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<C4FMデジタル復調制御をさらに最適化>八重洲無線、FT-991シリーズの新ファームウェアを公開 (2016/2/15 21:30:32)
八重洲無線株式会社は2月12日、HF~430MHz帯オールモードトランシーバー、FT-991シリーズの新ファームウェアとして、メインファームウェアのVer.2.10と、C4FM-DSPファームウェアのVer.4.10をリリースした。同社によると「弱電界やマルチパスなど受信状態が厳しい条件下でのC4FMデジタル復調制御をさらに最適化」と「その他、機能改善と最適化」を図ったという。
2015年2月中旬に出荷が始まったFT-991シリーズ。2015年7月にWIRES-X対応となるメジャーアップデートが行われ、その後は8月下旬に外部GPS機器の接続に対応したファームウェア、11月11日に機能改善のファームウェアがそれぞれ公開されている。
今回2016年2月12日に新バージョンが公開されたのは、メインファームウェア(Ver.2.10)と、初となるC4FM-DSPファームウェア(Ver.4.10)で、「弱電界やマルチパスなど受信状態が厳しい条件下でのC4FMデジタル復調制御をさらに最適化」と「その他、機能改善と最適化」が図られている。なおDSPファームウェア(Ver.1.05)とTFTファームウェア(Ver.2.01)は従来バージョンのままとなっている。
★2月12日に公開されたFT-991シリーズの新ファームウェア:
・FT-991用 メインファームウェア
書込ツール YFSW021 Ver.0.01 & ファームウェア Ver.2.10
YFSW021_V0210.zip
・FT-991用 C4FM-DSPファームウェア
ファームウェア Ver.4.10 PCTOOL_V0410.zip
おもな変更点:
(1) 弱電界やマルチパスなど受信状態が厳しい条件下でのC4FMデジタル復調制御をさらに最適化しました。
(2)その他、機能改善および最適化を行いました。
なお、アップデートには市販のUSBケーブルが必要(RS-232Cでのアップデートには非対応)。無線機とパソコンをUSBケーブルで接続する前に、あらかじめ、使用するパソコンに「仮想COMポートドライバー」(Webサイトで公開中)をインストールしておく必要がある。
アップデート作業を行う際は事前にマニュアル等で手順を確認のこと。ダウンロードは下記関連リンクより。
●関連リンク: FT-991 各種ファイルのダウンロード(八重洲無線)