無線ブログ集
メイン | 簡易ヘッドライン |
20160323 ICB-770等のゴムキャップ「修理」※再掲載加筆あり (2016/3/23 16:04:07)
ICB-770やICB-680等のSONY機に使われている端子類を保護するゴムキャップですが、現存する多くのリグでちぎれてしまったり、ちぎれかけている個体も多くICB使いには悩みの種です。こんな小ネタでももしかしたらどなたかの役に立つこともあるかも?と思いまして一年前の記事を再掲載させて頂きます。一部訂正と加筆しています。
写真:左の3つは補修した物で、
右はジャンク品から無傷で取り外すことに成功した根付きのオリジナル品です。
以下一年程前の記事の再掲載 ※一部訂正と加筆あり
前回はちぎれかけたICB-770のゴムキャップの接着でしたが、今回は完全に切れてしまったゴムキャップの修理をしてみました。しかもちぎれた蓋部分とリグに残った根っこの部分の断面が一致しません。
ゴム蓋のリグへの取り付け部分には2本の根が付いており、それがリグケースに開けられた2つの穴で固定されています。根の部分は反りが付いている上に接着されているので一度取り付けられると外れることはありません。強く引っ張って根を引きちぎって半ば無理矢理取り外しました。
ゴム蓋と取り付け部分の断面が一致しませんので、少し短くなりますが切れた両断面を直線にカットし直して接着します。でもそれでは弱くすぐに取れてしまいますので、ホームセンター等で売られている1mm厚のゴムシートを使って裏側から補強してみました。
今回使用した1mm厚のゴムシート(上の写真)。他にも防振や滑り止めなどシャックやモービル内で色んな所に使っています。
ゴム蓋と取り付け部分の裏側にゴムシートを貼付けるために、シートの厚み分のゴムをカッターナイフで切り取ります。切り取った後は#320くらいのサンドペーバーで粗しておきます。ゴムシートの接着面も同じく#320くらいのサンドペーバーで粗します。そしてゴムシートをカットしてアロンアルファで接着します。強く接着するように3分ほど硬いもので強く押さえ付けるか、万力やクランプのような物で固定しその後1時間ほど養生します。
はみ出たアロンアルファをサンドペーパーで削り落とし、接着したゴム蓋や取り付け部分、補強に使ったゴムシートとの段差や境目が気にならなくなる程度にサンドペーパーで削って仕上げます。
全体にサンドペーパーをあててマット仕上げに。接合部分は分かりますが、そんなに気にはならない程度には仕上がりました。現在、リグへは両面テープで貼付けてありますが、両面テープでは弱いのでリグへの取り付けもアロンアルファで接着すると実用上は問題ないと思います。
力を入れて反らしても大丈夫。
でも補強した分オリジナルより硬いので反りにくいDeath!
以前、同じ方法で修理したICB-680のゴム蓋は接合部分のギザギザが目立ってしまった。少し短くなり防水面での心配はあるが、断面を直線にカットして整合した方が見た目は奇麗に仕上がったかな。
↓2015/03/24の関連記事
↓2015/03/23の関連記事
execution time : 0.017 sec