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link こちらはサッポロ-RX178 無銭実験局運用中 こちらはサッポロ-RX178 無銭実験局運用中 (2019/12/16 10:37:15)

feed WIRES-Xってわかりにくい? (2016/3/10 18:53:05)
 先日もトカチAA180局から質問があったように、何となくWIRES-Xってわかりにくい感じがしますよね。
 私自身もそこまで興味は無かったものの、実際ノード局を設置するまで理解はあまりしておりませんでしたからねぇ。
 説明らしき説明もオフィシャルではよくわかりませんし。理解したいならノード局を立ち上げなさいよ、って感じすら受けます。

 ただ、ノード局ばかり増えてもしゃーないというか、札幌市内であれば十分にハンディー機でもWIRE-Xを利用できるようになっている環境にはなってきていますから、今度はしっかりユーザーを増やしていくための活動を、YAESUが主体となりやっていかなきゃダメだろ?と思いますわ。
 機械だけ売って終わらせてる感じがしてなりません。
 ユーザーも、買ったはいいけど実際どうすんの?これ?って感じになってますよね?

イメージ 1
 という事で、先日質問を頂いた事の回答も含めて、上の図を用いて説明したいと思います。

 とりあえずはVOIP(インターネット回線を用いた中継)接続で、やる気になったら世界中と交信が出来るよ、ってシステムです。
 イメージはD-STARと同じでよろしいかと思います。
 ユーザー(上図でいう、A~G局)が、ノード局(D-STARではゲートウェイでしたっけ?)等のVOIP網(無線機とインターネットを繋いでいるとこ)に接続し、指定している中継先のノード局に、自らの変調を電波で再発射してくれるシステムです。
 青線が直接電波で繋がっている箇所で、黄線がインターネット回線としております。

 とりあえず、ノード局(ゲートウェイ局)に電波が届けば、ネット経由で異なるノード局から自分の変調が送信されるって事です。
 これが、近所であろうがアメリカであろうが、ノード局同士がネットワーク上で「接続」されていれば、交信が出来るって事です。

 D-STARは、VOIPの接続先がリグに登録されている点で扱いやすいでしょう。D-STARの仕組みは一般的に認知されているかと思いますので説明は省きます。
 一方WIRES-Xは、VOIPの接続先(WIRES-XではルームID、もしくはノードID)が予め調べる必要があります。
 接続するノード局によっては、接続先を変更出来ないところもあるかも知れませんし、変更出来ても数分で自動的に戻される設定の所もあります。
 まずこの点がD-STARより「面倒」「わかりにくい」とされる点です。

 接続先一つでも、D-STARであれば「札幌」「千歳」等地域名で表示されるのですが、WIRES-Xでは接続先が「#20665」等の5桁のID表記となる為、直観的には扱えません。

 更に、自分がまずWIRES-Xの回線内に接続するノード局にしても、D-STARは機種によればGPSで最も近いレピーターを検索してくれたりしますし、上記の通り地域名が表記される為に「札幌レピーターに繋ごう」なんて感じで使えますよね?
 WIRES-Xでは、近くのノード局を公式HP等から検索し、実際接続出来るか試さなければならないのであります(苦笑)


 自分がA局で、①のノード局に無事接続出来たとします。
 D-STARの感覚で、さて大阪あたりと交信したいなーと思ったとします。
 D-STARでは、エリアCQと呼ばれるものに相当し「To」をタッチして大阪のレピーターを選択するだけで、札幌レピーターと大阪○○レピーターは完全にリンクしますよね?
 WIRES-Xでは、「ノードID」と「ルームID」というものがあります。
 ノードIDとは、WIRES-Xのノード局全てに与えられている固有のIDです。
 そのIDに接続する事がD-STARのエリアCQと同じと考えてOKかと思います。
 また、ルームIDですが各ノード局に「ルーム」を開設する権利が与えられています。
 一番わかりやすいのは、「ALL JA CQ ROOM」というのがあります。
 タイトルの通りでして、全国100局近くのノード局がこのルームに接続しております。
 接続しているノードがALL JAに接続している状態ですと、全国からのCQが聞こえてきます。D-STARでは接続したいレピーターが1箇所選べるだけですから、感覚的にはより広域に対してCQが出せると考えられるでしょう。
 上図でいうと、ノード局が100局あると考えてください。
 自分がノードの接続している状態で、電波を発すると100局のノードからも電波が出るって感じです。WIRES-Xの面白さはここにあります。

 また、社団局やローカル同士で1つルームを設置し、各ノードの接続先を1つのルームに接続なんて事もあるでしょう。
 いつか、「フリラ専用ルーム」なんて設置して(実はひっそり設置しておりましたがw)各地のフリラさんが集うルームを、、と思っていたのですが現実問題フリラの皆さんって絶対直接通信してなんぼ派が多そうなのでねぇ(苦笑))、全国フリラミーティング on WIRES-X なんてやってみたいですなぁ。

 そうそう、わかりにくい点がまだありますね。
 「接続」って言葉ですが、D-STARの場合は周波数を合わせるというか「DR」だったか押せばレピーターリストが出てくるので、とりあえずそれに合わせて、電波を発射しレピーターのレスポンスがあれば接続状態ですわな。
 
 WIRES-Xの場合「デジタル(C4FM)」であれば、接続したいノードが設置されている周波数に合わせて「X」キー(タッチパネルにもある筈ですが)を押すことで、自局から電波を発射、ノードに電波が到達し接続可能であればレスポンスが返ってきて「ぴぽぱぽっ♪」という音が鳴り接続完了となります。ディスプレイにも「Connect」と表示されるかと思います。機種によって異なるでしょうが。
 ただ、そのノード局が他のノード局と接続状態にあり、ずっと中継されっぱなし(ノードから電波が出っぱなし)という事もあります。
 その時にXキーを押したところで、接続は出来ません。
 ノード局は、YAESUのFTM-100DかFTM-400DにHRI-200という機械を付けたただけの物です。
 当然、ノード局から電波を発射している状態では、同じ周波数で「接続してくれー」と言われても、ノード局には聞こえないので接続処理が出来ません。

 D-STARもWIRES-Xもデジタル接続(D-STARはデジタル専用)の際には、対応機が必要となります。

 しかし、WIRES-Xはアナログ接続も可です。
 条件としては、ノード局がアナログ局である必要があります。
 また、ノードの接続先を変更しない(社団局用等で固定の接続先がある等)のであれば、何も問題はありませんが接続先を変更等の操作をする場合は、DTMFを送出できる環境が必要です。また、多くの場合、TSQかDCSの設定がなされておりますので、古い無線機の場合はユニット等の接続が必要だったりします。
 アナログ環境に於ける「接続」は、ノードまで電波が届くか否かだけです。
 WIRES-X対応機を買おうか迷っている方は、まずお近くのアナログノードにアクセスして試してみるのもアリでしょう。

 デメリットとしては
・デジタルノードが増えてきておりアナログノードが何となく減少傾向にある事
・デジタル通信同士では相手局のコールサインの表示がされるが、アナログは当然表示されない。
・デジタル局とアナログ局間はノード経由で交信が可能だが音質が低下する。また、デジタルノード利用局には、アナログノード局のコールサインしか表示されない。

 他にも機能的な事で多々制約はありますが、交信自体は出来ます。

 接続先ノード、ルームを探す場合は


 上記URLから検索をしてください。
 最上段の「City」をクリックするとアルファベットの昇順・降順を切り替えられますので、検索がしやすくなるかと思います。接続先ならば「Contry」(日本ならば都道府県)で良い感じもしますけども。
 どんな感じで運用されているのかワッチしてみたい場合は、前出の「ALL JA CQ ROOM#1」がよろしいかと思います。
 ルームIDは "#20510"です。

 デジタルの接続方法は説明書をご覧ください。
 アナログであれば、ノード設置周波数で #20510 と入力すれば接続される筈です。
 しかし、私設置の大谷地レピーターのノードは当該ルームは接続禁止措置を取っております。
 いくら誰も使っていないレピーターとは言えども、一日中ALL JAを垂れ流しはちょっと、、、って思った次第ですので。前にも言いましたけどね。


 また、以前質問があった件。
 片方の局は聞こえるのに、もう片方の局は聞こえない。ALL JAはそんな事無く互いの通信がワッチできたのに、、、という件。
 
 これは、次の図見て頂きたく思います。
イメージ 2
 ①のノードに接続中とし、A局=自局、B局=自局と直接電波が届かない局とします。
 両局ともハンディーホイップで運用、互いにノード局までは電波が届くけどAB間は電波が届かないって感じにでもしておいてください。

 ノード局自体は「レピーター」ではない事に留意してください。
 ここがD-STARと大きく違い、混同されやすい点です。
 ノード局は、自分で決定した周波数(当然バンドプランのVOIP、全電波形式の中で)に設定しております。ノード局自体普通のモービル機です。レピーター機能自体ありません。
 
 B局が①ノード設定周波数に送信中は、①ノードから接続中の各ノードに対してVOIPを用いて中継を行い、図の②~④ノードはB局の変調を送信します。その変調をA局が受信する事は図の状態であれば出来ません。

 もちろん②に接続しているC局が送信をすると、①③④のノードに変調が送られ送信されます。この時はAB局共にC局の変調は聞こえます。

 恐らくこのような状態だったのではないでしょうか?
 
 余談で且つ細かい話をするならば、電波形式的に「VOIP」と銘打った周波数ですから、直接通信をする為のところではなく、ネットを介して通信しなさいよ、ってとこですよね?
 A局から①ノードに繋ぐ行為は「VOIP通信をする為の行為」であり正当ですが、A局からB局に対して直接交信する行為はNGかな?と思えますしね。全電波形式のトコなら問題ないでしょうけど。

 長くなりましたが、結論から言うとwires-xの場合echo linkもそうですけど、ノードに対しての通信のみを行うのが原則と考えた方がよろしいかと思います。

 そして、私のブログを見て下さった上での質問となるとややこしくなる点がありまして、私の設備はレピーターにリンクしているノード局ですから誤解が生じるんですよね(苦笑)

 144.56MHz(JA8YFI-ND) はデジタルノードで、WIRES-X的にノーマルな設備です。今の説明通りの設備です。
 一方439.56MHz(JJ8LNX-ND)は大谷地東レピーターとは別のトコで439.56MHzに周波数を合わせて設置している④ノード=JJ8LNX-NDです。

 ④ノードは、大谷地東レピーター(439.56MHz)とリンクをしておりますから、当然D-STAR的な運用が可能です。以前もお話ししましたが、当該レピーターと休止中の439.32MHzレピーターはVOIPに接続し運用する事があるレピーターとされております。
 数年前には藻岩も大谷地もWIRES-IIの接続が可能だったりしましたしね。

 しかし、私が知っているWIRES-Xのレピーター接続ノードって自分を含め2局しかありません。(もう1局は4エリア)
 あくまで「例外」の運用方法と言っても過言じゃないんです(笑)
 でも実際出来るなら(レピーター設置者の許可・JARLでVOIP接続可になっている等の条件の可否)こっちの方が実際利便性が高いと思いやっとります。
 デジタル機じゃなくても、車両移動中でも、直接でもVOIPでも使える!って環境は決して悪くないと思うわけで。
 
 といってもですね、439.56MHzを経由したWIRES-Xの通信なんぞほとんど聞いた事ないですけどね(爆)
 私(439.56で運用)とJA8EFI(144.56で運用)が、ちょちょいとラグチューする程度ですからねぇ。どちらかと言えば動作確認ですよ、こんなんw
 何せ互いの送信周波数をワッチ(私が144.56、相手が439.56)しながら「ちゃんと変調乗ってますねぇ~」とかですからなw

 もっと皆さんが活用してくれることを期待はしているところなんですが。

 439.56MHz / 1292.16MHz は車に乗ってる時なら常時ワッチ状態です。
 現状コロコロ変わって申し訳ないのですが、札幌439.56MHzにWIRES-X経由で接続の際には、#20665に常時接続はしておりますが他の利用者が仮にいて違うノードアクセスをしていた場合、接続が出来なくなるので、ノードID#12858 で接続願います。
 1292.16は、普通にレピーターのみの運用です。あしからず。
 
 お気軽にお声がけくださいね~♪
 
 

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