無線ブログ集
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20160330 ICB-87Rでランチタイム運用 (2016/3/30 17:41:56)
どんより曇っているというか霞んでいるというか、PM2.5?花粉?春霞とはちょっと違うような煙たい曇り具合です。CMベース兼常置場所ベランダにて電池交換したばかりのICB-87Rでランチタイム運用。でもというかやはり今日も入感局はありませんでした。
各局様、よくご存知のSONY ICB-87Rです。
87Rといえば21世紀になっても販売されていた現状で最後のメーカー製CB機ですよね。ICB-87Rより前に発売されたICB-880やICB-790ではチャンネル制御にPLL方式が採用されていましたが、経緯はわかりませんが87Rではクリスタルシンセサイザー方式が採用されています。ICB-790の後継でほぼ同世代のICB-707もクリスタルシンセサイザー方式なので何か理由があるんでしょうね。
87Rって線が細くてシュッとしたイメージで、ICB-680のような無骨なスパルタンさはありません。持った感じも87Rの方が細身で手になじみます。でも87Rの長くて細いロッドアンテナをフルに伸ばすとナヨナヨして扱いに気を使ってしまいます。1枚目の写真でも分かりますがロッドアンテナはしなって釣り竿みたいに垂れます。実際ロッドアンテナを損傷している個体が多いようです。
我々には非常に見慣れたデザインですが、よく見ると変わったデザインですよね。元々は軍用機のデザインを模した所からスタートしてると思いますが、他の業務用ハンディ機やアマチュア無線のハンディ機のどれとも似ていない凄く特殊な進化を遂げた無線機ですね。
※AI46の私感です。
うちのシャックに有る個体はある資料によりますと、左が昭和63年(1988年)2月技適取得の初期型、右が平成6年(1994年)7月技適取得の後期型です。初期型入手に際しましては「かごしまSS167局」さんに大変世話になりました。後期型のほうがVol.にバリがあ
ったり、チャンネルセレクタが接触不良だったんですが、使っているうちに調子良くなってきました。
昭和63年の初期型は87R最初期の製品だと思われます。平成6年の後期型は十和田オーディオ製と思われる個体で、ロッドアンテナを全部伸ばしきると飛ばない等あまり評判が良くない後期型ですが、この個体は簡易電界強度計で見る限りはロッドアンテナを伸ばしきった方が電波は強く出てるようです。Es実戦でも使えていますので良いんじゃないかと。
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