更なる性能向上を望むのであれば、それこそ夏場限定で10mくらいのロッドの内側から銅線を固定して使うときだけ伸ばしてやれば、もっといい感じになりそうな気もしますわなぁ。14MHzが使えなくなるから、もうちょいと伸ばさなきゃダメでしょうけども、そういう感じで。
TS-940に釣竿、TS-930にモビホダイポール、FT-991には何をつなごうか、、、(笑)釣竿に同軸切替器を繋げておこうかなぁ、、、念のため。
だけどなぁ、、、AH-4をFT-991で使おうと思って有名な例のスイッチをつなげても動作しないんです。
SWRが高すぎるぞ、このやろーって時は10Wも出ない設計なんでしょうね、こいつ。
そのために別個に機材を用意するのも悔しいしなぁ、、、、
良案求む。
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