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<2015年末で資格所持者は735,405人>過去最高を更新、増加し続けるアメリカのアマチュア無線人口 (2016/3/14 12:15:30)
アメリカのアマチュア無線は元気そのものだ。2015年も米国のアマチュア無線のライセンス数は増加の一途をたどり、同年末のFCC(連邦通信委員会)のデータベース上では735,405人を記録した。これは2014年12月末から1.2%(9,130人)の増加で、2007年以降は毎年アマチュア無線人口が安定して増加を続けていることを示している。
Joe Speroni氏(AH0A)が運営するWebサイト「FCC Amateur Radio Statistics」では、期限切れ後2年間の猶予期間にあるライセンスと社団局を除外した、米国のアマチュア無線ライセンス数を集計している。これによると米国のアマチュア無線人口は、10年前の同月と比較して約11%(72,805人)も増加した。
資格別で見ると、この1年間で最も増えたのはテクニシャン級で6,570人の増加だった。続いてジェネラル級が3,079人、エクストラ級が3,496人それぞれ増加した。2015年のアマチュア無線ライセンスの総数は、4月以降にややもたつきがあったが、7月以降は大きく伸びた。7月1日のジェネラル級の新しいクエスチョン・プールの導入が毎月の増加数にわずかながら影響を及ぼしたようである。
ARRL VECが行うアマチュア無線試験も2014年は7,216回だったものが、2015年には7,358回と増加した。しかし試験申込者の数は前年よりもわずかに下まわったという。
なお2015年12月31日現在、アドバンス級の資格所持者は47,850人、ノビス級は10,800人がFCCのデータベースに登録されているが、この2つの資格は新規の免許発給を行っていないことから、今後もその数は減少し続けるとみられている。(ARRLニュース2月28日 ※許可を受けて抄訳/(C)ARRL)
●関連リンク: US Amateur Radio Numbers Continue to Soar(ARRL NEWS)