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RCサクセション「スローバラード」 (2016/3/6 6:46:03)
昨年NHK-BSで放送された「名盤ドキュメント シングルマン」を先日録画で見ました。RCサクセションは「トラジスタラジオ」や「雨あがりの夜空に」が1980年に大ヒットしてメジャーになりました。「シングルマン」はそれ以前のアルバムで、全く売れずに廃盤になっていたものです。
吉見佑子
という音楽評論家が、まだ無名のRCサクセションを絶対世に出したいとレコード会社と交渉して「シングルマン」は再販されました。RCサクセションは1972年に「僕の好きな先生」がちょっと売れて、ラジオで時々流れていたので、僕も名前は知っていました。1979年だったと思いますが、NHK-FMの「サウンド・ストリート」に彼女がゲストで出てきて、「絶対いい曲だから聞いて欲しい」とかけてくれたのがLPに入っていた「スローバラード」という曲でした。むせび泣くように歌う曲に圧倒されたのを覚えています。シンプルでとても心に響くというか、名曲だと思います。
忌野清志郎が亡くなって6年になるのですね。あの独特の声質がすごいですね。フォークギターとウッドベースというフォークグループとしてスタートしたのですが、オーティス・レディングなどのR&Bが大好きだったのだそうです。声を楽器にたとえるとギブソンの生ギターにヘビーゲージの弦を張って、ガツーンと鳴らした、みたいな声といった感じでしょうか。清志郎そのまんまですが(笑)。
清志郎の書く詞がすごく良いですね。詩人だと思います。この人は絵を描くのが好きなのだそうで、そういうセンスというのも曲に生かされているのかなと思います。ユーミンは武蔵野美大の出身で、ジョン・レノンやキース・リチャーズも美術を学んでいます。
清志郎について坂本龍一が非常に的確なコメントを寄せています。ほぼ同年齢の友人として、暖かい目線で、でもカリスマ視したりしていないところが良いです。40分ありますが、本題は14分ごろからです。
ではまた
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