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【写真で見る】<測定を終えた22件はすべて新規格をクリア>JARD「スプリアス実態調査」の測定現場に密着!! (2016/2/27 11:30:50)
一般財団法人 日本アマチュア無線振興協会(JARD)は、さる2月8日から募集を開始した「スプリアス実態調査」の現状をWebサイトで発表した。それによると2月25日現在で300件を超える無線機提供(貸し出し)の申し込みがあり、そのうち220件が到着済みという。同協会では順次実測を実施しており、これまでに測定を終えた22台すべてが「新スプリアス規格」を満足していたという。hamlife.jpではこの測定作業の現場に密着した。
まずJARDが2月26日に発表した内容を抜粋で紹介しよう。
★スプリアス実態調査 ~測定を開始~
JARDでは、さる2月8日(月)から、JARL登録機種や初期のJARD技適機種のうち、ハンディ機及びモービル機、約400タイプの旧スプリアス規格の無線機について、実態調査を開始しました。2月25日(木)現在で約300件を超えるお申し込みをいただいており、誠にありがとうございます。お申し込みをいただいた無線機は、JARD事務局に順次到着しており、同日現在では約220件超が到着しております。
到着した無線機は、お申し込み内容との照合を行い、実測のできるものから順次開始をしているところです。取扱説明書、バッテリーや電源ケーブルなどが同梱されていない場合には、その準備などで実測開始までに時間を要しますので、スムーズな実測にぜひご協力をお願いいたします。
実測の体制としては、専門の測定員4名を配置し、電波法の較正を受け、技適・認証審査で使用しているスペクトラムアナライザー1台と、この実態調査のために新調した小型のスペクトラムアナライザー1台の計2台により、鋭意実測を行っております。実測の結果は、2月25日(木)現在で22件が終了しており、その22件(台)すべてが新スプリアス規格を満足していることを確認しております。
今回の実態調査では、新スプリアス規格である帯域外領域におけるスプリアス発射の強度(近傍測定:無変調)及び帯域外領域の外側であるスプリアス領域における不要発射の強度(変調をかけて測定)の両方を実測し、新スプリアス規格の確認を行っております。
なお、無線機のお預かり期間を2週間とお知らせしておりますが、このような実測の状況から2週間を経過する場合があり得ます。その場合には個別にメールにてご連絡を差し上げる予定ですので、今後ともご理解、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
では、hamlife.jpが撮影した、JARDのスプリアス実態調査と実測の模様を写真で紹介しよう。
JARDへ到着した無線機器は、まず内容物に相違がないかチェックを受け、受け入れ登録が行われる。「取扱説明書や電源ケーブル、ハンディ機はバッテリーの入れ忘れに十分注意してください」と担当者は呼びかけている
●関連リンク:
・スプリアス実態調査
~測定を開始~(JARD)
・スプリアス実態調査の実施について(JARD)