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ICB-880Tの周波数特性 (2016/2/11 20:14:46)
--自分の声に合ったリグに逢えたらラッキー--
■SONYと僕は相性が悪い
SONYと書くと誤解を生みますが、厳密には私のICB-880Tと相性が悪いです。
聞こえるんですが、飛んでかないんですよね。送信の了解度が悪いのもわかってます。
いろんな要因があると思いますが、なんとなく変調側の周波数特性を見てみることにしました。
■検証方法
外部マイク端子にファンクションジェネレータからsin波を入れ、リグのMODメータと実際の変調波形を確認します。
・マイク端子へ
・アンテナにオシロプローブをカップリング
■実験データ
・条件0
搬送波レベルの確認
・条件1-1kHz
まずは1KHZのトーンをリグのMODメータで100%付近となるレベルに調整し入力
(MOD)
(変調波形)
割れるギリギリです。ほぼ100%ですが、Vpeakが搬送波の2倍まで到達してません
・条件2-2kHz
次は2kHz。話し声の高調波成分分です。
(MOD)
1kHzと入力レベルは変えていませんが、メーターが下がっています。
(変調波形)
上記に伴い、実際の変調度も低下
・条件3-500Hz
男性の声の低いほうです。
(MOD)
もちろん、入力レベルは変えてませんが、レベルメーターは過変調だと言ってます。
(変調波形)
底付きして、頭も削れて割れてます。過変調です。
・イメージグラフ(笑)
こんな感じ・・。雑だなぁ・・。
■結果
これからわかるのは、低音がえらく感度が高く、高音は苦手ということ。
高音部分の変調度が下がると、その分こもって聞こえます。
だからと言って、怒鳴ってしまうと低音域で過変調になってしまいます。
ということで、適度な変調度を保とうとマイクレベルに気を使うと、高域が低下して明瞭度が低下するが故に、苦戦を強いられている ということになるんでしょう。
(バリ・バリ変調だと「迫力ある」と言われますが、弱いGWだとキツイと感じるのは私だけでしょうか?)
■工夫するなら
外部マイクを使用し、マイクアンプにて高域のプリエンファシス、ないし低域のディエンファシスをする。のがいいんでしょう。(シルバーイーグルなんて面白いかも)
さらには、過変調になるとひずみがきつくなるリグの様なので、ALC(マイクコンプレッサ)できっちり抑えて、マイナス変調を防ぐことが大事なのかな・・。
アマチュア無線と違って、リグの中をいじるわけにもいきません。
結局のところ、リグとオペレーターの声の相性次第、めぐりあわせ次第ですね。
なんて素敵な世界なんだ・・・
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